哲学と宗教の違い

宗教は人生の意味とはなんだろうという、問いの立て方を教えてくれる(答えは自分で考える)。宗教は人生の意味を教えてくれる(答えを教えてくれる)。これは何かに書いてあった、出典は忘れた。筆者は宗教より哲学のほうがおもしろいし、好きだ。宗教なんかが教える人生の答えなんて、相当に陳腐だと思う。
FPネタをここで2本。
(持ち家か賃貸か→持ち家)
住宅ローンで話題になるのは、賃貸暮らしと持ち家の比較。筆者は100パーセント持ち家推進派。なぜなら賃貸暮らしというのは年取ってくると保証人の問題とか、更新料とか、契約更新とかで下手すると住むところなくなっちゃう事態になりかねないリスクをはらむので。また、マンションか戸建てかでいうと、もちろん戸建て。マンションはワケのワカラン他人と「共有」する部分がある。これが老朽化してくるととんでもない出費をもたらす。ただマンションも賃貸より全然マシだ。こういう比較論では、正解は金持ちがみんなどこに住んでるか考えれば一目瞭然。土地つき一戸建てでしょう。
(家計簿つけられない人はこんな方法も)
あと家計簿をつけるようにと繰り返し唱えている筆者だが、無理な人は年に一回、自分の誕生日なり、結婚記念日なりに、持っている資産(つまり銀行残高と保険の解約返戻金、有価証券の時価などの合計)と、負債の合計(住宅ローンやカードの利用残高)を洗い出して、資産-負債の正味資産を記録していこう。毎年記録していけば、自分が金持ちになっているのか、そうでないのかが分かる。もっともそんな作業はほとんどの人が憂鬱になるだけだが、取り返しのつかない事態になるのだけは避けられる。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com

あるイタリア人からの手紙

Alt-fetish.comには滅多に海外からメールが来ることはない(スパムやウイルスメールは毎日)。ところが今日、めずらしくサイトを見てくれたイタリア人男性からメールが届いた。
このイタリア人は、以下のサイトのビデオがほしいから取り次いでくれないかというわけだ。
Fetish World「このサイトは、フェチによるフェチのためのサイトです」
イタリア人は、このサイトにメールを出したのだけれど、返事が来なかったらしい。
まずどんなサイトなのかが気になったのでさっそく見てみると、これがすごい。商品はオリジナル制作ビデオ(と思われる)。ギャルや普通の女にロングブーツを履かせて長時間歩かせ、その臭いをかがせるビデオなど。
Alt-fetish.comはここまで直接的にはなれないと思った。このサイトには、まるで美というものがない。ただ金さえ出せば、ほれ、これだろっていう感じで、まるで頬を札束で叩かれているような気分となる。
こうしたかたちでは、筆者は燃えない。たぶん、あの植草教授も燃えないと思う。
植草教授とは、先日、隠し持っていた手鏡で女性の下着を盗み見たわいせつ罪で逮捕されてた早稲田大学の先生だ。のぞきビデオだっていくらでも売っていると思うが、彼はあえて、自分で、超ハイリスクをおかした。これだけのリスクをかけたのだから、得られたリターンは彼にとってはとてつもなく大きかったに違いないと思うのである。何しろ彼は経済学者である。
リスクというのは、変動の大きさのことだ。リスクが大きければ大きいほど、損も得もその大きさがふくらむ。植草先生の股間も、ふくらむ。
教授の場合はTVにも頻繁に登場する大学教授という頂点と、変態犯罪者という奈落の底。このリスクのあまりの巨大さに完全にイッちゃってたに違いない。もうパンツなんてどうでもよかったのである。
人間年を取るといろいろとした楽しみがありますなあ。(早大に通う知人に事件のことを訊いたら、昨日の時点で知らなかった。それもすごい)
【お知らせ】Alt-fetish.comに久々にMARQUISのマスクが入荷しました。ブラックスタイルとはひと味違う、1ミリを超える厚いラバーのマスクは重厚で、根強い人気がある。MARQUISでは作っていないらしく、入荷に時間がかかるのが問題だが、それが今在庫しているので、ぜひこの機会にどうぞ。
MARQUISからは4本の横ベルトがまるでコルセットのようにハードな拘束感を味わえるオリジナルレザー製ハーネスや、おなじみポニーガールのポニーヘッドハーネスも入荷している。入荷数は非常にわずかなのですぐにご注文ください。

