「メディア時評」カテゴリーアーカイブ

NHK ETVの「ねほりんぱほりん」で心境複雑

先日、暇だったので録画しておいたNHK Eテレの「ねほりんぱほりん」を見ました。

内容は地下アイドルにあれこれを根掘り葉掘り聞くという話。

ラバーフェチ界ワイでも、最近、地下、というか、大深度地下のラバーコスプレイヤーが多数出てきてます。

結局、自分の体を使って物販したりチェキだったり撮影チケットだったりと、自分を商品にしての、「小商い」なわけです。

当然競争は熾烈になり、やりようによってはいろいろなトラブルを招きます。

仕事としては非常にハイリスクで、それでいてローリターン。本当に皆お金稼げていません。

でもなぜ彼女たちはあえてそれをやっているのか。そこがこの番組で少しわかりました。

「かわいい」と自分が注目されている状況というのは、何にも代えがたい快感があるというのが大きな理由のひとつです。そこに虜になると、彼氏も作らず、美しさの源である女性ホルモンを分泌するためにセフレづきあいまでして、ライブに行くわけです。

注意したいのは、「アイドル」と「撮影会モデル」はまったく異なるという点。

アイドルの方が、どちらかといえば積極的な作為が求められるし、もちろん歌やダンスといった技能も必要です。一方撮影会モデルは、普段は特にそのためになにか準備するという必要もなく、また不特定多数者の前に立つこともアイドルほどではないので、地味に稼げそうです。

それに、撮影会モデルの方が実入りがいいと思います。

ではなぜ、より敷居が低く稼ぎになりやすい撮影会モデルではなく、アイドルを志すのでしょうか?

それはたぶん、自分のルックスや歌の問題もあるだろうし、また、本当にアイドルになって将来は芸能界で仕事をしたいと志している人もいるのでしょう。

まああり得ないことでしょうがアイドルの方でもし、このブログを読んでいたら、ラバーに安易に手を出さない方がいいでしょう。歌って踊るにはあまりに無理な服ですし、ファンが離れるだけです。

忘れちゃ困る長期的問題を思い出すツール、ブログ

 先日WBSを見ていたが、いよいよ今年の秋冬にかけて、ゼロ金利が解除されるようだ。当該番組に出演していた元財務官と元日銀副総裁が言っていた。金利が上がると国債の金利が2%になり外貨預金の意味はなくなる、定期預金も1.5%などになる、その代わり借金しているサラリーマン世帯にはマイナスの影響が出る。
 政府としては次期政権においてなんとしてでもインチキ天下りシステムやジャブジャブ公共事業を維持したいので、増税をかましたい。そのためには金利を上げるなどすれば景気に水がブッかかったり、サラリーマンの武装蜂起が起こったりしそうなので、金利は上げてほしくないと思っている。もちろん政治家がなんといおうと日銀は金利を上げるときは上げる。日銀はあまりサラリーマンのことは考えていないからだ。借金の金利が上がっても、定期預金の金利はそれほどには上がらないにもかかわらず、定期の金利も上がるから平気だとかいう。
 この結果、サラリーマン、特に借入金がある人たちは今年末から以降、かなり厳しい状況に追いやられるのは間違いない。金利上昇、増税、そしてさらにいうと社会保障給付のカットなども追い打ちをかける。
 こうした中で家計を防衛する方法はひとつしかない。支出と借入を減らす、である。つまり子供を産まない。あと借入金は3年間は生活維持レベルの貯蓄できたら以降はできるだけ前倒しで返済する。
 過激なのがお好みの方は今すぐ会社を辞めて自営業者になることだ。もちろん収入は激減するので非課税世帯となることができる。非課税世帯はNHK受信料と国民年金と国民健康保険料(とあと年齢によっては介護保険料)以外は払わなくて済む。もちろん、税金も払いようがないので、自分の稼ぎの一部がジャブジャブ公共事業やうまい汁吸ってる政治家、インチキ天下り官僚天国へと流れずに済み、まさに心穏やか清貧の境地に至ることができる。注意して欲しいのは、ニートやアルバイトだとダメだということだ。ニートは親が間接的にやられるし、アルバイトは源泉徴収されて結局やられる。
 朝日新聞の2/17の天声人語。読むと心が荒んでくる。一言でいうと、ここ数年、天下り官僚のために、国家予算くらいの莫大な金が税金から流用されたということである。しかも合法に。私がもしサラリーマンだったらものすごい腹が立って、怒ったと思う。まあ思うことは東大卒とかの官僚や政治家がなんとまあウマイことしていることよと、彼らの狡猾ぶりにため息が出てくる。
 サラリーマンは日々の仕事に忙殺され、子供すら産めない。ましてや国の施策に厳しい監視の目を向けて何らかのアクションを起こすことなど望むべくもない。そういう時代が長く続いた結果、官僚や政治家にいいように搾り取られるだけの気の毒な「民」にすっかり転落した。もっとも、課税増や社会保障減はすぐにどうのという問題ではない。恐ろしいのが、じわじわと、そして確実に家計に響いてくるところだ。
 金利アップ、増税に限らず、短期的に一国民がどうこうすべきことはないのだが、長期では確実にやばいことになっている問題というのは数多い。ところが長期の視点というのは二酸化炭素排出量の問題もそうだが、なにかと忘れてしまいがちだ。新聞やブログはこうした忘れがちだが非常に重要な長期的問題を、しばしば思い出させてくれる働きをもっているのではないか?
 細かい話だが、中小企業を経営する同族会社の役員の給与所得控除の額を、その法人の課税所得にみなすなんていう「案」(ただし給与の額に下限あり)が昨年末発表された「与党税制改正大綱」に盛り込まれた。こういうのってなかなか気がつかない問題だ。
 また、ZilさんからTokyo Perveのイベントのお知らせメールが届いたので、さっそくALT-FETISH.comの更新情報欄に掲示させていただいた。決して忘れることのできない重要イベント。今週土曜日だ。都合が合う人は、ぜひ、出かけてみよう。
※オークション出品中
市川哲也
ALT-FETISH.com
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IT企業のクソな現実

