やっぱり紙に書くと成功する

 心構えは形がないから忘れるけれども、行動は形として記憶に残り、忘れない。私がじつは密かに愛読するサクセスなにわの田中さんのメルマガ「成功への道しるべ」には毎号ハッとさせられる意義深いフレーズが書かれている。素晴らしいことを当たり前にするのではなく当たり前のことを素晴らしくこなすとか、ちょっとの違いが大きな違いを生むとか、そういう、まあ人類史のプロセスで蓄積されてきた叡智にちょっとしたエピソードを付けて短くまとめて配信している(無料)。
 私が一番気になるのはやはりなんといっても、夢や目標を紙に書くということだ。もちろん田中さんはそうすることを薦めている。田中さんだけではなく多くの人生啓発本でも目標を紙に書くというのは基本中の基本「技術」だろう。
 私は2004年の5月から行政書士の試験勉強をはじめてその月の10月に受験したが失敗。翌年、つまり2005年に再起をかけたがまったく勉強できずに受験すらせず。そうこうしているうちに試験科目まで変わってしまった(興味ある人はこちら)。行政書士試験の失敗の原因は、せっかく紙に書いた「目標」をも見せず本棚につっこんだままにしたからだと思う。ちなみに行政書士試験はけっこう難しい試験の割には受かってもそんなに仕事はないといわれている(まあ士稼業は一部超難関をのぞいては全部そうだけれども。まあ受験は趣味みたいなもの)。
 さて、試験合格という目標を紙に書いたのはいいけれども、ある時からそれが怖くて見ることから逃げるようになった。かなえられない目標を書いた紙を見るのは何となくイヤな気分になるものだ。おかげさまで試験には受かっていない。その紙も「2005年10月絶対合格」などと書いてあって、日付が古いままで非常につらいシロモノとなった。
 このイヤな気分はこの紙の「のろい」ではなかろうか(笑)。
 もう一つ、外国為替証拠金取引でも奇妙な体験をした。紙(実際はエクセルのシート)に、ある程度のスパンを持って、長期チャートから自分なりに決めた買い場とロスカットを書いておき、その通りにした取引はうまくいった。しかし、短期チャートを見ながら手に汗握る狼狽売りの繰り返しではすべて失敗。いくらで売り買いしたかも分からないほどの情けない、感情的な取引である。
 ずいぶん前に紙に書く成功法をバカにしたようなブログを私は書いた。しかし、短期間で紙に書くことの威力をこういうふうに何度も体験したいまとなると、それは取り消さざるを得ない。紙に書いたら最後、それを見続けて忘れず、小さな成功体験を地道に積み重ねていくことで確実にある一定の成果を上げられる───これは間違いない。この方法であるならば、当初かなり無理だと思うような大事業でも、きっとうまくできる。紙に書くという最初の一歩は、それだけ重いものになるだろうが、あとはできるだけ細かく刻んでこなしていけば、惰性で何とかなるはずだ。
 さて日々の仕事では私はマイクロソフトのアウトルックを愛用している。とりわけこのソフトの「仕事」が優れている気がする。もうこの「仕事」機能を使い始めて数年たつが、これまでに「終了」した仕事をたまに眺めて満悦するのである。もっともこの仕事にはあまり大きな目標は書かない。毎月一定の時期に繰り返される決まり切った仕事とか(定期的な仕事という非常に便利な機能がある)、細かくこれ以上は刻めないくらいに小さくしたタスクを書くようにしている。たったひとりで仕事をしている私にとって、アウトルックは上司であり、秘書であり、コーチである。
 成功体験はアルコール依存と同じだと、田中さんは書いていた。一度美酒を味わってしまうと二度とやめられない。成功体験の素晴らしい高揚感もまた、美酒と同じように、やめられない。
chikaさん、即レスありがとうございます! 読んでいてくれているんですね。うれしいです。
市川哲也
Alt-fetish.com
info@alt-fetish.com

「やっぱり紙に書くと成功する」への1件のフィードバック

  1. 楽しく拝見いたしました!
    今年も行政書士試験まであと150日ほどみたいですね!
    試験カウントダウンパーツがありました!!
    ブログを拝見して、自分の行政書士試験の時も思い出してしまいました・・・
    http://www.cg1.org/parts3/

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