アルコールハラスメント

ASK──アルコール薬物問題全国市民協会によると、年々、特にアルコールによる急性中毒での救急搬送が増えているという。
このページによると、イッキ飲みというのはこのページによると人権侵害にあたるという。そして、仲間や同僚、後輩を飲み会の席で無理矢理飲酒させて死亡させたりすると、強要罪(3年以下の懲役)、傷害罪(10年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料)、傷害致死罪(2年以上の有期懲役)などに問われることもある。はやし立てるだけで傷害現場助勢罪(1年以下の懲役または10万円以下の罰金もしくは科料)となることもある。
筆者は大学入学と同時に複数のサークルに加入した。酒がまったく飲めないため、あらかじめ幹事長や先輩に酒が飲めないけれども大丈夫なのかと訊いてから新歓コンパに行くことにしていた。
おかげで無理強いされたことは一切無い。しかし、どうしても体育会系でがんばりたいという人は、こんな質問はできないかも知れない。というか、不可能だろう。
昔、知人で上智大学の体育会系に属している女性がいた。飲み会では、宴席の下座に、ゴミ袋がかけられた段ボール箱が置かれ、気持ち悪くなった人はそこに吐くのが習わしという。
彼女はそれをまるで鬼の首を取ったかのように偉そうに、この酒の飲めない私に語っていた。タバコを吹かしながら。もちろん、聞き上手の筆者も、さもすごいねーといわんばかりの賞賛に満ちた表情で驚きながら「へエーーーーー」などと相づちを打ったものだから、彼女の有頂天ぶりたるや手に負えない有り様。その態度がいまでも思い出すたびに吐き気がする。そういうものすごい修羅場を自分たちで勝手に作り出して、それで生き延びたことが、彼女の自信につながっているのは明らかだった。
そもそもこの世の中は、ちょっとしたことを知らないだけで、あるいは、ちょっとしたことをいわなかっただけで取り返しのつかない損失を招くことも多い。
ちなみにアルコール薬物問題全国市民協会ではタバコについても詳しくその害を紹介している。喫煙しながら飲酒するのがなにより楽しみだという人はぜひ一読して欲しいと思う。
もしあなたが喫煙者で、タバコを吸わない部下がいるのなら、たまにその部下に、「煙そっちに行っていないか?」と訊くだけで、あなたの株は大きく上がることは間違いない。
昔、国内の某アダルトショップに注文したラバーグッズがたばこ臭かったことがあった。Alt-fetish.comはそういうことはあり得ない。なぜなら喫煙するスタッフはそもそも雇わないからである。
Text by Tetsuya Ichikawa Alt-fetish.com