ラバーキャットスーツ最新情報

ブラックスタイルのラバーキャットスーツ、38,850円(税込。送料は無料です)で価格が決定した。
5サイズ展開するが、当面在庫するのはもっとも小さい二つにする。おそらくあらかたの日本人はこの2サイズで事足り、1~1.5割くらいの人がその上のサイズを求めることになる。
ラバーは残念ながら現在販売してるAlt-fetish.comのキャットスーツほどのサイズ柔軟性はのぞめない。キツイと、まるで輪ゴムをはめたように鬱血して、あざが出来るし、痛いのだ。こういう事態や、またそもそも着られないという最悪の事態だけは避けたい。
そこで、Alt-fetish.comでは、ラバーキャットスーツの販売にあたり、前提として多少緩い部位が出てくることを承諾してもらう(完全密着のキツイ場合もまれにドンピシャ体型であるかも知れないが、そういう幸運な例はまれだろう。キツさを求める気持ちは分かるが、キツイ部分があると長く着ていることが出来ない)。着た結果、多少緩くてもいい、それでもラバーが着たいという人にバーチャル試着をしてもらう作戦を考えている。
バーチャル試着とは、今もやっているが無料でメジャーを配る(希望者はここから無料のメジャーを請求する)、そして発売開始と同時に発表する商品の14カ所の寸法を参考に、メジャーで自分で測ってみて、どのくらい緩いか、あるいはキツイかをメジャーで体験してもらう。
全然試着じゃないんだけど、ラバーのキャットスーツを販売するほとんどの業者(海外含め)が、単に各サイズのバスト、ウエスト、ヒップというスリーサイズのみを公開しているに過ぎない、お寒い現状に照らせば、顧客サイドにたった丁寧な販売手法だと自負している。
キツイ、緩いといわれても、ラバーはある意味鮮度が命なので、一度届けてしまえば返品交換というわけには行かない。価格も、この手のものを買うということでいうと高額である。
顧客サイドも、私たちも、かつてない真剣勝負の取引となる。というのも、ラバーのキャットスーツは、Alt-fetish.comの今販売しているポリウレタンコーティングナイロン製と違い、着る、脱ぐがたいへんな手間だからだ。着るごとにシャワーを浴びなければならないし、スーツも洗って水気を落として保存しないといけない。
もう後には引けないくらい強烈なフェティシズムを自覚している上級者でなければ、気軽に「ハイどうぞ」とオススメできない商品である。
なお販売は5月下旬を予定している。今からほしいという人には優先的に案内資料を郵送するので、ここでラバーキャットスーツの案内資料希望とコメント欄に記入しておくってください。
Alt-fetish.com
Text by Tetsuya Ichikawa

公的年金そのものを見る

年金は将来もらえるかどうか分からないし、損だから、払わないようにしているなどという人々の意見を、マスコミは公共の電波を使って放映している。国民年金を払いたくないというのは気分の問題であり、払うのは国民の義務だし、これは相対的に見るとまだまだ捨てたものではない制度であるという点を従前から強調している。
私が言いたいことがじつによくまとめられている一文を見つけた。これを読んでみてほしい。
年金批判者は、以前の私がそうであったように、たぶん、木村剛や民主党がいっていることをちょっと聞きかじっただけで、もうだめだみたいに年金を批判しているんだろう。マスコミもそのほうがおもしろい(視聴率が稼げて雑誌新聞が売れ広告料収入増につながる)ので、正しいか間違っているかはさておき勝手にこういう意見を流す。
しかし、しっかりと公的年金の仕組みを、とくに民間の生保などが販売する個人年金と比較してみれば、そのお得度は歴然としている。年金そのものを、よく見て欲しい。
とくに所得が低い人はなおさらだ。税金が高い人から多く取る累進課税で集められた税金が、将来あなたの年金になる。
所得が高い人にしてみれば、とくにサラリーマンなどは、年金への不満は大きいだろうが、世の中持ちつ持たれつ、年金以外にも、外交官の飲み代などもっとえぐい税金の使われ方もあることに目を向けよう。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com