 楽天、オーバーチュア、グーグル、ヤフー、ライブドア。名だたるIT企業たちだが、やっていることはクソ集め以下だ。
 まず、楽天。楽天市場の顧客がひとたび買い物をすれば、よほど注意して購読するのチェックマークを外さないかぎりは、最低でも週に3通のクソメールが届くようになる。2ショップ以上で買い物すれば毎日届くようになるのも「夢」ではない。そのクソメール(メールマガジン)ときたら、もっと買い物をさせるような陳腐なコピーでびっちり重い。私は楽天に、クソメールのチェックボックスはデフォルトでオフにするよう再三申し入れているが、出来ないの一点張り。購読するのチェックボックスを外し損ねるという、顧客のいかにもみみっちい失態につけ込んで、クソメールを送る「権利」をタダでかっぱらい、クライアント企業に売りつける、それが楽天の本質にほかならない。
 オーバーチュアとグーグル。きわめて分かりにくく、習得には最低でも数時間の「講習」が必要なサイト広告を運営するこの2社。気の毒な顧客はクレジットカード情報を握られ、メール一本で一方的に金を引き落とされるばかり(グーグルはメールすら来ない。なお引き落とされる額の設定はもちろん顧客ができる)。どんなキーワードを出せば「最適」な広告出稿となるかは、永遠に解のでないまさに地獄のラビリンス。資料請求やカタログ送付のために顧客を獲得するコストを、お互いに高めあう弱い同業者たちの墓場である。その墓守こそ、この2社なのだ。
 ヤフー。目を疑うほどの糖分を充填したソフトドリンク。子供の脳を破壊するゲーム。長期的展望にたって本来取り組むべき人生の課題からできるだけ長い時間目を背けさせようとする刹那的な娯楽。13年は持つほど耐久性能が高いのに、なぜか半年ごとにモデルチェンジされる環境破壊車。99%の人には無関係なリスクを「カバー」し暴利をあげる保険商品。そして、すべての人を地獄に「笑顔で」招待する消費者金融。ヤフーの広告主としていまやおなじみの企業が必死こいて売ろうとしている物やサービスである。昔の、検索サイトとしての名残であるカテゴリー一覧はスクロールしなければ表示すらされなくなった──。
 そして、ライブドア。何で稼いでいるのかと思いきや、M&Aとか、為替の証拠金取引手数料とか、そんなのばっかり。「もはやオペレーションを淡々とやるだけ。地味な話ですよ」とうそぶく社長の月収は1千万円なのに、株主たちへは2円の配当すら却下。(この原稿を書いている時点=2005年末には想像できなかったが、ライブドアは本日不祥事で東証で売買停止となっている)
 私は負け組代表として、せめてこれだけはやめてほしいと思い、楽天に、メールマガジン購読のデフォルトチェックを外すよう要望してきた。その慇懃無礼なる「ご回答」を最後に表示して終わろう。この慇懃無礼さこそ、IT企業の薄っぺらな本質を何よりも饒舌にいい表している。
「この度はメール配信につきまして、お手数をおかけいたしております。誠に恐れ入りますが、現在のところ、メールマガジン送信の選択をデフォルトでオフにする機能はございません。ご希望に添えず、誠に申し訳ございません。「楽天のメルマガ」「楽天ショップのメルマガ」等の配信を希望されない場合には、楽天市場の各サービスをご利用の際に、チェックボックスをオフの状態にしていただけますよう、皆様にお願いいたしております。
 大変ご面倒かとは存じますが、何卒、ご理解・ご了承いただけますようお願い申し上げます。 なお、この度いただきましたご連絡は、貴重なご意見として承りまして、今後の運営の際、参考とさせていただきたく存じます。ご意見、誠にありがとうございました。
 何かご不明な点がございました際には、ご連絡いただければ幸いでございます。今後とも、楽天市場をよろしくお願いいたします。」
───「何かご不明な点」って、あんた。顧客の不便をどうして「理解・了承」しなければならないのか、顧客としてこれにまさる不明なことはないと思っている。「連絡」はしないけど。だってこっちは「幸い」じゃないから。
市川哲也
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やっぱりLOHAS

今年を締めくくるテレビのニュースでやっぱり出ていたこの言葉、LOHAS。Lifestyles of Health and Sustainability、の略なわけだがこの「Lifestyles of Health and Sustainability」をいえる人はそう多くはないだろう。特に最後のSustainabilityがポイントなのだが覚えにくいかもしれない。
 サステナビリティーは持続可能性ということで、何もLOHASに限って登場したのではなく、それ自体として近年注目されてきた言葉だ。LOHASのなかでも核となるタームである。
 さてラバーフェティシストは、はたしてLOHASかどうか。間違いなくLOHASといえそうだ。LOHAS人間はどんな特徴を持つかというと、健康食品など身体によいものは多少高くても採っている、好きなことはする、環境負荷が高くない、地域社会でボランティアをする、自然由来の食品や自然になるべく近いもの(太陽光発電など)を好む、など。
 私の卑近な例でいうとまったくLOHAS通りのことになっている気がする(もちろんあざとい商業主義の小手先テクにアホみたいにはまってるだけという見方もあるが)。まず青汁を飲んでいる。ラバーは自然由来(ゴムの木)。セックスせずオナニーだけなので環境負荷は低い(そうなのか?)。地域社会でボランディアとまではいかないが会社人間ではない分地域にいる時間が長く、自治体コンシャスだ。ゴミの量をなるべく減らすよう毎日工夫している。その結果、まあ健康で地球環境に負荷をかけない、持続可能な人生を生きている気がする(自分で言っててプププ)。
 ラバーキャットスーツ着るのもLOHASといえば、何となく聞こえがよくなりますな。
 さて話が大きく変わるが年末年始帰省のポイントを。
1)インフルエンザ予防接種(@3000円)は帰省関係者全員必須
2)ウーロン茶、お茶はカフェイン含有のため子供がぐずる原因になる(寝たいのに眠れず機嫌が悪くなる)→水分補給は水か麦茶を
3)万が一誰かが体調を崩した場合は地獄となるが、その原因を帰省のせいにすると必ず政局となる(政局とは離婚など人間関係に大きな変動を生じる事態)ため、地獄と帰省の関連性については一切触れてはいけない
4)30歳前半で妻子持ちの場合、混雑する帰省のばからしさに嫌気が差すが、それを人生を考え直すよい契機としたい(が年明けになると忘れるので何かよい習慣をはじめよう、たとえば目標を紙に書くとか)。ばからしさを感じない人は結構。
5)地方から乗り入れる駅から自宅まではふだん使う電車じゃなく、タクシーを奮発して自分にご褒美。でも渋滞を避けるルートを自分で把握し運転手に指示できない人は渋滞にはまるおそれあり 今日はこれまで。
ヤフオク出品中です。ご入札をお待ちしております。
市川哲也
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今日の現代文

