デマスクについて

 Alt-fetish.comではデマスク───オランダの渋いラバーコスチュームメーカー───から取り寄せが可能である。しかし最近は3ヶ月かかっている。季節がかわるほどの長い納期に辛抱さえしていただければ、(Alt-fetish.comはデマスクからホールセールプライス(卸価格)で買えるから)お客様には現地価格でご提供できる(一部アイテムを除く)。
 ぜひとも、この新しい世紀にピッタリのオシャレでクールなコスチュームを、みなさまのフェティッシュプレイやゲイライフ、SMプレイの充実にお役立ていただきたい。
スタンスはそうです市川哲也
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少子高齢化なのに「モテ」ブームって変

 世の中少子高齢化。もともと私は社会学志望だったが、単位が足りなくてイヤイヤながら哲学科へいった。社会学に行きたいと思ったのはウェーバーの影響じゃなくて、三浦展の流行通信アクロスを愛読していたから。三浦展はいまやいっぱしの先生になったが当時はパルコ出版のこのユニークなマーケティング情報誌の編集長だった。私はこの雑誌になぜか魅了されて、はまったものだ。何となく社会学っぽかったので社会学を志したが、学問的なそれはもちろん違った。
 さて、いまやモテブームだ。中年向けの雑誌、レオンを筆頭に、ファッション誌に「モテ」の字がない日はない。モテ、とは、異性をおもに外観の魅力によって惹きつけて性的な交渉も含む関係を有利に築き上げる技術の総称。一言でいうとカッコつける技術。カッコつける、いいかっこシー。そういう斜に構えた立場はモテブームのいま、完全に淘汰されている。誰もがモテたいし、またモテ女、モテ男とセックスがしたいのである(のである、ってこわいな。そんなワケないじゃん、みたいな、つっこむ余地がなくなっちゃう)。世の中少子高齢化だというのに、モテたいというのはなんだろう。結局モテる=子供を作る機会が増すということのはずなんだが。違うのかな。
 しかし、よくよくモテ系雑誌を見ると、モテ術をマスターできるのはごく限られた一定の層であることが見えてくる。まず雑誌自体が高い。雑誌を見て、私など「え、モテるオヤジになるために、この資源ゴミに600円も払うの?」ってまず思うがそれこそモテオヤジになるための最初の関門で、雑誌を書店に売っている段階から「資源ゴミ」扱いしている私は早くも落伍したわけだ。
 女性陣の中にも、モテる技術(たとえばモテるメーク)は不細工が試せばお笑いになるだけと、昨今のモテブームに疎外感を訴える人もいる。
 外観にそんなにこだわるというのはなんということだろう。ずっと最近話題が続いているオタクにしてもそうだけれども、外観はどうでもいいと考える人は少なくない。特に男はそうだ。
 ところでモテたいから、という理由ではないのだろうが、女のオタクはオシャレになってきた。オタクと一言でいっても、男女で違う。最近の女のオタク(おもにボーイズラブという、男性同士の恋愛にはまる人たち)はそれなりにオシャレに気を遣っている。これは男のオタク(チェックのボタンダウンのシャツで、ボタンを襟のいちばん上まで留め、裾はズボンに入れてしまうあのファッションで知られるオタク)ともっとも顕著に違う点。
 男と違って、女はとにかく直接的な表現を好む気がする(もちろん男も直接的な表現を好むんだけどね)。コミケに行く目的も、その場のスピリットを楽しむというより、欲しい雑誌を手に入れるという目的意識が強いのではなかろうか。ファッションにも気を遣うということは、男のオタクが身も心もオタク道に注ぎ込んでいるのに対し、女はオタクライフがすべてではないから、服にも情熱を注いでいるのではなかろうか?
 イヤーそれにしても、いくらオタクを論じたところでフェチとなんにも結びつかないところがネック。なんでかな。もしかしてフェティシストとオタクは違うのか? そうだ、きっと違うんだ。だって、電車男みたいなオタクが、たとえばSMとかしなさそうだし。
ということはみなさん、オタクネタは面白くない?市川哲也
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オペラ座の怪人評

 映画オペラ座の怪人のDVD、数ヶ月前に予約していたのが届いたのでさっそくメイキングから見た。予想通りメイキングのほうが感動的だった。本編はおまけって感じ(ひどすぎ?)。
 メイキングでは、映画を作るのは相変わらず多額の金と人員と才能が必要だということがあらためて確認できた。シャンデリアを落とすシーンなどは本当にたいへんそう。あとこの映画、ほとんどがミニチュアの模型やCGを駆使して画面を構成している。ふうんという感じ。映画なんだからもっとちゃんとすればと思った。
 この映画はもちろん、作曲家のアンドリュー・ロイド・ウェーバーによるミュージカル映画。曲はもちろん、構成もミュージカルとほとんど一緒。我が家には悲しいことに大画面テレビがない。悲しく昔のブラウン管で見ると、やたらと横長の画面になっていて、上下に黒い余白が。その分コンテンツが薄くなる。トホホ。迫力不足だな(そりゃうちの問題か)。
 国内外で20回近く見てきたミュージカル版にくらべると、とにかく歌がいまいち。怪人役の人がダメだ。あり得ないくらいダメ。そこら辺の学生?ってかんじ。あと、つくり事態にあり得ない欠点が。雪のシーンなのに登場人物の吐く息が白くない(メイキングを先に見ているからよけいに感じる)。濡れた服が次のシーンでは乾いている。怪人の隠れ家では照明がフレアーを起こしていたりして……素人か、撮っているのは? せっかくすごい技術を使ってるのに、素人でも分かるこんなミスを残すなんて。つくりがちゃちい上に肝心の歌もマズイ。
 やはりメインはメイキングということですよ。
 ところで私がオペラ座の怪人にひかれるところ。美しい曲。男の隠れ家を思わせる魅惑的な怪人の居所。巨大シャンデリアが落下するなどのスペクタクル。怪人を中心に展開する非常に興味深いストーリー。いまの時代に「怪人」ですよ。怪人なんて完全にファンタジーの世界だ。いま日本にいるのはただの納税者。有権者。給与所得者。高齢者。こども。浮浪者。主婦。怪人なんていやしない。怪人になりたいな。怪人て、いるだけでなんか癒されるというか、いまの世の中だからこそ、怪人が必要な気がする。
 高校時代にはまって、一時は本気で劇団四季に関わりたいと思ったものだけれども運動神経がマルでないのであきらめ。今度生まれ変わったら、映画や演劇の産業に携わりたいな。
Alt-fetishの怪人、市川哲也
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ポストオタクとしての「萌え」