三菱自動車7211の研究その2

 前回つぶれそうだと書いた。しかし1兆円の固定資産を持ち、それと同額程度の有利子負債を抱え、2兆とか3兆売って数百億の経常利益を上げ(ることもあり)、社員は連結で7万人を超える。
時価総額の順位は国内上場企業では131番目の規模である。まさに巨大企業であり、これがつぶれるとなると、単なる私企業の倒産だけではすまされない、例の「神話崩壊」の大きな証左を、歴史に供することになる。
神話とは……。いい学校、いい会社、いい人生という、高度経済成長時代に確固たる地位を築き、いまもってなお不変のエリート神話である。
それは、さわやかなこの人たちの物語を読むと実感できる。彼らは、三菱自動車が今年新卒を採用するにあたり、広報の一環としてウェブサイトに登場した「先輩社員」たちだ。
みな、じつに素晴らしい人たちである。車が好き、仕事が好き、あくまで前向きな成長志向。元気で優秀な、次世代を担う若者ばかりだ。
もちろん、コメントのなかで、固定比率がどうの、負債依存度がどうのなどと、BSを持ち出して云々することに関心のある人はひとりもいない。彼らの純朴な愛社精神、仕事への一途な肯定を読むにつけ、なにをピントの外れたことを言っているんだろうと思うのは、この会社がなにもつぶれそうだから思うことでもなかろう。
人間の数が減る。この先輩の中にもいる女性社員。仕事はいいけれども、子供は? もちろんそれどころではないだろう。その小さな蓄積が出生率の低下につながる。そして新車販売台数の落ち込みが、持っているもの(固定資産)の負担を際だたせる。
大規模なリストラと、三菱グループの後先ない負担によって、この会社はまず間違いなく倒産ということにはならない。負債は棒引き免除、固定資産は売却、人はどんどん減らし、工場は海外へ。日産みたいにドラスティックにやることによって、この会社は世界的な競争力を回復するほかない。
決算内容に関心がなくても、仕事が好きで車が好きな、素晴らしく優秀な若い社員がいる限り、この会社がつぶれるということはきっとあり得ないし、それを許す国でもなかろう。
万が一つぶれるようなことがあれば、国民のメンタリティーへのダメージは計り知れないほど大きく、そしてまた株式市場や円相場もやられるに違いない。
ただ筆者が感心があるのは、まさにいま「どん底」の、この会社が、どのようなドラマを経て、生き延びるのか。これから展開される数々のドラマの一部始終である。
ところで決算内容が極悪なのにすぐつぶれない理由として、問題の最大の原因である借金、この担い手が仲間の三菱グループであること、ダイムラーは追加をしないのであって、現状は維持するといっていること、重い固定資産は工場売却とリストラなどによって、軽くしようと思えば出来ることなどがあげられる(あくまでつぶれないとしたら理由として考えられる予想事項)。一方、つぶれるとしたらこの借金を仲間が裏切って期限の利益を喪失させて引き上げるなどしたら、一巻の終わりだろう。つまりいま、三菱自動車工業は、借金を引き受けている仲間からの電話一本でつぶれることもあるわけで、まさに正念場である。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com