 東京都在住Aさんからのお便りです。「半年くらい前から***ようになりました。それまでアトピーで苦しんでいたのですが、これがウソのように症状が和らぎました。家族にも薦めたところ、ずっと便秘で悩んでいた姉もよく効くと喜んでいます。なんでも***のは癌予防やダイエット、各種アレルギーの緩和にも効果があるということで、本当に身体にいいという話です。PS.***ようになってからは屁がやたらに出るようになったのはうれしい誤算です(笑)」
 ここで問題です。***に入る言葉は次の5つのうちどれでしょう?
a.姉歯建築設計事務所に頼む
b.青汁を飲む
c.子供を運転席に乗せる
d.酒販協会から金をもらう
e.靖国神社へ参拝する
 aは当の建築士に、悪いことをしている自覚がまるで感じられないのが味わい深いですね。ほとんど手続きの問題だけ、ってなもんです。確かにそうなんです。聴聞が開かれて建築士の取り消しなど不利益処分が下ったらそれまで。あとは破産すれば賠償請求にも応じることができなくなります。本当に日本は加害者に優しい国ですね。マンションがこうしたインチキなプロセスで建てられて売りに出されるのは、全然驚くことじゃないと思います。不動産業界なんてホントろくでもない業界だと思います。
 b、青汁を飲む、これが正解です。普通に読めば解ける易問でした。青汁を飲んでやたら屁を放いているのはほかならぬ私でした。
 c、子供を運転席に乗せようが乗せまいが、どうでもいい話。運転士が首になるならないについてはもっとどうでもいいですね。あなたの人生にどんな関係が?
 dは酒屋自体が怪しいです。自治体の指定のゴミ袋や粗大ゴミシールを売っている。自分たちあってこその自治体なんだ、みたいな変な階級意識が感じられる町の酒屋。その協会がやることなんだから、まあこれも驚くほどではないでしょう。酒屋なんてどんどんコンビニになるかつぶれればいいんです。酒とタバコを売ってるんですよ。身体に悪い二大嗜好品を売っている。悪の手先以外の何ものでもありません。
 e。諸外国からは「小泉はヒトラーに詣でている」などと本気で思いこまれているようです。今後の日本の平和のため?国内右派勢力を懐柔するため?私が見る限り靖国詣でにそれほどの効果があるとは思えません。このアシは意味不明のマークを付けて最初から選択肢から除外しておきましょう。
※SALO、もうご覧になりました?
http://www.salo.jp/
市川哲也
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なぜこのブログが面白くないか

 フェチを期待しているのにそもそも経験値が非常に低く、フェチについて書けていないというところが最大の原因だ。やはり組んずほぐれつ経験豊富な人が書かないとダメだろう。しかしそんな人が丹念にブログを起こすというのはchikaさんのケースをのぞいては稀だ。
 私はAlt-fetish.com専属の「チンドン屋」。新聞を見てネタをパクってそれらしくまとめたり、日々の雑感をおもしろおかしく書いたりするばかり。そもそも私が自己完結的にひとりで書くことに目的や意義など存在しないからいいんだが。
 さて、将棋の羽生さんが『決断力』という本の中で才能について触れている一節を今日は紹介してお茶を濁そうか。
 なんでも才能というのは、続けることが非常に難しいことに一生懸命コミットして継続できる、そんな対象をもっている人特有の能力だという。なんでも好きなことなら子供は無邪気に何時間も没頭するだろう。そういう「好きなこと」があって、なおかつその対象にずっとコミットし続けて一定の社会的地位を築ければ、その人は才能のある人となれるんだ。
 ある社会学者が現代の若者気質のいちばんの特質は対象にコミットメントしないことだ、という指摘を15年ほど前に読んだ。コミットするとは、わかりやすくいうと子供が遊びに没頭するように、何かに「ハマる」こと。
 近年、ニートが社会問題になっているけれど、彼らもある意味コミットする対象を持ち得ていない人たちなのではないか。はまる対象が余りにも多すぎて、それにコミットしたところでその先の「事例」が簡単に情報として入ってくる(=たとえば会社に入った新入社員が上司の姿を見て自分も数年後にはああなるのか、イヤだな、みたいなこと)今日、何かひとつを選んでハマるということがとても難しくなっている気がする。
 そんな私だが、じつは最近急にはまりだしてすごい興奮していることがある。それは外国為替証拠金取引という名のギャンブル。どこまでこの円安が進むか。ユーロはどこまで下落するか。予測してエイッと賭けると当たったり外れたり。けっこう楽しい。
 ああまた今日もフェチ以外のネタで終わった。すいません。
※SALOのキャットスーツについて……生地が入るとすぐに消費してしまいどうにも追いつかないうちに11月に入ってしまい、値段も上がったようです。現在、サロ専用サイトを作っております。バリエーションも豊富に選べて、ただし値段はちょっと高め。乞うご期待。
市川哲也
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ウィルコムのW-ZERO3、iPod、ウォークマンAシリーズ