 萌えというと美少女ロリコンキャラへの欲情である。そのキャラのネタもとが最近ではいろいろな対象に広がっているらしい。8/26日経流通新聞のマーケティング非・常識(石鍋仁美)によると、その対象の主力が「鉄道」。新幹線や京王線など特定の車両デザインを取り入れた戦闘服を着た美少女が登場する同人誌が出てきている。新幹線なら白と青のSF調戦闘服。各駅停車はカジュアル服のガールフレンド、保線工事車は黄色いナース服といった設定になる。中央線ならなんだろ、オレンジ色だね。ノロノロと遅刻して登場。人身事故があったから、といい訳するとか?
 鉄道だけじゃないらしい。他に自動車、硬貨、電子手帳、国名、憲法、拡張子が擬人化されているという。そういえば僕のウィルコムのPHSの端末は京セラのだけれど、愛称が「京ぽん」だった。最近京セラがこの京ぽんを商標登録出願したというニュースを見た。堀江もホリエモンだし。ああでもあの「営業腹」ばかりはさすがに美少女キャラが難しいなあ。
 さまざまな対象を擬人化して自分好みのロリキャラに作り替えてしまう萌えの手法。じつはラバーフェティシズムにも有効。私の方法はこうだ。
 まず、擬人化の対象は物である必要から、自分は「身体」という物だと思いこむ。次にこの身体をキャラ化するわけだが、僕がキャラとして理想的だと思っているのが、「ラバーキャットスーツを着てオナるのが大好きな、少し茶色く染めたロングヘアがサラサラのケバ目のギャル、昼間はバイクに乗っていて革ツナギの股間をバイクのシートにこすってもオナニーしてしまうのが秘技な娘」。アホでしょ? 放っておいて。
 で、まず自分の自我を身体から放出して、空っぽにする。もう自分じゃない、自分じゃない、自分じゃないと念じよう。次におもむろにラバーを着て、あとはその「娘」が降りてくるのを待つだけ。ラバースーツを着るとどんどん興奮してくる。その興奮を味わっているのは、気が付けばその「娘」になっているというわけ。
擬人化、とはいわない?市川哲也
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電車男は100人中何人か? アキバでの実験

 8/24放送のトリビアの泉で興味深い「実験」が行われた。秋葉原の路地裏にメイドカフェがあるような表示をし、その路地へ秋葉のオタクを誘い込む。オタクがひとりで路地を進むと、電車男のシチュエーションにそっくりに、変なサラリーマンに美女が絡まれている。はたして百人のオタクのうち何人が、美女を助けるか、という実験だ。
 意外な結果に度肝を抜いた。なんと100人中69人ものオタクが勇気ある行動を見せたのだ。私は、美女を救ったオタクたちを見て、正直なんて危ないんだろうと思った。彼らはあまりに世間知らずすぎる。絡んでいる人間を制止するという行動はきわめて危険だ。また、警察でもないのに赤の他人が制止するというのは民法では禁止されている。まずは警察に通報し、警察に制止させることが法治国家の市民のルールである。
 オタクはやはり現実を知らなさすぎだ。私なら絶対にそんな危険な男とはかかわらないだろう。電車男のようなシチュエーションを見たらそそくさと退散するのが無難だ。
 冷静に考えると、これだけ大勢の人たちが助けた、というのは彼らのモラルがいかにアニメでよくある勧善懲悪に影響されているかを証明しているといえる。それだけ彼らがアニメをよく観ていてすっかり「悪者に襲われている弱者がいたら助ける」という構造になっている、ということだ。私もアニメは好きは好きだったが必ずしも勧善懲悪ではないうる星ヤツラコースだったため、またコワイヤンキーにボコられたこともあるだけに、徒に悪者と戦おうという心境にはなれないのである。ヤンキーにやられてオタク精神を破壊されるほどのPTSDを患ってしまったということだ。
 電車男というドラマで今日たまたま主人公のオタクが「僕はオタクなんです。キモイとかダサイとか言われてもしょうがない。でもこれが僕のありのまま。ありのままの姿を見て欲しいんです」などといっていたが、脚本的に故障しているんじゃないか? こんなことあり得ないだろう。
 だってそうでしょ。「僕は、ラバーフェチなんです。変態です。キモイとかダサイとか言われてもしょうがない。でもこれが僕のありのまま……」などと言おうモノなら……。
キモい男=市川哲也
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コミケ出店の飲食店舗スタッフがブログで「オタキモイ」