鈴木亜美について

 鈴木亜美は貴重な3年間を失った。しかし、得られた教訓は彼女本人にとってのみならず、多くの日本人にも貴重なものとなった。
タレントを見いだし、メディアに露出させるいわゆる芸能プロダクションという業種は、タレント本人でも出来なくはない。
個人で事務所を持つ有名タレントも現に多い。北野武、古館伊智郎、タモリなどだ。
こうした実力者は芸能プロダクションが強力に保持する、メディアに対する強いパイプ(プロデューサーへの盆暮れ正月などの接待攻勢)がなくても視聴率が取れるために、向こうのほうからお願いしてメディアに露出できる特権があるという側面はもちろんある。
しかし鈴木亜美はそうしたパイプがいかにもなさそうな、文芸春秋から新曲をリリースするという。そして肝心のマネージメントは家族でやっていく考えだ。
生き馬の目を抜くようなこの業界で、そんな体制でやっていけるわけがないと思うかも知れないが、最近では裸一貫で上京、渋谷街頭ライブから渋公までのし上がった川嶋あいの例がある。
日本では有名になると家族も無関係ではいられない。家族の仕事、人生にも必ず、甚大な影響が及ぶ。それは、タレントの家族にとって、いわばリスクである。
リスク取るところにリターンがあるのは当然である。芸能事務所任せにすると、リターンの多くは事務所に行っていかれてしまう。
リターンはリスクを負担した自分たちでもらいたい。至極まっとうな理屈である(芸能事務だって負担するリスクはあるが、その按分の合理性において不透明な部分がある。脱税問題が露呈した今回のケースで明らかになった問題)。こうした正論が通用しないというのは近代法治国家にあっては非常にまずいのでは?
鈴木亜美がきちんと家族(それも兄ちゃんとふたり)だけでマネージしてがんばっていくというのだから、どうだろう、応援してあげてみては? まだオフィシャルサイトは素人臭いほどにとっても遅いけれども。筆者はあのアヒル口と、涙袋のある目が嫌いではない。それに女性タレントにありがちな差し歯で歯茎真っ黒でないところが何とも初々しいではありませんか。キャットスーツ着てくれたら最高なんだけれど。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com

緊急研究:三菱自動車工業7211

 きな臭くなってきた。今日早朝、ダイムラーの支援がなくなるという報が入ってから、あわただしくなり、ストップ安が続いている。
こういう時は四季報を見るに限る。いきなり記事欄に【どん底】という文字が。「赤字拡大」「北米黒字化遠い」「アジア拡販も補えない」
固定比率をみてみよう。連結で去年3月末時点で500パーセント。株主資本比率はたったの8パーセント弱。負債依存度は700パーセントを超える。
この内容で売り上げが上がっていないとなると余命いくばくもない。こりゃ泥船だ。支援ないなら間違いなくつぶれる。一部上場だしブランド企業だけに公的資金の場合もある。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com

家計簿をつけると?

 「あなたの人生において、なにをすることがお金を増やすことにいちばん役立つだろうか、考えてみてください。株式投資ですか?ドル相場ですか?それともバクチでしょうか?そんなことはないはずです。あなたのもっとも有力な収入源は、現在の仕事からの収入=給料であるはずです」
「たいへん申し訳ありません。でも家計簿はつけなければならないのです」
「重要なのは家計簿を元に家計の支出を管理することです」
これ、誰がいっていることか想像できますか。木村剛さんです。『投資戦略の発想法』、3年前の2001年に出た本です。
筆者はいわれたとおり、パソコンソフトを使って家計簿をつけています。
家計簿をつけると、自分の人生がいかに薄氷の上に成り立っているかが分かります。バランスシートとはよくいったもの。お金のバランスが崩れるともうすべてパアです。パア。
怖くて旅行にも行けません。家計簿をつけていれば、旅行による穴はどのくらいで埋まるとか、そういうことが見通せるから、いいです。そのために、また働こうという前向きな動機も生まれます。
家計簿は、いま現在のお金の状況のみならず、いまは、前年同期とくらべてどうなのか、また来年はどうなりそうなのか、といった流れがつかめます。
そう考えてみると、家計簿を通じて人生の一面が見えるわけです。ちなみに、FPは家計簿をつけている人じゃないと相談自体できない=お客さんになってもらえないです。家計簿をつけていれば、FPなんかに頼る必要はなくなります。FPが食えないのも、この家計簿に答えがありました。
まあもっと言えば、家計簿を出発点にお客さんの夢の実現のお手伝いをするというFPの役割に金払おうっていう発想がどうしても出てきてくれない。いや、じつはそういう発想でFPと付き合っている人は増えているのかも知れない。実感はないけど。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com

