ラバーはひとりで楽しむもの

 一緒に仕事(フェチ以外の)をしている仲間が、Alt-fetish.comでラバーキャットスーツを買う人に対して抱いているイメージが、現実とあまりにかけ離れているのに驚いた。
 彼のイメージとは、Alt-fetish.comでキャットスーツを買う人のほとんどはカップルで楽しむために買うと思っているようだ。男女比は半々くらいなものだという。しかし実際は違う。ほとんどは男性がひとりで楽しむために買う。男女比は9対1くらい、イヤ、9.5対0.5くらいである。女性は圧倒的に少ない。
 それに、カップルで楽しむ、というがそれも違うというのが私の印象である。キャットスーツはあくまで、男が、ひとりで楽しむためのツールだ。少なくとも私はそうしている。なぜなら、妻はラバーでは何ら性的なメリットが得られないからだ。そういう妻にラバーを着せるのは嫌がらせである。私はSではないので嫌がる妻に無理矢理云々というのは最悪のシチューエーション。かといって、好きこのんでラバーを着る女性と実際に絡むなど絵空事以外の何ものでもない。非現実的である。
 それよりも、いかにひとりで、ラバーから得られる、この甘露の味わいを歓び尽くすかを究明した方がよほど楽しいし手軽だ。もちろんこれは負け惜しみ、パートナーと巡り会うことができていない自分へのいいわけ、である。しかしそれはあくまで他人が私を評した場合の話で、自分では負けたとか思っていない。ひとりでしかできないのなら、それをまず前提として、そこからどう発展させるか。有限の人生で、制約条件をこなして、リターンを最大化することこそ、人類に与えられたこの英知の使い道にふさわしい。
※オークション、今回も大勢のアクセス、ご入札、まことにありがとうございました。人形関連では、Alt-fetish.comは今後、縁遠くなると思います。何よりショックだったのは、ペイントヘッドにまったく入札がなかったこと。がっかりです。まあそういう評価だったということでしょう。
市川哲也
Alt-fetish.com
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