 日本語入力システムATOKをバージョンアップして最新の2005にしてはみたものの、たいして変わらないねー。それに引き替え、ウィルコムとシャープが作ったW-ZERO3はすごい。技術革新のたまもの、ATOKのバージョンアップの数億倍のインパクトがある。これPHS電話機にして、無線LAN対応のモバイルPCでもある。これでいよいよSKYPEでただの携帯電話できるのかなあ。どうなんだろ。SKYPEはインストールできるみたいだけれども……。まあでも、PHSでしゃべればいいんだけどね。なんてったって、ウィルコムは定額プランがすごくて同じプラン同士ならタダなんてコースもあるから(どこかのv社みたいに、家族だけとか恋人だけとかよく恥ずかしげもなくCM打てるよ)みんなをウィルコマーにしてしまえばいいんだよね。なお、このW-ZERO3がそうしたコースに対応しているかどうかは未確認。
 このW-ZERO3にはファンが多いらしく、こんな人も。私などこのジャンルは門外漢だから詳しく知りたければそちらへ。
 そうそう、ITガジェット貧乏の私としてはついに欲求を抑えることができず、iPodナノを買ったよ。appleストアで。妻が英語をやりたいというからリコメンドしたら購入許可が下りた。もっぱら妻使用だろうが家にこういうのがあるというだけで癒されるよ。
 なんでも海外の工場から出荷したからあと数日で届くとかいうメールがアップルストアから来た。一体海外ってどこの国?
 ところでiPodを買ってしまったあとになってソニーからこんなかわいいのが今月発売になるというのを知った。ウォークマンAシリーズ。MP3も再生できる。なんでもこのウォークマン、プロデューサーは33歳、デザイナーは30歳ととても若い人たちが作ったらしい。デザイナーはもともとアメリカのデザイン事務所で店舗やパッケージのデザインをしていた。それが帰国してソニーに中途で入社して、こういうものを生み出すに至ったわけ。形がとても丸っこくて、化粧品のコンパクトのようだし、思わず手に持ってみたくなる。それにこの色! 普通はこういう色はマイナーなんだけれど、あえてメインにこの色をもってきたのがどうもソニー、今回、かなり力はいってますな。iPodは入荷する前からもうこういう対抗馬を見るとなんか色あせて見える。イヤー欲望は無限ですな。
※サイトでソックスを販売はじめました。お得なオークションもどうぞ。
市川哲也
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土地フェチ

 近所の戸建てがある日、取り壊し工事が始まる。ほどなくして更地となり、「販売中」と大書きされた看板が立てられる。看板に書いてある不動産会社に、私ならかならず連絡する。
 普通、ここで連絡する人は稀だ。でも私は、必ず近所でそういうことがあれば電話して相場を聞くようにしている。
 今日も販売中の土地が見つかったので連絡先の某T社に電話。場所は中央線沿線、新宿まで30分程度の、駅まで徒歩8分の、広い道路に面した、通勤にも通学にも至便の、文教地区の40/200の、更地所有権、南側日当たり良好の、そんな素敵な土地である。それが「販売中」とあるのを見て、欲しくならないわけがない。
 これだけ広い土地があればどんなに素敵な家が建てられるだろう。趣味で買い集めているたくさんの建築雑誌に掲載されたさまざまな家、それも一流建築家の設計の、が走馬燈のように頭をめぐる。その家での、楽しい暮らし。夢のような毎日。ああ、土地が欲しい。
 というわけで、(ちょっと無理矢理だが)土地フェチの私。値段を聞いて驚いた。土地の広さ、85ツボ(ぎょえー、イヤな予感。広すぎだ)。
 坪単価160万円。
 でた。たたたたたたたた、高い。公示価格よりもずいぶん高い。
 で、電卓登場。でました。総額、13600万円+不動産会社に別途414万円の仲介手数料で、しめていちおくよんせんまんえん。
 ……。
 いなげやで買ってきた78円の「おいしい珈琲」(メグミルク)の紙パックを持つ手に冷たい汗が流れ出る
 イヤー、これこれ。この高揚感。いくらかな?いくらかな?ドキドキ。エーそんなに高いの?ギャー。まさにジェットコースター。
 以下、営業マンに聞いた話。
・取り壊し中も問い合わせ一件あり
・1ヶ月後に3分割して分譲戸建てにして処分
 はあ。85÷3=28ツボ。トホホ。それでも4533万円。上モノもあるから6000万から7000万だ。こんな小さな土地と家にこんな金払ったら絶対不幸だ。土地は広くてナンボ。不動産会社がこうして不幸を量産するんだ。ああ不幸。世の中不幸だらけ。理由は土地をこまかーく切って、不幸サイズにピッタリの大きさに切り裂いて、小さな家にゴミのようなプレハブ戸建てを乗っけて売りさばくからだ。土地付き分譲住宅こそ、日本人のすべての不幸の源であり、すべてである。
 私は、そんな不動産会社からこの土地を救いたい。そして日本の不幸を減らしたい! ああ救いたい救いたい。そのためには金が要る。莫大な金が。幸せを作るための金が。
 まそれはそれ。
 都心ではバブルが起こっている。90年のバブルとは違い、土地の収益をきちんと計算したファンドが買っているという。しかし、なかには採算が取れないほど高くなった土地が回転売買されるなど、早くもババ抜き投資ゲームが勃発しているところもあるらしい。きちんと開発したりビルを建てるキャパシティのない会社は土地を買えなくするなど、行政の規制が必要かもしれない。
 アメリカはどうなんだろう。
 グリーンスパンというFRB議長(すごいね、18年もやってたんだ)が交替することになったらしいが、彼を悪く言う人は経済を住宅投資で支えたなんて言っているらしい。実際一部の住宅地では、アメリカ人の平均年収の3倍以上する住宅もあるという(全米平均は2.2倍)。しかし今年になって住宅バブルに変調が見られるって。たとえばローン破産件数が過去最高になったとか、売り出しの家に買い手がなかなか現れないとか。住宅バブルの終了=アメリカ景気好調の終焉ということでよくない。まずい。カリスマ議長も退任するし。どうなるんだろうアメリカ。
 「おいしい珈琲」もすっかりぬるくなってしまったことだし。ラバー着てオナニーでもするかって、ああ着る場所がないほど狭い我が家だった(泣)。
市川哲也
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改憲9割に迫る衆院の驚愕