 夏コミ(8月12~14日に東京・有明のビックサイトで開かれた「コミックマーケット」)には大手のハンバーガーチェーンが会場に出店している。そこで働いている人たちは基本的に「普通の若い兄ちゃん姉ちゃん」。アルバイトでファーストフードを選ぶくらいだから活動的だし、外観もイケメン揃いとまではいかないものの、男女とも今風であることが多い。今風というのは髪型やメークによって演出される外観の美醜の話である。当然ファーストフード店のバイトのほうがオタクよりもオシャレでクールだ。もちろん外観ばかりでなく、内面も会場を埋めつくすヲタクとはそもそも人種が違うのである。
 そんな、普通のアルバイトスタッフのひとりが個人のブログに書いた記事は次のようなものだったらしい。「みんな頑張ってバイトしています!まぁお客はみんなオタ」「大量オタ。これがぶぁぁぁぁあっているの。恐い!きもい!」
 率直な、正直な感想で別段騒ぐようなものではないと思うが、オタクを客にして商売しているんだからマズイだろうという話だ。
 コミケにいくと、ふだんは滅多に見ることがないオタクの人たちのルックスに辟易する。着ている服。髪型、メーク。眼鏡。もう少し何とかならないものか。別にオシャレになれとまではいかないけれども、「自分たちは着る服にはなんの関心もありませんから、残念」みたいな雰囲気がにじみ出ている、オタクのくたびれたファッションは、バイト兄ちゃんから「キモイ」といわれてもやむを得ない程度の工夫の余地が残されていることは否めない。
 ところで朝日新聞で、哲学者の梅原猛さんがダニの生態を興味深く紹介していた。メスのダニは交尾をすると枝の上に登って、下をほ乳類動物が通りすぎるのをジッと待つ。ほ乳類動物が来るとすかさずその上に落ち、血を吸って地面に落ちて卵を産んで死ぬという。ダニの機能は、交尾、ほ乳類動物が出す腺を感知するセンサー、枝から落ちる機能、卵を産む機能しかなく、ほかの外界を見る視覚や聴覚、嗅覚はない。ほ乳類動物の出す腺以外は、この世界の一切が捨象されている。梅原さんはこの話をしたあとに、(ホリエモンのような)金儲けのウマイ人というのは、金を感知する能力と、金のあるところにバッと行って取ってくる行動力というふたつの機能しかなく、ほかの世界は一切捨象しているところがまるでダニだと。まさにダニ呼ばわり。
 結局先生はホリエモンを気に入らなくてなんとか悪口を言いたかったのだろう。でもさすが。この論評にはホリエモンは一切でてこない。ダニの特徴が書いてあるだけだ。それでも主旨はしっかりと読者に伝わる。ああ、先生は金儲け主義のホリエモンは嫌いなんだなと。ダニ呼ばわりがふさわしいと思ったんだなと。さすが東大の哲学者だけはある。私もこういう文章が書きたい。
 それに、ブログを書いたアルバイトスタッフも、オタクがキモイのならば、梅原先生みたいな巧みな文章にすればもう少し事態は違っていたかも知れない。
ダニは嫌いです市川哲也
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朝日の憲法フェティシズム

 今週のアエラの65ページにFEEL FORという小さなコラムがある。書いているのは社員の山田厚史編集委員。内容はつぎのようなもの。「今度の選挙は郵政民営化だの刺客だのとおもしろおかしく報じられているが、じつは8/1に発表された「自民党憲法改正草案」のほうが争点としては重要である」。「(この草案は)米国が攻撃を受けた場合、日本への攻撃と見なして自衛の戦いに(日本人が)出向く、という意味合いが含まれる」。
 最後にこう結ぶ。「戦後60年、刺客とか郵政とか局部が好きなフェティシズムに政界は覆われている」───なるほど非常に見逃せないポイントである。社説などで訴えても、多くの有権者はテレビのワイドショーばかり見ていて、社説の影響力は非常に弱いそうだ。本当に重要な問題───たとえば今回は、自民党の小泉人気にほだされて自民に票を入れると、憲法がいじられて子供がアメリカのブッシュの戦いに巻き込まれかねないという問題───で、たくさんの人たちが知るべきコトなのにもかかわらず、なんというか、メディアの伝え方の巧拙で広く人々に行き渡らない。残念なことだ。
 残念ついでにいうと、フェティシズムという用語が、イコール局部好きと理解されている旧態依然とした朝日の編集委員の見識にいささかがっかりしたのは私だけであろうか?
局部は大嫌いな市川哲也
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優子様からのご報告