アルコールハラスメント

ASK──アルコール薬物問題全国市民協会によると、年々、特にアルコールによる急性中毒での救急搬送が増えているという。
このページによると、イッキ飲みというのはこのページによると人権侵害にあたるという。そして、仲間や同僚、後輩を飲み会の席で無理矢理飲酒させて死亡させたりすると、強要罪(3年以下の懲役)、傷害罪(10年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料)、傷害致死罪(2年以上の有期懲役)などに問われることもある。はやし立てるだけで傷害現場助勢罪(1年以下の懲役または10万円以下の罰金もしくは科料)となることもある。
筆者は大学入学と同時に複数のサークルに加入した。酒がまったく飲めないため、あらかじめ幹事長や先輩に酒が飲めないけれども大丈夫なのかと訊いてから新歓コンパに行くことにしていた。
おかげで無理強いされたことは一切無い。しかし、どうしても体育会系でがんばりたいという人は、こんな質問はできないかも知れない。というか、不可能だろう。
昔、知人で上智大学の体育会系に属している女性がいた。飲み会では、宴席の下座に、ゴミ袋がかけられた段ボール箱が置かれ、気持ち悪くなった人はそこに吐くのが習わしという。
彼女はそれをまるで鬼の首を取ったかのように偉そうに、この酒の飲めない私に語っていた。タバコを吹かしながら。もちろん、聞き上手の筆者も、さもすごいねーといわんばかりの賞賛に満ちた表情で驚きながら「へエーーーーー」などと相づちを打ったものだから、彼女の有頂天ぶりたるや手に負えない有り様。その態度がいまでも思い出すたびに吐き気がする。そういうものすごい修羅場を自分たちで勝手に作り出して、それで生き延びたことが、彼女の自信につながっているのは明らかだった。
そもそもこの世の中は、ちょっとしたことを知らないだけで、あるいは、ちょっとしたことをいわなかっただけで取り返しのつかない損失を招くことも多い。
ちなみにアルコール薬物問題全国市民協会ではタバコについても詳しくその害を紹介している。喫煙しながら飲酒するのがなにより楽しみだという人はぜひ一読して欲しいと思う。
もしあなたが喫煙者で、タバコを吸わない部下がいるのなら、たまにその部下に、「煙そっちに行っていないか?」と訊くだけで、あなたの株は大きく上がることは間違いない。
昔、国内の某アダルトショップに注文したラバーグッズがたばこ臭かったことがあった。Alt-fetish.comはそういうことはあり得ない。なぜなら喫煙するスタッフはそもそも雇わないからである。
Text by Tetsuya Ichikawa Alt-fetish.com

