ドクター中松のセックス方程式

ドクター中松はフロッピーディスクの発明者として有名な発明家である。東大を卒業し、発明件数はエジソンを抜いて世界一。一般人というよりも変人(ビザール人)である。そんな彼が、じつは「セックス方程式」というのを発明していたことを知った。
セックス方程式とは、次にあげる要素を項に持ち、これらをかけたり二乗したり割ったりして最終的に性感:Iを出す。
・男から女への愛情
・女から男への愛情
・顔の美しさ
・顔のマズさ
・身体の形の良さ
・形の悪さ
・女の感じる場所のムード
・前戯の仕事量
・性感密着度
・挿入後の運動時間
・挿入後の物理的刺激度
・皮膚感覚のあや
・性経験の長さ
セックス方程式を開発したのは、要するにどうすれば気持ちよくなるのかを普遍的に明らかにしたかったかららしい。そして最終的にはインポやセックスの悩みを持つ人の人生をバラ色にしてあげたいと思ったという。
さらに発明はこれだけではなかった。少子化が進むと日本は滅亡すると嘆き、我が国を救う発明として「ドクター中松ラブジェット」を発明。このラブジェットを使えば、どんな人でも前戯なしで挿入可能で女性も痛くなく、お肌はぴかぴかになりなぜか記憶力も向上するという。(参考文献『リボディ』ドクター・中松著)
残念ながら中松先生の方程式もラブジェットも、キャットスーツやラバーのグッズなどで著しく興奮が高まるわたしたちフェティシストには役立たずなようだ。
むしろ、そのほうがよかった。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com