 憲法改正に賛成する議員は9割。消費税増税に賛成する議員は7割。今回の総選挙で衆院はこういう割合になった。
 福島さん(社民)が繰り返しいっていた。「社民党が議席を増やさなければ、憲法九条はなくなります」
 今回自民を選んだ多くの国民。なくなってもいいのだろうか? 9条が。郵政があったから多少はかすんでもやむを得ないと思っていたが、自分たちの憲法を、変えてもいいと思っているような輩に票を入れる「国民」がこれほど多いとはどういうことだろう?
 この国の平和と民主主義と人権を根底から支えている憲法。これを変えるということが意味するのは端的に言って次のような事態だ。
・世界中で起こっているブッシュの戦争に貧乏人から順に行き、大義(ほんとうはアメリカの大金持ちのエゴ)のために死ぬのも当たり前の事態
・政府、与党が自分たちの都合のいいように非政治家・非官僚を管理統制できる事態
・所得格差、希望格差がますます進展、固定化して、そのための社会保障コストを消費税で支払うためにモノやサービスが異様に高くなる事態
 つまり改憲とは詰まるところ国民にとって最悪の事態をもたらす。だから、今回の衆院選の結果、改憲派がたくさん選ばれたということは、国民の多くがもはや「マゾ」化したかまたはある種のリテラシーが著しく壊れちまっているとしかいいようがない。
 憲法を変えることがどれほど危険かを、とにかくひとりでも多くの人に知ってもらい、将来ヤッテクルかも知れぬ国民投票のときに間違わないようにいまからがんばる覚悟である。まずはこういうサイトがあるからぜひ見よう。さらに、今回の選挙の総括としてうまくまとまっていたので、社民党のサイトから引用する。「この選挙戦、小泉首相と与党は郵政民営化の是非を問う国民投票だとして、空洞化する年金制度の将来、サラリーマン増税や消費税の値上げ、そして憲法改悪などの重要課題を争点から隠し通してきました。唯一の争点とした郵政民営化についても、公社職員には税金が投入されていないにもかかわらず、職員を民間人にしなければ「重税国家」になるなどの「マヤカシ」を押し通してきました。与党が過半数を大幅に上回る議席を得る結果になりましたが、社会保障の破壊、増税や憲法改悪などの重要問題を徹底的に隠してきた小泉内閣の政治が、有権者の皆さんから手放しで信任されたとは考えておりません。過去最大に広がった所得格差の上に、増税と負担増で次々と暮らしを疲弊させていく政治。雇用や社会保障制度を壊し、将来不安を募らせるだけの政治。そして米国に言われるがままに自衛隊を海外に派遣し、やがて武力行使を可能とする憲法9条の改悪を目論む政治。これら小泉内閣と自公連立政権による「平和と暮らし」の破壊を何としてもストップさせるため、社民党は国会の内外で、さらに奮闘していきます。」
 Alt-fetish.comはこのフェティッシュジャーナルを通じて今後も護憲を訴え続けていきたい。そして読者が政治に対して盲目にならぬように訴えを続ける。今回の選挙ではいかに、国民が簡単に自民党のウマイまやかしにコロッと逝ってしまうのかを如実に示した。保守政治家の本当の狙いにつねに用心深く注意してみていないと、本当にアホな時代へとさかのぼってしまうのである。そうなったらみなさん、キャットスーツなんか言ってられません。
 さて憲法力という本では、憲法を変える変えない以前に、政治に参加する力自体を持つ必要があるんじゃないのか、という問題提起がなされている。国民にも政治家にも憲法をいじくる力がないままに、事態はどんどん改憲へと突き進んでいる。これがいちばん危険であると、著者はいう。私も同感だ。しかし著者のように政治家や国民にそんな力を付けるなどもはやファンタジーなので、それなら憲法は変えない、絶対に変えない、それでいいと思う。
変態セクターにおける護憲派代表、市川哲也
info@alt-fetish.com
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今度の選挙の本当の争点