キャシャーンてフェティッシュ

キャシャーンが実写映画化される。ネットでの露出が増えるにつれ、筆者のあやしげな記憶がよみがえってきた。
キャシャーンは1973年公開とされている。筆者は1歳。しかし実際に筆者にとんでもないある影響を及ぼしたのは、たぶん再放送に違いない。1歳では覚えていないはずだからだ(もしかして1歳のそれが筆者にある影響を及ぼしたのかもしれない)。
そのある影響とはいうまでもない。筆者のフェチ化、M化である。
キャシャーンのコスチュームをみてもらいたい。真っ白なキャットスーツである。もちろん戦闘服ということでスポーティなデザインが施されているものの、身体のラインがぴったり浮かび上がっている。ブーツ、グローブをはいて、顔面以外の肌は露出しない。ただ、筋肉質な彼の身体が、薄いコスチュームに露骨な陰影を作っており、肉体の存在感はむしろ強まっている。
ただ単にコスチュームがフェティッシュなだけでは、これほどのフェティシズムは植え付けられることはなかっただろう。キャシャーンが、強烈なフェティッシュ媒体になった理由は、それがハードな戦闘もの、バイオレンスものであったことに由来する。
キャシャーンは、いよいよ闘いが本格化するというシーンで、自動的にヘルメットの左右の頬の部分からマスクが出てくる。マスクが口と鼻をおおうと、あとは目しか露出しない。そうした「戦闘のための完全防備」状態で、殴ったり、殴られたり、もう地面にたたきつけられてうめいたりと、じつに暴力的なシーンがこれでもかと繰り返される。
キャシャーンはヒーローとして描かれているから、もちろんかっこいい。男の子である筆者が、キャシャーンみたいになりたいと思わないはずがない。
筆者のフェティシズムの種は、キャシャーンによって埋め込まれたのである。
種が芽を出すためにはさらに複雑な反応が筆者のなかでは必要だっただろう。たとえば、キャシャーンというのは人造人間で、見た目こそ男だが人間ではないとされている。つまり性差から自由である。性差がない丈夫なロボットが、普通なら死んでしまうようなハードな戦闘を繰り広げるというのがとにかく圧倒的なエロスの培養に一役買った。
おかげさまで、30歳を過ぎたいまもってなお、筆者の最大の関心事はフェティシズムである。仕事、家庭、セックス、そういうものを超越した対象として、フェティシズムが筆者の心を支配し続けている。Text by Tetsuya Ichikawa Alt-fetish.com

TVCMが無効な失われた男たち

 このサイトは、アメリカの大手ハンバーガーチェーンが開設した。一週間に4600万回のビジターを獲得。
「わが社にとって、18歳から34歳くらいの若い男性 ── テレビを見ないためテレビ CM の効き目がない若者たち、いわゆる“失われた男たち” ── に訴求する手段を持つことが重要だった。この世代の男性がインターネットを活用しているのに注目した」担当者の弁。
「失われた男たち」という表現が傑作だった。
日頃テレビは週に2時間程度しか見ない。一方、PCモニタは一日に5時間は必ずみる。だから筆者も失われた男である。ただかといって、新しい商品が嫌いかといえばそうではなく、日経流通新聞などから話題の新製品情報をキャッチして積極的に試す。ある程度そういうのに「乗る」というのも楽しいからだ。
ちなみに、筆者がこの鶏さんにお願いしたなかでいちばんおもしろかったリアクションを得られたのは、
Kiss me!
Watch TV.
Think about yourself.
I want you to see your back.
Do you like MacDonald?
だった。結果はお試しあれ。
Text by Tetsuya Ichikawa Alt-fetish.com