 唐突に「報告させてください……」というメールが届いた。info@alt-fetish.comというアドレスには毎日数十通のスパムメールや勧誘メール、ウイルスメールが届くため、機械的にと、あと手動でも、メールサーバを清掃したあとにPCのメーラーでダウンロードするようにしている。
 ダウンロードするメールは1割にも満たないだろう。なかでも出会い系サイトや架空請求もありそうな違法アダルトサイトから機械的に送られてくるメールのタイトルが、「報告させてください」といった一件意味ありげなものが多くなってきているのが最近の手口だ。とにかく読んでもらおうとあの手この手でタイトルの文章が巧妙化してきているのだ。
 そうしたメールの山のなかに今日宝物が届いていたわけだ。それがこの優子さんというAlt-fetish.comのお客様からの体験談である。この人はラバーフェチである。
───こんなにも自分がラバーフェチだとは思ってもいませんでした。今年は1週間ほど休暇を取ることが出来たので、帰省をすることにしました。「1週間くらいあっという間だろう」と思っていましたが、「本当の自分」を知ってしまった私には耐えられない1週間でした。もう気が狂いそうでした。2、3日経つと禁断症状が……。
「早く家に帰ってキャットスーツを着たい!きゅっとしめつけてくるグローブをはめて1日を過ごしたい!」と思ってしまいました。
先ほど帰省先から戻ってきたのですが、もう何を置いてもラバピカとキャットスーツ、リストグローブ、マスク、コルセットを取り出して装着しました。ラバピカを塗っているときも、もどかしくてもどかしくて……。今は装着を完了して落ち着いてメールを打っています。今日1日たっぷりラバーの締め付けを楽しみたいと思います。この締め付けが麻薬になってしまったようです。
(その後)暗くなるまで頑張って、ベランダに出たりしたいと思ったのですが、その前に果ててしまいました…情けない…
 優子さんありがとう。その気持ちはものすごく数は少ないかも知れないけど確かに存在している私たちラバリストが心から共感できるもの。
 ラバーを着てあれこれ身に着けるのはたいへんもどかしい。ブーツのヒモ。なかなかスムーズに入らないグローブ。髪の毛に引っかかるマスク。しかし自分を奮い立たせて持ってひとつひとつを身に着ければ付けるほど興奮と快感のるつぼへ落ち込んでいくどうしようもない自分。着たあとにあれこれしようと思っていた事前の「行動計画」はたいていの場合実現されることはない。なぜならもう着ただけでイッてしまうから。着た上になにかしようというところまでなかなかいけないのである。
 なお優子様からの投稿文はこちらのページにも掲載した。ぜひ読者のみなさまもふるって体験談をお寄せ願いたい。こういう体験談や写真は、ひとつひとつのクオリティよりも数集まっていることが重要だ。ネット黎明期からいわれていることだけれども、ネットサーフィンをする人間というのはひとつのコンテンツをジッと見たりしない。数秒でパッパッと見るページを切り替えていくのである。だからたくさんあったほうが読者をより長くこのファンタスティックラバーワールドの住人にさせておくことができるのである。
優子さんのはオリジナルキャットスーツ(PVC)です市川哲也
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子育てとは

 子育て、それも乳幼児から小学校までは完全なる肉体労働である。しかも無報酬。それどころかかかる経費はすべて自腹。恐ろしいことだ。通常ひとりの子供を大学卒業まで出すのにかかる子供の生活費と教育費の合計が3000万円程度とされている。うーむわたしの生命保険の額では足りないではないか、まずい……。
 最近ブログの更新が滞ったのは子供が産まれたから。(私のような)変態でも子はいるし、子は育つはず、というのが私の立場だ。なにしろ私は子育てに楽観的だ。最低限の補佐さえすれば、自動的に何とかなって、老後に面倒を見てもらえるかも知れない。見目麗しければ自分の仕事(このAlt-fetish.comのコンテンツ作り)に生かせるかも知れない。それも無料で。
 それに子供を作るというのは私ひとりでどうこうという問題ではないと思う。パートナーや、地域社会の意思決定の結果が子作りに結びつく。残念ながら(というか別に残念ではないけれど)子作りはいまの若い人たちにはあまり受け入れられない活動である。少子高齢化で。ひとつの理由を挙げるとすると、いま森羅万象あらゆるものが専門分化し、なにかコトを成そうと思ったら、ひとりの人間が一生をかけてもそれでも時間が足りないようになっている。そういう事態への無力感がニートを生み出す土壌となる。
 専門分化する最たるもの、それは言うまでもなく、人々が起きている時間の大部分を費やしている「仕事」である。1兆円という途方もない額の経常利益をはじき出すトヨタ自動車。新車を開発するために1万人を超える技術開発部隊を抱える。なかには東京大学を出て、生涯バネの研究で終わるような社員もめずらしくない。しかしこれは驚くべきコトではない。いまでは、人の仕事人生のほとんどが、じつに地味でマニアックに、専門化しているのである。
 仕事だけではない。子育てもまた、そうした専門化と無縁ではない。セックスから出産、子育て、教育、親離れ、相続に至るまで、あらゆるノウハウが蓄積されてきている。ネットで5分もあれば、そのほとんどのジャンルの最先端の専門知識を得ることができる。お受験というのも専門化の例だ。
 社会で活躍している人たちは仕事で成功した人が多い。そうした人たちの多くは子供がいなかったりいてもほとんど奥さんに任せきりのケースが多い。これは当たり前である。そうでもしない限り仕事で成功したりはできないだろう。子育てには想像以上に時間がかかる。毎日毎日、同じコトを十年以上繰り返さなければならない。その作業にはキャリアの蓄積や自分の成長(仕事の面で)などは期待できない。ハーバードに留学してMBAを取れば、帰ってきてより高級な仕事を得られるだろうが、子供をひとりふたり育てて、手が掛からなくなったから社会に戻ろうといざ就職活動をはじめても高給な仕事などまず手に入らない。せいぜい非正社員のパートタイムジョブくらいなものだ。
 育児休暇を取る男性は相変わらず非常に少数である。女性でも、結婚して子供ができ、退職すると生涯賃金が数千万円単位で減ってしまう統計もある。これは男性でもまったく事情は変わらないだろう。
 このまま専門化が進むと、子育てマニアと仕事マニアという極端な階層化が起こる可能性がある。その階層化が夫婦間で起こると不幸だ。たがいに話はまったく通じない。話が通じなければ互いへの興味関心もないし、もちろん愛情だって生まれようもない。熟年離婚はこうした理由で今後も加速するだろう。
 仕事と子育てで進む専門化。専門化のエンジンは言うまでもなくネットに象徴されるIT技術の進展だ。専門化が進めばたぶん子育ては割に合わないと言うことになって、少子高齢化は今後も絶対に進んでいくに違いない。高度情報化社会の宿命である。
 うーむじぶんの子供が産まれて間もない人間が書くブログだろうか、これが……。じつはここのところ、子育てとかでいろいろと大変で憂鬱。でも、こうして「他人事」のように評論文を書くと、幾分ストレスが緩和される。
そういう視点で今度の選挙を読むとどうか?市川哲也
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今度の選挙の本当の争点

