お父さんはラバーフェチ

 ラバーフェチのお父さん。超レアなお父さんだと思う。たいてい、妻は無関心を決め込むだろう。子供は引いて恐ろしがる。
 しかしラバーフェチのお父さんにいわせれば、BMWじゃないけど、ラバーには「駆け抜ける歓び」もとい、「抜ける歓び」というのが確かに存在する。周りがどうこういおうと、それを楽しむ権利くらいは主張させてもらいたい。何しろお父さんは昼間は「まともな社会人」として一生懸命無理をしつつもがんばっているのだ。たまにガス抜きをしないととてもじゃないがこんなまともじゃない世の中でやってられない。
 黒いラバー。決して安いシロモノではない。何万円もして買ったものだ。それを身に着ければ自分のへなへなの身体が、みるみるうつくしく鋼鉄のボディをまとったマッシーンに変身する。
 そしてそれを着てしばし至福の時を過ごすのだ。なんども訪れる人生に対する賛歌。歓び、充実感。汗とともに体内の老廃物はあらかた排出され、終わったあとの心地よさといったらない。ラバーフェチでよかったと思う瞬間だ。
 最近、どっかの元小学校教頭(男)が、16歳の少年に金を払ってわいせつな行為をしたとして逮捕された。人間どこかに変態の芽を必ず持っていると思っている。その萌芽に対してどれだけ真摯になれるか。向き合って受け入れることができるか。
 その欲望の萌芽が変態性のみならず、児童ポルノ法違反のような犯罪性をおびるとなるともちろん話は別だが、ラバーフェチ程度であればどんどんやるべきだろう。そうしたことをしたいという欲望から目をそらしてはいけないと思う。
お知らせ 今日はみなさんの投稿に感謝の意を表して自分もやってみました。タイトルは思い浮かばなかったので「ある日」ということで、2つの画像をアップしています。ぜひご覧ください。なお、着ているものですが、Alt-fetish.comが協力している国産ラバーウェアブランドの試作品のキャットスーツ、ドイツのエクストラヴァガンザ社のブーツ、BLACKSTYLEのラバーリストグローブMサイズ、デマスクのデラックストラディショナルコルセット、BLACKSTYLEの首輪、Rubber’s Finestのラバーマスクでございます。うわー10万越えているわ。こわ……。
市川哲也
Alt-fetish.com
info@alt-fetish.com

お父さんはラバーフェチ” への1件のフィードバック

  1. 試作品のキャットスーツ、期待しています。
    でもまだ試作だけあってあまり綺麗ではないですね。
    腰のところがぶかぶかしていて余計にそう見えるのかも
    しれませんが。
    今後頑張って下さい。
    国内産の安いキャットスーツを待っています。

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