ギアフェティッシュ、古くて新しいフェティシズムの潮流

 3/11の地震で被災された方に心からお見舞い申し上げます。ALT-FETISH.comではお客様の何人かが被災地域におり、連絡が取れなくなった方もいらっしゃいます。また、非日常性志向の商材のため、日常が今回のように非日常的状態においては、需要がなくなるみたいで、全然売れなくなりました。一刻も早い復興を願わずにはいられません。海外の取引先からは心配する声が届いておりますことをこの場を借りてご案内申し上げます。市川哲也 拝
(以下本文)
http://www.alt-fetish.com/cnts/gallery/110317gearfetish2/index.htm
 この撮影のために、2時間近くかかって、レンタルフォトスタジオに搬入した足場パイプとチェーンで構成されるボンデージ設備、略して「ディシプリンギア」を設営しました。この設備は前回のメルマガで紹介した市川自縛写真でも使われたものです。
●Gear Fetish ギアフェティッシュ Vol.1
http://www.alt-fetish.com/cnts/gallery/110213steelbondage/index.htm
 さて、とってつけたようなタイトルで恐縮ですが新しい「無料」公開ギャラリーシリーズ、ギアフェティッシュの第2弾です。おなじみ、zeroさんが今回もまた、特別に本稿ギアフェティッシュの写真撮影に協力してくれました。
●zeroさんの前回のギャラリー
http://www.alt-fetish.com/cnts/gallery/zero/index.htm
 もともとギアフェティッシュとは、ラバーやレザー、金属といった素材の「装備」を身につけてその美しさ、かっこよさ、クールさを崇め奉ることをいいます。幼い頃に見たアニメ「マクロス」や、最近では綾波レイやガンツといったロボットアニメ、SF漫画からインスパイアされて感受性が発芽します。自分も、キャラクターが作品の中で身につけている装備を身につけて、ロボットを操縦して闘いたい。そういう欲求が変性し、いろいろ身につけてオナニーしたいというふうに(小さく)まとまってまいりました。
 ラバーや金属を身につけると独特のはげしい拘束感が得られ、私たちラバーフェティシストは次第に興奮のルツボへと化していきます。具体的なプレイ内容は、パートナーに、自分の意志では装着も脱着もできないような「装備」に身体を「ギチギチに」拘束されて、敏感な部分を電マなどの道具でいじくられまくるということです。もう声も出ないほどになっていて、動けば固くてハードな鎖や金属に身体がよけいに押さえ付けられ、それはもう紳士淑女の皆様どなたでも卒倒するほどのビジュアルと興奮が脳みそを直撃するという寸法でございます。
 ギアフェティッシュはトータルエンクロージャー、セカンドスキン、モータースポーツ、ダイビング、建築現場などの周辺領域の組み合わせや積み重ねによって達成される総合的なプレイになります。
 話を撮影に戻しますけれども、このzeroさんという方はとても奇特な方でとにかく道具には惜しみなくお金をつぎ込みます。普通の人や素人(zeroさんがぷろということではありません……)、単におっかなびっくりの興味好奇心を向けてくる似非フェチ野郎とはまったく違い、やってみたい、着てみたいと思ったら実現のために頑張って努力し、必ず実行するんです。フェティシズムからの強い衝動に押されてのことなので、勉学や仕事で目標を設定し成就するといった性質のものとは異なりはしますが、プレイ内容が高度で複雑化すればするほど(もちろんその方が高い満足を得られるわけですが)、事前の準備や投資額のボリュームは大きくなってきます。
 彼が今回購入したのはBLACKSTYLEのスリープサック、定価42,000円と同じくBLACKSTYLEのラバースレイブラー、鍵付き M/L 定価6,405円です。
●BLACKSTYLE 46030 Latex sleep sack
http://www.blackstyle.de/lshop,showdetail,1298617985-19931,e,1298618002-19979,,46030,,0Tsuche–sleep,.htm
 いずれもお取り寄せということで、二ヶ月近く彼は辛抱しました。まさに立派ですありがとうございます。お待ちいただき、本当にありがとうございます。
 そして、彼はこのスリープサック、大枚叩いて買った初めてのスリープサック体験を、この市川哲也のフォトセッションでためす事にしました。というか、1人ではこのギアは装着できません。当たり前ですね。蓑虫みたいに入ったあと、外側から四本ものベルトでギチギチに拘束します。仕上げの首輪は、南京錠が付いているため、もはや鍵がなければ誰も解けない、文字通りの完全拘束状態になります。スリープサックの内側には、腕を入れる細長いポケットが付いていますので、手はまったく動かせません。スライダーが3つ付いており、真ん中だけファスナーを開けることができるため、ここからペニスをのぞかせます。