 9・11。国民に信が問われる衆議院選挙。郵政民営化云々が私の中ではホットなテーマであった。しかし、戦後60年の節目の昨日、よく考えてみた。本当の争点は、憲法改正なのではないか?
 私は一貫して自民党や民主党による憲法の改正に反対している。なぜなら、一度変えることを許したら最後、絶対に盛り込まれるに違いない、改憲の条件緩和によって、その後はどんどん国のイヤな側面が露呈してくるはずだから。
 大江健三郎は朝日のコラムで沖縄の集団自決を例に挙げ「国民に死を強制する国家が、ジッとこっちを見ている」感じ、それがいまもってなおあるというように現代の国家権力を表現した。そのコワい国家から国民を守っているのが憲法、にほかならない。毎度のことだがそこを勘違いしちゃいけないし、それこそが憲法の最大の役割である。だから絶対に変えちゃいけない。変えやすいように変えられてしまったらもうオシマイだ。
 ドイツといえば、私ら変態がどれほどお世話になっているか分からない。私は英語でドイツ人と「暑いね、アイスがおいしい季節だね」「子供が熱を出してたいへんだったよ」などと会話を交わす。まったく普通の市民であり、隣人である。それが、つい60年ほど前には、ユダヤ人をものすごいえぐい方法で虐殺した。ドイツは過去を克服することをテーマに、この戦慄の歴史を決して忘れることなく語り継いで平和に貢献しようとがんばっている。ベルリンの一等地にホロコーストの記念館のようなものを最近も建てたらしい。
 日本はどうかというと、過去のひどいことはなかったことにして教科書からもいち早く消し去り、戦争をする「自由」の獲得をどうやらめざしている。しかしその自由というのは怪しい、危険な香りのする自由である。有事関連法案でも、国民の自由はある程度制約を加えてでも、金持ちや議員連中の自由は守るべきだ(そのためには戦争もやぶさかではない)みたいなことになっている。
 ここ数日で、あの戦争についてのいろいろと細かなディティールが戦後60年を記念してマスメディアに登場した。基本的には日本人がいかに苦しんだか、みたいな話である。当然だ。金を出すスポンサーは日本企業で、消費者に番組を見てもらってついでに自社商品を買ってもらうことでやってるんだから。気持ちよく番組を見てもらわないといけない。
 したがって気持ちよくない話題、憲法が変えられようとしているから守らなきゃならんとか、そもそもどうして戦争が起きたか、みたいなところはあまり丁寧に報道されない。私は世の中の仕組みのほとんどは法律によって決まっていると信じている。その法律を金持ちがよってたかって都合よく変えてどんどん所得格差、いわれているところの希望格差社会が出来上がりつつある。
 その世の中の方向性、仕組みを決める法律を作ったり変えられる特権的な身分は国会議員だが、肝心の議員はいま茶番に夢中だ。郵政民営化など茶番に過ぎない。本当の連中の狙いは、本当の争点は法律、憲法をいじくって、どんどんやりたいようにやろうという路線が果たして維持できるかどうか、である。だから自民でも、自民と同じ民主でも、どっちになっても同じである。この路線は、戦後60年たってもまったくかわらない、それどころかどんどん強化されている。私ら変態はそもそも平和と自由が憲法に保障されていないと絶対に生きられないとおもうがどうか?(少なくとも郵便局が民営化されようがされまいが変態には関係ない) 憲法をいじくろうとする連中に政権を渡す愚だけは避けねばならない。
九条の会の会員が立候補すれば投票する市川哲也
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ラバリストのモラル