 9・11。国民に信が問われる衆議院選挙。郵政民営化云々が私の中ではホットなテーマであった。しかし、戦後60年の節目の昨日、よく考えてみた。本当の争点は、憲法改正なのではないか?
 私は一貫して自民党や民主党による憲法の改正に反対している。なぜなら、一度変えることを許したら最後、絶対に盛り込まれるに違いない、改憲の条件緩和によって、その後はどんどん国のイヤな側面が露呈してくるはずだから。
 大江健三郎は朝日のコラムで沖縄の集団自決を例に挙げ「国民に死を強制する国家が、ジッとこっちを見ている」感じ、それがいまもってなおあるというように現代の国家権力を表現した。そのコワい国家から国民を守っているのが憲法、にほかならない。毎度のことだがそこを勘違いしちゃいけないし、それこそが憲法の最大の役割である。だから絶対に変えちゃいけない。変えやすいように変えられてしまったらもうオシマイだ。
 ドイツといえば、私ら変態がどれほどお世話になっているか分からない。私は英語でドイツ人と「暑いね、アイスがおいしい季節だね」「子供が熱を出してたいへんだったよ」などと会話を交わす。まったく普通の市民であり、隣人である。それが、つい60年ほど前には、ユダヤ人をものすごいえぐい方法で虐殺した。ドイツは過去を克服することをテーマに、この戦慄の歴史を決して忘れることなく語り継いで平和に貢献しようとがんばっている。ベルリンの一等地にホロコーストの記念館のようなものを最近も建てたらしい。
 日本はどうかというと、過去のひどいことはなかったことにして教科書からもいち早く消し去り、戦争をする「自由」の獲得をどうやらめざしている。しかしその自由というのは怪しい、危険な香りのする自由である。有事関連法案でも、国民の自由はある程度制約を加えてでも、金持ちや議員連中の自由は守るべきだ(そのためには戦争もやぶさかではない)みたいなことになっている。
 ここ数日で、あの戦争についてのいろいろと細かなディティールが戦後60年を記念してマスメディアに登場した。基本的には日本人がいかに苦しんだか、みたいな話である。当然だ。金を出すスポンサーは日本企業で、消費者に番組を見てもらってついでに自社商品を買ってもらうことでやってるんだから。気持ちよく番組を見てもらわないといけない。
 したがって気持ちよくない話題、憲法が変えられようとしているから守らなきゃならんとか、そもそもどうして戦争が起きたか、みたいなところはあまり丁寧に報道されない。私は世の中の仕組みのほとんどは法律によって決まっていると信じている。その法律を金持ちがよってたかって都合よく変えてどんどん所得格差、いわれているところの希望格差社会が出来上がりつつある。
 その世の中の方向性、仕組みを決める法律を作ったり変えられる特権的な身分は国会議員だが、肝心の議員はいま茶番に夢中だ。郵政民営化など茶番に過ぎない。本当の連中の狙いは、本当の争点は法律、憲法をいじくって、どんどんやりたいようにやろうという路線が果たして維持できるかどうか、である。だから自民でも、自民と同じ民主でも、どっちになっても同じである。この路線は、戦後60年たってもまったくかわらない、それどころかどんどん強化されている。私ら変態はそもそも平和と自由が憲法に保障されていないと絶対に生きられないとおもうがどうか?(少なくとも郵便局が民営化されようがされまいが変態には関係ない) 憲法をいじくろうとする連中に政権を渡す愚だけは避けねばならない。
九条の会の会員が立候補すれば投票する市川哲也
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さおだけ屋、フェチ界の隆盛、小泉自民

 くそー。若い著者である。しかも文系を出て一般企業に勤め、そのあと資格で一念発起し本を出してベストセラーを決めるという私が幾度となく夢に描いたライフコースだ。うらやましい。『さおだけ屋はなぜつぶれないのか?身近な疑問からはじめる会計学』 山田真哉さんという人が書いたこの本はとてもよくできた会計の教科書といえる。
 私は簿記の素養があるので金持ち父さんの本にしてもこの本にしても、会計マジックに多大な期待を抱かない。金持ち本やこの本に書いてあることはしごく当たり前の、昔からなにも変わらない方法を、エピソードと一緒に列挙しているだけだ。ただ会計なり簿記なりをおもしろおかしく本に仕立て上げてベストセラーにしてしまうところが著者のマジックだ。私はそっちの方に関心がある。
 さて、サイトだが今日はとてもクールなサイトの作り手から投稿があったので紹介しよう。こうしたビザールイメージの担い手がどんどん登場してくれることで、このジャンルも活気づくのである。
 また話題がさっさと変わるのだが、今度の選挙について。ちょっと悩んでいたんだけれども、今度ばかりはやはり小泉自民党に入れざるを得ないかも知れない。今日の朝日の朝刊では一面では小泉をけなしていたけれど社説では民営化の必要性を強く主張していた。
 小泉は民営化に異常に執着してそれだけしかやらなかった。もし小泉以外の人が宰相になれば、民営化の話はもとより、構造改革(官から民へと、財政再建)の機運は失われてしまうと思う。小泉は竹中平蔵や猪瀬直樹を使ってこれまでにない手法で改革を進めてきた(ように見えなくはない)。こんなダイナミックな改革ができるのは私にはやはり小泉しかいないように思われるがどうだろうか?
 小泉は靖国にいったりなんだりとなにかと右寄りなので嫌いだが、全然ダメな民主とか箸にも棒にもかかわらないほかの野党とくらべると、この貴重な一票を投じるのにやぶさかではないということである。特に野党の中でも民主党はあり得ないくらいにひどい。憲法の改正を企図していたり、郵政民営化に反対していたり。野党としてあり得ない。おそらく歴史に名を残すほどひどい野党と思う。ただの政治家ごっこだ。それにくらべると、郵政民営化、私も覚えてしまったこのフレーズ、「民間にできることなら民間にやらせる」ことにフェティッシュにこだわる小泉が百倍増しに見える。
 従来のような保守対革新、右対左みたいな対立のわかりやすい構図がなくなり、争点が非常に矮小化してきた。ひとつひとつの問題が時間の流れとともに深く根を張って専門化した。
近くの郵便局で初老の男性が局長に説教していたのを目撃した市川哲也
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郵政選挙、私ならこうする

公務員を減らそうとか、郵政事業を民営化しようというのには大筋賛成だ。ただ、小泉自民党は靖国にいったり、憲法をいじろうとしたりととんでもない悪党である。だから、郵政民営化して公務員を数十万規模で減らす覚悟のある政党で護憲というのが理想だがそんな政党はなさそうだ。
 悩ましい衆院選、9/11が投票日である。おそらく私は平和護憲の公明党に入れるかも知れない、いやそれはうーん、やっぱしまずい。やっぱ棄権するか当日暇なら共産かな。棄権=共産と同じだから(笑)。
これだけ騒いで棄権しづらい市川哲也
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「日本の」アップルミュージックストア登場