 スリープサックに入っていただいたあとには、このメルマガ後半で再びリポートします。
 撮影当日の最初のコーディネートは革ツナギです。ゼロさん私物です。バイクも持っていないのにこれだけの装備をすでに持っていると突っ込んだところ、今度免許取るそうです。まさに筋金入り。本革のレザー革ツナギ、もう別に普通に革ツナギっていってしまっていいんですが、革感を出すためにあえて重複形容してみました。早速ツナギを装着したゼロさん。圧巻です。目の前にそそり立つのは、私の脳にフェチアプリをインストールした真犯人、革ツナギの峠のバイク乗りそのまんまです(表現が古くサ)。やはりバイク用にデザインされたブーツとグローブもかなりヘビーデューティーなギア感をたっぷり満喫できます。この格好で、バイクのまたがる姿勢が取れるように組んだ単管にまたがって、足と手を拘束します。
 着た後で持たせてもらいましたが、この革ツナギ、非常に重い。衣服としてはあり得ないほどの重さです。しかしこの重さこそ重要です。重い革ツナギを着てさらにそれに輪をかけて重いチェーンを身体に接続する。このぞくぞくするほどのハードさ、文字通りの重さが私たちフェチ魂の着火剤になるわけです。よね?
 革ツナギの撮影の後は、前述のスリープサックです。スリープサックに入る前に、ラバーキャットスーツに着替えました。本当は、革ツナギの下にラバースーツを着ていたかったのですが、革ツナギの下地のメッシュがラバーに引っかかって着ることができませんでした。ですので今回の撮影で初めてラバーキャットスーツに袖を通すゼロさんです。
 ラバーキャットスーツは革ツナギほどの迫力はありません。ですのでフルボディ・ハーネスを付けて、グローブとブーツはバイク用で決めてもらいました。おもむろにスリープサックに入っていただきます。このとき、足場パイプを直交に固定するクランプにラバーが接触しないよう、十分注意する必要があります。
 スリープサックは腕のポケットに腕を入れてから肩まで上げて、前のファスナーを着ますので、袋に入るというよりも、特殊な拘束服を着る感覚です。足元から上腕まで、等間隔に付けられたDリングに、付属のベルトを通してしっかり締め上げ、装着完了です。顔はもちろんラバーマスクです。BLACKSTYLEのLatex combi-mask 定価 47,250円を今回もコーディネート。このマスクは厚さ0,90 mm latexで、Dリングや目隠しの作り込みが、単管に負けない迫力です。目隠しされて何されるか分からない感もまた重要な要素です。
●BLACKSTYLE 40023 Latex combi-mask
http://www.blackstyle.de/lshop,showdetail,1298621634-28849,e,1298621644-28889,masken.masken_masken,40023,,Tshowrub–masken.masken_masken,.htm
 ラバーマスクの上からDEMASKのシングルインレット(販売終了)を付けて、チェーンを随所に接続してギアの装着が完了しました。電マを使って、亀頭や乳首といった敏感なところに、触れるか触れないかギリギリのところでじらしつつ、もてあそんであげます。ただし目的は、あくまでもこの雄姿の撮影。いって仕舞われては元も子もありますものの、あまりプレイはしません。
 そんなこんなでめくるめく快楽がゼロさんを何度も襲い、楽しいひとときはあっという間に終わりました。写真をご覧いただき、皆様もぜひ、ゼロさんに気持ちを寄せてお楽しみいただければ幸甚です。
 ギアフェティッシュという古くて新しい概念を、一連の撮影のテーマにすえて試みた撮影プレイ。いかがだったでしょうか? 最後に、おまけの画像を皆さんにご紹介して本稿を終えたいと思います。
 美しい女性ライダーが「ギア」を身につけてモータースポーツを楽しむ様子も、またギアフェティッシュの典型。以下の画像はモータースポーツに取り憑かれた女性がバイクにまたがったり、レザーのツナギを身にまとったりするリアルな写真と心境が綴られており、私的にかなりヒットしました。ギアフェティッシュの極みともいうべき珠玉の作品をどうぞご堪能くださいませ。うちとはなんの関係もない一般の方のサイトですのでご迷惑のないよう、あらかじめご協力をお願いします。
http://blogs.yahoo.co.jp/partial_to_sweets/folder/1012319.html
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文・市川哲也
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