 私はオンラインリテーラー(リアル店舗をもたない、インターネット専業店舗)のAlt-fetish.comでお買いあげいただいているお客様たちは、たいへんモラルもしっかりしていて、礼儀正しいジェントルマンばかりだと思っている。このことは非常に重要だ。商売人の世界で「客種」という言葉がある。キャクダネと読む。客種がいいというのはまさにAlt-fetish.comのためにあるような言葉だ。
 ラバーが好きだと表明しても、貧乏(時間貧乏も含む)だったり自分の生活がうまく確立されていない人は、ラバーの趣味など手も足も出ないのである。私はAlt-fetish.comが、今後、間口を広めて、より多くの人たちにラバーを買ってもらいたいなどとは毛頭思っていない。客種が悪くなったらもはやこの商売を続けるモティベーションを維持できない気がする。ラバリストのモラルについて、興味深いインタビュー記事を、福岡のRCJのサイトのこのページで読むことができる。フェティッシュプレイを志す人へのメッセージを、と訊かれたRCJの主宰者はこう答えている。
「若い方、特に、大学を出られて、社会にも馴染んだかなというくらいの年頃の方たちに、一般論として申し上げますが、まずご自分の生活を確立していただきたいと、ゴムはそれからでもいいんじゃないでしょうかと申し上げたいですね。なにかにつけ、いや金がないから、金がないからといわれる方が多いんですけど、金がないならそういうことは考えなさんなと。よく、電話で、ゴムフェチですという人がいますが、よく聞くと、いや、ゴムは何も持っていませんという。私個人の考え方ですが、フェチズムというのは、ものを持つということだと思うんです。ものを持たないフェチズムというのはあり得ないと思うんです。そのためには、自分の生活を確立することですね。僕らも好きでやってますのでいろいろなお手伝いはしますが、貸し出したサンプルが返ってこないとか、後払いがきちんと払われないとか、もうひとつはっきり申し上げれば、「どこかにゴムの好きな女性はいませんか」という方もいる。そういう方には、恋人に、ゴムが好きになるように、ご自分でなさったらどうですかといいます。ご自分の足下からまず固められた方がいいと思います。」
 私はRCJさんのこの言葉を、97年当時、まさに「大学を出て間もない、金がないとすぐ言う若い方」として拝聴し、内心忸怩たる思いがしたものだ。
 趣味というのはカルチャーであって、生活必需品にはない、上乗せ分の価値を所有することにその歓びの本質がある。上乗せされた価値を読みとる作法が文化なのだ。クルマだってそうだろう。別に動くのなら軽自動車で十分だが、トヨタのレクサスという世界もウケにうけている。トヨタはレクサスを「カルチャー」にするために、一店舗100億円以上かけて販売店網を築いている。そこに来るお客をリテーラーの側が選ぶためには必要な投資、と判断してのことだろう。
 ラバーフェティシズムという趣味を楽しむための余裕がないひとは、ぜひ、自分の収入を上げるための努力を今すぐにし始めたほうがいい。数年かかるかも知れないが、その数年後に、うちのサイトを見て、なんだ安いものだと思って手に入れたラバーの嬉しさは、何ものにも変えがたい人生の滋養となることだろう。Alt-fetish.comはそのときが来るまでかわることなく待ち続けている。
RCJさんにインタビューした張本人、市川哲也
Alt-fetish.com
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倦怠からの脱出

 むかしは一日がとても長く感じられたものだ。しかし、齢28歳を過ぎた頃から、一日がアッという間に過ぎるようになった。そしていま、一日どころか一週間、一月、いや一年でさえ、アッという間に過ぎる。その認識は、今週末にヤッテクル、年に一度の(夏コミという意味で)あのイベントによって一層強化される。もう一年がたったのかと───。
 私たちはいま、劇的な変革が起こりづらい成熟した文明の停滞期の中にある。日々の私たちの倦怠感はそのまま、先進各国を覆う倦怠感とリンクするように思える。いったいどうすればこの倦怠から、平和なぬるま湯から抜け出すことができるのだろうか。毎日毎日、いくら平和で満ち足りているとはいえ、いい加減にうんざりしてくるのである。刺激が欲しくなる。なんでもいい。他人の不幸、身内のトラブル、友人の結婚、社会的な事件。ヤフートピックスに表示される目を見張るような大ニュース。もっと早く、もっとたくさん、もっと新しいニュースが私たちには必要だ。もっともっと。
 広いインターネットの中で、そういえばAlt-fetish.comが果たしている役割が、人々の倦怠と退屈からの脱出を手助けすることであった。ハッと、思い出した。このAlt-fetish.comのコンテンツづくりこそじつに、マックジョブ(ダグラス・クープランドの小説にでてくる用語。マクドナルドのアルバイトに典型される低賃金、低未来、低名誉なパートタイムジョブ)にくらべるとはるかにましな、刺激あふれる仕事といえなくはない。
 ところが、この刺激あふれるはずの仕事でさえ、もう4年もやっていると単に毎日片づけなければならない義務、ルーティンになり、倦怠感が拭いようもなくわき起こってくる。じつはなにやってもそうだった。私は高校、大学と、どうしても入りたい学校に見事入試で突破し、入学を決めてきた。そしてなりたかった編集者にもなれた。ところが、どうしたことか、あれほどなりたかった学生、職業に就けたとたんに、その数日後はもう早くも「ああまた出かけなければならないや」という、義務感にかわっていた。そして、世間でいわれるところの、「好きを仕事にする」の典型例であるこのAlt-fetish.comのコンテンツ業務。以下繰り返しにつき省略。
 いかーん。これではイカン。何とかしなければ。
 こんなことを書いたのも、たまたま今日、家の隅に茶ばんだ一冊の文庫本を発見したのが理由だ。『田舎司祭の日記』ベルナノス著(新潮文庫)。1936年に発表された小説で、ド田舎の司祭が形骸化した信仰生活を覆う人々の倦怠感を表現したもの。司祭はなんとか倦怠から人々を救おうとするが、結局できないという話である。
 なるほどじつは人類は数百年ものあいだ、いや、数千年にわたって、日常生活の倦怠と戦い続けてきたのかもしれない。この人類と倦怠感の戦い、私は、小説の田舎司祭じゃないけれども、変態司祭として、この倦怠感との戦いという新しいミッションを感じている。「平和でいいじゃないか。幸せボケか?」などと片づけることは許されない。倦怠に飲み込まれた日常のどこに幸せが?(もちろん飛行機に乗っていて落下する恐怖にくらべればいかなる倦怠も幸せにうつるのだが……)。
 今日、倦怠は加速している。というのも、平和時が続いて、あるいは情報が簡単に行き渡るようになり、あらゆる過去の事例(特に人のライフコースなど)が簡単に手にはいる。FP(ファイナンシャルプランナー)になればなおさらだ。FPは経済面で人の人生が類型化されたお金のDBを道具としている。大卒で、男で、サラリーマンで、何歳で結婚して、何歳で子供が大学に入って、何歳で定年退職して、一生もらえる給料と退職金はいくらで、老後が平均ウン十年あって、必要な金はハイあなたはいくらです、これがFPの仕事である。やってて反吐がでる。FPとは、客に「陳腐」という文字の焼き印を押してまわるような仕事である。
 やめやめ。Alt-fetish.comに話を戻そう。このビザールファッションのジャンルこそ、人々を退屈の渦の中から救い出すひとつの有力な手段ではなかろうか? 人々は退屈から逃れるために、Alt-fetish.comをブックマークに入れ、定期的に訪れてくれているのではないか?
 だとしたら、まずはこの私が倦怠してどうする?! 私が熱狂しないとダメだ。あーがんばろう。
どうすんの市川哲也
Alt-fetish.com
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フェティシストの脳はおかしいのか?

