弱い男性はロリコンか強い女性に支配されたいかのどちらか

 ライブドア広報の乙部綾子さんという人が、双葉社から書き下ろしエッセー本を出版するという。乙部さんの眼鏡姿がオタク族に大人気で、この本にはグラビア誌のような写真のページがふんだんに盛り込まれている。
 この人は一連のライブドア騒動で、いつも堀江さんの後ろに控えていてフレームに写り込んでいたから、知名度も高く人気も出たようだ。で、本を出したというのはそれはそれでいいのだが、この話で一番私が面白いと思ったのが、乙部さんの魅力を、アイドル評論家の北川昌弘さんが「弱い男性は、ロリコンか、強い女性に支配されたいかのどちらか。乙部さんは両方の要素を兼ね備えている」と「分析」したこと。
 「弱い男性は、ロリコンか、強い女性に支配されたいかのどちらか」
 すごいコメント能力の高さだ。弱い男性としては非常に気になるフレーズである。その、ズバリ言い当てられているというか。むしろすがすがしささえ覚える。もういちど。
 「弱い男性は、ロリコンか、強い女性に支配されたいかのどちらか」
 「弱い男性は、ロリコンか、強い女性に支配されたいかのどちらか」
 「弱い男性は、ロリコンか、強い女性に支配されたいかのどちらか」
 イヤーまったくその通りである。そして、筆者はもちろん、「強い女性に支配されたい」ほう。最高ですよ、強い女性に支配されるのは。ねえみなさん。そして、ロリコンじゃなくて、ほんっとによかったー。人に迷惑かけなくて済むし、それどころか相性さえあれば幸せな家庭生活だって思いのまま。私の家庭は円満ですが、奥さん、メチャメチャエバってマス。もちろん弱い私としてはそれが何とも居心地がよく安心だ。家庭生活にうまく自分の変態性をアレンジした成功例だとジフしている。
 さて、えー。ここで問題が。
 当の、乙部さんという人は、「強い女性」で、弱い男性を「支配したい」とか思っているのだろうか? それは必ずしも違う気がする。いや、あたらずとも遠からずカナ……。乙部さんがヒットしたのは、男がそういう妄想を投影する真っ白なスクリーンを備えていたからだろう。そういう、余白というか、人々の思い込みや欲望をうまくテコにして世間にアピールできる人がうまくいくんでしょうなぁ。
 たとえば乙部さんで私ならこう、妄想する。夜は堀江社長をメチャメチャにいたぶっているのである。もちろんラバースーツをビシッと決めてだ。その時だけは、ラバーマスクをかぶるためにコンタクトレンズをはめているのだ。アハア、ハアハア。
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今日はこれくらいで……市川哲也
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