 ブツブツ文句ばかり言っていたらきっと全体ではかなり声が大きくなっていたのだろう。今日からアップルミュージックストアが日本のアップルサイトでオープンした。さっそくIDを使って曲を買おうと思ったら、私のIDではYour Billing Information Has Been Changed.iTunes以外のところで請求先情報を変えたでしょダメだよ、といわれてそれっきりそのIDではまったく曲が変えないどころかサインインもできない。どうしてもアメリカのアップルストアにサインインしてしまう(日本のアップルに電話したがもちろん解決するはずもない「MusicStoreについてはまだ私たちのところにも情報が来ていないので分かりません」)。別にいいんだけど。まだプリペードの残高が残っているから。
 アメリカのと日本のでは、微妙に違う。日本のほうがやっぱり少ないジャンルも存在する。もちろん、田村英里子は日本でしか変えない、そういうのもある。しかたないからわざわざメールアドレスを日本のMSで買うためだけに作ってサインインに成功。曲を探すことにした。
 やっぱりSMAPとかサザンとかがない。それに人によっては値段が200円とかする。例によって非常に納得行かない気分になってきた。
 カルチャーを売っているからダイソーみたいに何もかも100円にしろとはいわないが、音楽事務所やレコード会社によって曲を出さなかったりするのはどうなのか。やはりまったく小売業者として消費者の利便性を無視している。日本の音楽業界の腐れ具合がまだまだ残っているという印象だ。カルチャーの作り手と、小売業者、どっちが偉いかといったら、一番エライのは消費者、次に小売業者、最後が作り手だと思う。本だってそうだ。一部のエライ作家は除いて、消費者、→取り次ぎ→版元(出版社)という順序で部数は決定される。初版刷り部数でその作家が食えるか食えないかが決まる。作家が本を、いくらで売ってくれなどという権利はまったくない。
 音楽の作り手は作る環境においてゴージャスなスタジオ、海外録音、高額な報酬など、少しもらいすぎじゃないのか。楽曲を欧米並に一曲全部100円で売るという消費者のビジョンを、作り手、事務所、小売りが深く共感して、そのために音楽を作るおおもとのところから変えないとダメだろう。もしそうした消費者の意向を無視し、私利私欲の拡大に走るのであれば、ミュージシャンや著作権者はもはや道路公団と同じである。
 今日はまだソニーミュージックエンタテインメントが未参加だというがこれはmora.jp、ミュージックウォークマン陣営(ATRAC3陣営)の代表選手だから当たり前だろう。結局ファイルフォーマットの争いになっている。前回書いたようにATRAC3は消費者をバカにしたくそバカなファイルフォーマットで、今回のアップルミュージックストア(こちらはCDに焼けるファイルフォーマット(MP3))の登場により、早晩閉鎖を余儀なくされるに違いない。
 ITの進展は文明開化と同義、消費者に広く、安く音楽が手に入る流通環境がアッという間に整ってしまった。既存・新規問わず、国の内外を問わず、プロアマ問わず、数百万曲というとてつもない競争に音楽業界のすべての関係者が今日から曝されることになった。この競争の圧力は、自分たちが企図して作ったものではなく、アップルというなんの関係もないコンピュータメーカーが作ったものでまさに外圧。外圧による変革を余儀なくされている。この大きな時代の変革の中で、日本の音楽業界にいま差し込んでいるのは斜陽以外の何ものでもない。
小売りスタンスですから市川哲也
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ケチで前近代的な日本の音楽業界

 恋のマイヤヒーという、O-Zoneの曲。欧米で4000万枚を売り上げたというとてつもない「変態」曲である。何が変態って、一回聴けば分かるが、人間の脳味噌を直撃する「マイヤヒー」という裏声の雄叫び、あり得ないほどわかりやすい旋律。ところがこの曲が、iTune Music Store(米)で買えば0.99ドル。日本で、プリペードカードで買うと、だいたい160円、mora.jpという国内最大規模の楽曲ダウンロード販売サイトで買うと、210円。値段がバラバラなのである。
 最後のmora.jpだと、ATRAC3というファイル形式でダウンロードすることになるのだが、これがMP3と違い、ひどいことになっている。ダウンロードしたファイルを最初に保存したPCまたは、ソニーをはじめとする一部のオーディオメーカーが出しているアホなキカイ(つまりハードディスクにしては割高なキカイ)でしか聴くことができない。さらにあきれることに、ATRAC3ファイルは、2台のPCでは同時に聴くことができない。ただコピーしただけでは全然ダメで、それを専用のアプリケーションで復元する必要があるのだが、その復元の過程で、すでにそのPCに入っていた別のATRAC3ファイルは聴けなくなってしまうのである(たぶん)。レコード会社や音楽事務所などによって、CDに焼けたり焼けなかったり、別の音楽再生端末にコピーできる「回数」が違ったりする。さらにいえば、mora.jpには日本を代表するサザンとか、山崎まさよし、SMAPが入っていない。
 結局まだまだ業界はわたしたちにCDを買ってくれということだよ結局。ITの全知能を動員して、必死こいてATRAC3というバカげたファイルを考案し、CDに焼いて汎用できないようにしてある。アホか。もったいない。技術をそんな自分たちのエゴを守るために使うだなんて。ケチで前近代的な、腐れ業界、乞食連中の集まりだな。自分だけ儲けようとしている。自分さえよければいいと思っているんだ。もっとも音楽の癒しを必要とし、音楽を愛する、とりわけ未成年者やニートはそもそも音楽が買えない(クレカが必須だから)。よってたかって、わしら消費者の小銭=パイの奪い合いだ。メーカー、著作権者、管理団体、国、一円でも損しまいと必死である。アメリカの0.99ドル、しかもMP3に比べてひどい有り様だ。はずかしい。
 アナログで出力して、アナログ入力を録音できる機器があれば最終的にPCで何らかのファイルにしてディスクに焼けるから、私はそうすることにする。もっとも聴くのをやめりゃいいんだが。
 ただ誘惑にはかなわない。昔好きだった(恥)田村英里子のアルバムがmora.jpでは全部ダウンロードできる。まあいまは当面、楽曲ダウンロード販売が始まったばかりだから仕方がないのかも知れない。今後、日本のあらゆる曲がiTune Music Storeと同じような水準で売られることを願いたい。
 もっとも友人がやっている「交換」も選択肢のひとつではあるが……。でも品揃えがいまいちなんだよね。ちなみに私はmora.jpでは中島美嘉の曲を何曲か「買い」ましたよ。けっ
音楽は、ストレス社会の抗ガン剤by市川哲也
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デジタルガジェットレビューIXY55、ネットワークカメラほか