 自分は小さい頃から人が窒息気味になってもがき苦しんでいるのを見ると異常に興奮って違ーーーーーーーーう! 私は窒息フェチの前上容疑者とは断じて違うぞ。このページの「当サイトが力を入れる10のカテゴリー[イメージの方針]」を見よ! サイト創設来変えていないこの憲法が何よりの証拠だ───って何を言い訳してるのやら。
 chikaさんが最近のブログで「「性犯罪」が、大ぴらに一般市民の隠された性倒錯スィートライフに急接近しているような感じがしませんか?」といっているのを読んで首肯。まったくその通り、そんな感じがする。もちろん、苦しい様子が興奮するから実際に殺した変態男は給与所得者6000万人いるうちの1人だから確率的にはどうなんだろう、統計的には無視されるくらいに小さな小さな事件である。しかしメディアがこの小さな事件を6000万倍くらいに報じるから、こっちも考え込んじゃうじゃないか。
 chikaさんのこの表現「一般市民の隠された性倒錯スィートライフ」、最高だ。何しろ私もそうしたスイートライフを日々楽しんでいる口なので。ひひひ。いや、涎垂らして笑ってる場合じゃない。
 私はフェティシストであることは間違いない。フェティシストはそうでない人は性的興奮をきたさないような対象を見て興奮する。対象こそ大きく異なれど、変態と正常というカテゴライズからいえば、前上容疑者と同じ変態の属性に入れられてしまう。
 そこで、自分は果たして頭がおかしいのかどうか、調べてみることにした。頭がおかしい=脳のどっかに異常があるということでいろいろ文献にあたったけれども、残念ながらフェティシストの脳をその他の脳とくらべて調べた研究はないようだ。
 近いところで、同性愛者の脳と異性愛者の脳の違いを調べた研究というのはあった。1991年にアメリカのサイエンス誌に発表された大脳解剖学者サイモンルベイ先生の研究によれば、同性愛者の大脳視床下部の神経の束の一部が、異性愛者のそれとくらべると小さい、ということが分かったらしい。この部分はもともと男性より女性の方が小さい。つまり男性の同性愛者はこの神経の束の一部分において女性化していたということである。
 なるほど、こうした研究があればフェティシストの脳にも何らかの違いが見られるのかも知れない。しかし現状ではそうしたのがない。それに、同性愛者の脳に関するこの研究についてもさまざまな反論がなされており、これをもって同性愛者であると結論づけることは科学的にはまだできていない。また差別を引き起こすなど倫理的な問題もあり研究はなかなか進まなさそうだ。
 同性愛者と異性愛者の違いですらこうなのだから、フェチと非フェチの研究などあと何十年待たねばならないのか見当もつかない。そんな研究ある意味世界の潮流から見るとどーでもいいっつーか、そんなんに金を出す国や機関はないんだろうね。
 まあ今日はそんなところで、変態脳はあるのか、どうなのか、結論は分かりませんとそういうお話しでした!
最近やたらガスマスクのチューブが売れるのはなぜ?市川哲也
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さおだけ屋、フェチ界の隆盛、小泉自民