告白 キャットスーツ編

 前回登場した女性で真性フェティシストの晃子さん、今回は、お買いあげいただいたキャットスーツの感想を送ってきてくれた。
「私は今、送って頂いたキャットスーツに身を委ねています。私の心は混乱しています。不安と安らぎ、肉体的快楽と精神の安堵、かつて無い対極の感覚の中で喜悦し、戸惑っています。
 商品を手に取った瞬間、その妖美な光沢と生地のしなやかさに、否応無しに神経が高ぶるのを覚えました。しばしのあいだ、愛撫するように指先で、掌全体で魅入られたように感触を充分楽しみました。
 そして、逸る気持ちを抑えつつ、纏った衣類を滑り落とし全裸になりました。もう、胸の異様なまでの鼓動が、自分の耳にも外部の音として聞こえるようです。一瞬も早く袖を通したい気持ちを、必死でSaveしました。
 まだです。まだ駄目なのです。身体の処置をしないと、せっかくの私の新しい皮膚が分泌物等で汚れてしまいます。
 前以て入浴と剃毛処理、それに強制排泄は済ませてあります。後は性器に内装物をタンポンし、後庭にプラグを挿入。バストもトップが透けないように、テープで押さえ込みました。
 いよいよです。慎重に爪先からスーツの中に入りながら、その肌触りの心地良さと、意外な程の圧迫感・密着感に目眩すら覚えながら、私は別の生命体に変えられていくようです。
 足首、ふくらはぎ、膝、腿。順番に、慎重にゆっくりと、でも以外にスムーズに私の身体が納まっていきます。
 お尻と腰周りは特に注意深く、丁寧に身体に沿わせます。爪に気を付けて、新しい皮膚を移植するように……。
 ウエストから上部は、呆気ない程簡単に納まってしまいました。ファスナーをしっかりと閉じて、私は完全に新しい肌を手に入れました。
 恐る恐る鏡の前に立ってみました。そこには何とも形容しがたい、異形の美しさを放つ自分が存在しました。
『……これが私?!』
 ああ、もう抑えが効きません。
 持っているボンテージアイテムを取り出し、床に並べました。
 その前に、絨毯の上で芋虫のようにのたうち、うごめいてスーツの感触を思う存分味わいました。
 キツイ、でも温かい。果てし無い快感。寸分の隙間も無く密着し、吸い付き、身をよじる度に敏感な部分にも容赦無く喰い込み、張り付き……呆気ないほどたやすく果てました。
 でも、未だ終わらせたくない。合皮のとっておきの、黒いボディースーツを重ねて着ました。コルセット状の胴体部の紐を、思い切り締め上げました。
 膝上ブーツも履きました。グローブも嵌めて、耳栓をし、ボールギャグを口に詰め、アイマスクを付けました。
 もう、自分がどうなっているのかも解りません。時間の感覚も有りません。有るのは唯、果てし無い快楽と不思議な安堵感だけ……。後は顔面を完全に被えれば、私は本当に安らぎを手に入れる……。 何だろう?この感覚、性的なだけじゃ無い穏やかな、包み込まれる様な優し気な感覚は?
 私が最初に居た所、母の胎内。子宮の中、人が最も恋しくて、居心地の良い場所。なるほど、解った。全ての謎も不安も解消されます。それを上回る快楽と共に……」
 いかがなもんだろう。フェティシズムが男女の性別を超えた、そして、性的なものともまた違う、まさに第三の(オルタナティブな)快楽であることがよく分かる。

NHKスペシャルがおもしろい

 NHKスペシャルが大好きだ。
 とくに、その視聴が筆者の生き甲斐にすらなっているのがNHKスペシャルの、とりわけIT、経済、地球、生命ものである。
 「人体」「地球大進化」(いま放送している)「マネーは地球を駆けめぐる」「世紀を超えて」「新電子立国」───筆者が大学生時代、あるいは就職して間もない頃に放映していた。いずれも忘れ得ぬ名作で、暇があれば収録したビデオを観るほどだ。
 民放の、見るに耐えない劣悪な環境汚染放送とはレベルも質もなにもかも違う。
 NHKというところは、筆者の学生時代を思い出すにつけても、非常に優秀で体力もある、なおかつ学生にしてそこそこの専門的能力を持つ人たちだけが入局していった。
 筆者などはもちろん及びもつかない。
 そんな秀でた人々が、これまた知人でNHK職員によると、「命を削るようにして」「寝食を忘れて」番組を作っているという。
 普段はメールもそこそこ内容があることを書いてくるNHK職員の知人だが、編集にはいると1行以内になってしまうくらいだから、よほどのことである。
 彼らが作る番組が、おもしろくないはずがない。
 きょう観たのは、地球大進化という、地球もの。46億年前に地球がようやくいまのかたちになってから、今日までにどんな足取りをたどってきたのかという、いわばわたしたちの祖先を巡るドキュメントだ。得意の、圧倒的な迫力のCGが、この番組のために作られた重厚な音楽とともにリビングルームを一挙に46億年前の地球へと連れて行ってくれる。
 こういうのを思う存分楽しめるという境遇は、じつに幸せなことで感謝している。