 イヤー昨日は。ものすごく緊張してしまった、23時39分。無事にうちあがりました。にしても、打ち上げ前後の乗組員の装備、あの格好すごいよね。まさにボンデージ。打ち上げは11時だけど、乗り込んだのは8時だそうで(いずれも午後、日本時間)長い、長すぎる。もうお願い、イかせてーって。発射の瞬間発射しそうだよ私なんか(ヤバイ、オヤジった)。ちなみに私はライブ配信をネットで見ましたよ。
 スペースシャトルの打ち上げから、自分ちの赤ん坊が寝ている様子まで、あらゆるモノが誰でも気軽に「ライブ配信」できる時代になった。そうしたテックカルチャーを支えるのが、各種のデジタル機器。デジタルガジェット。そのデジタルガジェット、要するにデジタルなおもチャ(デジカメ、通信機器、パソコン、周辺機器など)が個人としては人にちょっとえばれるんじゃないか、というほどに買い集めているのが、この「変態」ブログの著作者、市川哲也です。
 さすがに安くなったとはいえ、ちょっと買うと数万になりますこうした愛すべきキカイたち。買いすぎで貧乏になり、妻からはシカトされるほどコミュニケーション不全を招いていることは、秘密です。
 私もいっぱしのライターとして、ぽっかり空いた高山貴宏さんの空席を埋めるべく、デジカメレビューでも書きますかな。あれー、引かれちゃったかな?
 まず、CanonのIXY DIGITAL 55。なんで買ったか。え? 燃料タンクの様子を撮る「最初のミッション」のためかだって? イヤーそういうタンクはうちにはありませんから。買った目的は毎日の記録用です。何しろ時代はブログ、ブイログ全盛。私のようなITオタクがこれをしないで何をするってんで、プライベートな日々を非公開の別のブログに書いているわけです。
 CanonのIXY DIGITAL 55を買う前は何を使っていたかというと、NikonのD70。これは生まれて初めてもらったボーナスで、97年に買ったNikonのF5を中野のフジヤカメラへ売り払ったお金で買いました。Nikonのレンズが何本かあったから、残念ながらデジタル一眼の選択肢として私にはキヤノンはなかった。いや、いいんですよ、このD70だってもちろん。このD70について書くことはないっすよ。私のような変態野郎のセルフポートレート、ウェブアップ用の物撮りにはこれで十分です。
 ただ、重すぎ。日常の記録用にしてはあまりにも重かった。これにスピードライトをつけて、天井バウンスナゾして美しく写真を撮っていたんだけど、いい加減続かない。
 そこでこのCanonのIXY DIGITAL 55を買った次第。これならもう本当に軽い。どこでも持ち歩いています。
 オートモードでは、9個のフォーカスポイントを自動で識別してくれる。でも私はあくまで自分の意志で、ピントを合わせたいところへ合わせるので(シャッター半押し後にフレーミング、というのになれてるから、てへ)、その賢いフォーカス方式をキャンセルして、真ん中でフォーカシングするようにしている。このカメラのマニュアルモードというのは、眼レフのそれと違い、オートモードでは設定できないあれこれが設定できる(ただしシャッタースピード、露出は無理)。
 このモードにして、+1/3明るめに露出補正し、ISOはたいてい400でできるだけストロボは発光させないようにしている。というのも、ストロボで撮る写真が私は結構嫌いだからだ(天井などにバウンスできる場合は別)。光を被写体にねちっこく回り込ませて、コントラストを落とし気味に撮るのが好きなのだ。ISO50から撮れるこのカメラ、別にブログに上げる目的なんだから、400でもべつにいいのである。
 CanonのIXY DIGITAL 55を買って結構楽しいのが動画を撮る機能。1分以内の、数十秒の動画が10メガ程度のファイルサイズにおさまるメール送信用の動画撮影モードを利用している。
 ところがこのファイルだと、そのままアップしたりメール送信しても、ウィンドウズメディアプレーヤーやら、クイックタイム、リアルプレイヤーなどのよくある動画再生アプリではコーディックエラーになってしまう。コーディックエラーがなにかはしらんが、とにかくそういう理由で再生はお断りとピシャリ。
 そこで、買ったソフトがTMPGEnc3.0 XPress。これでMPEG1に変換して、サイズもさらに落としてエンコードしている。そうするとアラ不思議。さっき列挙した再生アプリで再生できるようになる。
 うーんこの感覚が大事だ。理由や詳細はよくわからんが、金を払ってソフトを買って使いさえすれば、アッという間に目的がかなう。金がかかってもたかだか数千円。そのおかげでできるようになるんだから使わない手はない。
 そんなわけで、あれこれ楽しくやってますが、私のブログ熱に火を点けたのはHeadline-Readerというインフォメーカーさんの作った優れたRSSリーダー。これもたしか2000円しない値段で買ったが、Headline-Readerのおかげで日々の情報入手がとても効率化された。
 最後に、我が家についに無線LAN導入決定。PLANEXの、パンチルト、ズームが可能な無線ネットワークカメラと、無線のアクセスポイントを買ってしまった(締めて6万円!、高い!)。こんな、要るか要らないか分からないような(しかもうまくつながるかも不明)なIT機器を、超高い、パソコン1台買えちゃう値段で買う私ってすごい、最高に貧乏路線まっしぐら。じつはこのレビューについてはまだ書けない。なぜなら今日着たばっかりでまだ接続してないからさっ。
JohnBarryをBGMにシャトル打ち上げ映像けっこういいですよ市川哲也
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