 くそー。若い著者である。しかも文系を出て一般企業に勤め、そのあと資格で一念発起し本を出してベストセラーを決めるという私が幾度となく夢に描いたライフコースだ。うらやましい。『さおだけ屋はなぜつぶれないのか?身近な疑問からはじめる会計学』 山田真哉さんという人が書いたこの本はとてもよくできた会計の教科書といえる。
 私は簿記の素養があるので金持ち父さんの本にしてもこの本にしても、会計マジックに多大な期待を抱かない。金持ち本やこの本に書いてあることはしごく当たり前の、昔からなにも変わらない方法を、エピソードと一緒に列挙しているだけだ。ただ会計なり簿記なりをおもしろおかしく本に仕立て上げてベストセラーにしてしまうところが著者のマジックだ。私はそっちの方に関心がある。
 さて、サイトだが今日はとてもクールなサイトの作り手から投稿があったので紹介しよう。こうしたビザールイメージの担い手がどんどん登場してくれることで、このジャンルも活気づくのである。
 また話題がさっさと変わるのだが、今度の選挙について。ちょっと悩んでいたんだけれども、今度ばかりはやはり小泉自民党に入れざるを得ないかも知れない。今日の朝日の朝刊では一面では小泉をけなしていたけれど社説では民営化の必要性を強く主張していた。
 小泉は民営化に異常に執着してそれだけしかやらなかった。もし小泉以外の人が宰相になれば、民営化の話はもとより、構造改革(官から民へと、財政再建)の機運は失われてしまうと思う。小泉は竹中平蔵や猪瀬直樹を使ってこれまでにない手法で改革を進めてきた(ように見えなくはない)。こんなダイナミックな改革ができるのは私にはやはり小泉しかいないように思われるがどうだろうか?
 小泉は靖国にいったりなんだりとなにかと右寄りなので嫌いだが、全然ダメな民主とか箸にも棒にもかかわらないほかの野党とくらべると、この貴重な一票を投じるのにやぶさかではないということである。特に野党の中でも民主党はあり得ないくらいにひどい。憲法の改正を企図していたり、郵政民営化に反対していたり。野党としてあり得ない。おそらく歴史に名を残すほどひどい野党と思う。ただの政治家ごっこだ。それにくらべると、郵政民営化、私も覚えてしまったこのフレーズ、「民間にできることなら民間にやらせる」ことにフェティッシュにこだわる小泉が百倍増しに見える。
 従来のような保守対革新、右対左みたいな対立のわかりやすい構図がなくなり、争点が非常に矮小化してきた。ひとつひとつの問題が時間の流れとともに深く根を張って専門化した。
近くの郵便局で初老の男性が局長に説教していたのを目撃した市川哲也
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男のお尻の秘密

 気分をぐんと盛り上げてくれるという意味でラバーはアクセルの役目を果たす。ラバーを着るとエロイ気分がとてつもなく盛り上がってしまう。そして不思議な感覚が男のお尻に訪れる。お尻がむずむずしてなにかを入れてみたくなるのである。
 私はこれは中学時代にオナニーを覚えて1年か2年たった頃からである。当時はラバーなどないのでライダーみたいな格好をして、革のグローブをはめて、その感覚の誘うままお尻をあれこれいじってしたものだ。お尻が男の快楽に重要な役割を果たしていて、その覚醒にラバーコスチュームなどのビザール装が大きく寄与している、これはもう疑いようのない事実である───そう思いませんか?
 ところで私はお尻はじつは最近、ずっと辞退している。いじりすぎのせいだろうか? 運動不足が祟ったのだろうか? いつからか慢性的な切れ痔になって、入れるたびにおびただしく出血するからだ。その血を見た瞬間、そして痛みで、さすがのラバーも役に立たないほどに萎える。これが残念でならない。いつか肛門科にいって、完治させたいと思っている。
 ところで、読者からオリジナルブランドのラバーのキャットスーツはどうなってるんだという問い合わせがあったのでお答えしたい。独自のブランドを設立した日本人の、若いデザイナーの手による、日本人の体型を統計データから十分反映させたうちしか作れない形で5サイズ展開する予定だ。フロントとバックファスナーを選べる。Alt-fetish.comのブランドではなく、そのデザイナーのオリジナルブランドで、Alt-fetish.comはコラボで絡む予定である。とかいって、実際はホント2~3人で細々やってるんだけど。結局なにかが生まれるのは人間関係あってこそだ。
 価格は当初は3万円を切るところを予定している。
 私は何度も試着品を来ているが、BLACKSTYLEのものにくらべて私のようなナヨった日本人にはありがたい、上半身がピッタリくる。BLACKSTYLEのは、マッチョな欧米人のメーカーだけ合って、上半身がどうしてもだぶつくのである。そんなに鍛えてませんから、うちらは。ご飯だって大豆や魚が中心だし……。私以外にも何人か着てもらったが、おおむねそのフィット感に好感が集まっている。
 問題の発売期日だけれども、早ければ今月中。おそくとも秋には間に合わせたい。欲しい人はあらかじめ自分の体のサイズを測っておくことをオススメしたい。Alt-fetish.comでは無料でメジャーを希望者へ配布している。
 さてお尻に話を戻すけど、お尻に入れられなくなった私が最近はまっているのがローター。ちっちゃい、まゆ状のあれね。ドンキで1000円もしない安いものだが、かなりはまる。下手なバイブとかよりよほどいいかも。私はお尻に入れることができないけれども、おちんちんのまわりとか、もうたまりませんよ。これをラバーを着て、あるいはラバーの下に仕込んで……。
 この歳(32)になるまでこの陳腐なアイテムのよさを知らなかったなんて、ホント反省。
ディスカバリーよかったなあ市川哲也
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