イラク人質反省

 パスポートに書いてあるから、旅行者は守ってもらえるとか、憲法で移動の自由がある、取材の自由があるからと、イラクへ行った人たちのことは責められないという風なことをブログに書いたら過去最高数のコメントで一斉に批判を浴びた。
 今日のテレビなどを見るにつけ小泉首相とか、たいへんな心労で涙ぐみながら苦言を呈しているさまに、ちょっと反省している筆者である。
 とくに高遠さん(女性でボランティア活動をしていた)が、イラクで活動を続けたいと言っているのをみて、どうしてイラクなんだろう、って思った。日本にだってボランティア精神を発揮して手をさしのべるべき対象の人はいる。
 たとえば、教育の現場では公立学校の底辺校で荒廃が進んでいるという。そうした荒れた学校に通う生徒のために、町の寺子屋的な塾を運営するとか、そういうこと。それだってボランティアとしてやりがいがありそうなものだが。
 多くのコメントに共通していたのが、自己責任という言葉である。まあそれはもっともなんだけれども、じつは彼ら三人がなんであそこまでリスクを取らなければならなかったのか、にも注意してみる必要がある。
 あの3人に共通しているのは、少なくともいい大学を出ていい会社にはいるという、高度経済成長のときに信じられていた人生のレールを歩んではいないという点だ。そして、もう一つ、イラクで自分の人生の新しい境地を切り開こうとしている点である。
 少子化が進む日本では、需要が増えないために企業収益は構造的に頭打ちである。そうした中で、必然的に社会の閉塞感は進み、将来に希望のもてない人たちが増えてきている。そうしたなかで、自分の人生からより多くの意味、意義を見いだしたいと考えている人たちが、今回のようにリスクを引き受けることもめずらしくなくなっている。
 だから、筆者は彼ら3人に対し、イラクに行くなんて考えずに、ほかのことで生き甲斐を見いだしてみたらどうなんだ、ほかの仕事を見つけてみたらどうなんだ。そしてこんな仕事があるんだよってきちんと言えないのであれば、いくら自己責任だ、他人に迷惑かけるななどといっても、まったく説得力を持たないだろう。
 ただ、やはり大勢の国民の税金が、彼らのために使われたのは紛れもない事実である。イラクへ行ったのは彼らのミスだったことは否めない。そういう点では、公明党とかがいいだしている、部分的に移動の自由を制限する法律を制定することもやむを得まい。いまのように、法的に自由が認められていると、外務大臣などが「(危ないところへ行くのは)やめていただきたい」と弱々しく申し入れるのが精一杯で、それじゃああんまりだと思うから。
 以前、警告を無視して川の中州でバーベキューをしていた何組かの家族が、増水で全部押し流されてみんなおぼれ死んでしまった事件があった。何となくそれを思い出した。

ロゴ変えてみました

 どうです!この素晴らしいロゴ!プロの仕事ですよ、プロの。NY在住のグラフィックデザイナーの友達が作ってくれたんです。大感謝。Alt-fetish.comのお客さんは、サイトを訪れるごとに、そして注文をするごとに、このロゴを目にすることになるでしょう。通販サイトとしての信頼とフェティシズムの無限の可能性が、将来にむかってなだらかに伸びゆく、そんな意味合いを込めてみました。いかがですか?
さてところで、このブログを書いているバックに、どんなBGMが流れているか知っていますか? J-WAVEなんです。それも、慶応卒の帰国子女のバイリンガル(秀島史香)を、ノリがよくいい加減なオッサン(ピストン西沢)が明るく、ちょっとエッチにからかい続ける放送、J-WAVEのGROOVE LINEが好き。
というか、これを聞きながらひとり吹き出しつつマックでイラストレーターとかのグラフィック系ソフトをいじくる、その時間が好き。
吹き出すと、目の前のモニタにつばが飛んで、それが虹色に輝くのは、嫌い。
平日夕方の放送です。ヒデシマフミカ嬢は声と顔がまったく一致しない。その辺がまたいいんですね。本当に楽しいふたりの掛け合い、大好きなんです。
Alt-fetish.com
市川哲也