シース再発売

 批評家・宇野常寛氏が「怒り」について語っていました(ETV特集2013.2.10)。
 なぜ、宇野さんは怒っているのか? ひと言でいうと、宇野さんが才能も意欲も大して感じられないようなつまらない連中が、世襲とか既得権益の「体制側」にうまく入り込んだというだけの理由で、そこそこのこと、つまらないことをして自分てすごいじゃんとか言って調子に乗っている。それに怒りを覚えると、こう仰るんです。
 私はこれには非常に共感した。怒り、というのはそんなに続かないんだけど、たまにおかしーなーこれは、って思うことがあります。私は、語る資格があるんでしょうか、実際本当はないんです。いや、ない、間違いなくないです。なぜなら私は語るよりも、ものを売る仕事に集中しないといけないんです。本来は。たとえば、先日発売したシースとか──。
 私、中学時代は成績がよくて、希望をもって将来は心療内科医になろうとか思っていたんです。しかし実際はそんなに頭もよくなく、理系は全滅で、高校で進路変更。新聞記者か、(父親の職業であった)本の編集者にでもなろうかと思って、早稲田の文学部を目指すことにしました。一浪してまんまと合格。そこまではよかった。ところが、ブーツだとかイケイケギャル(バブルのときにボディコンスーツを着てお立ち台で踊る)のブーツに夢中になって、フェチ雑誌を創刊。四谷のアズロにも入り浸ったりして。1990年代中盤の頃。
 悲劇は、就職活動の失敗、つまり某巨大出版社の最終面接不合格からはじまりました。(早大なので、数は少ないとはいえまわりの知人は普通にNHKとか集英社とか日テレ、テレ東、朝日新聞等々へ受かっていきます!クゥーッ) 私は、この不遇な体験に拘泥していれば、せっかくの人生、つまらないもので終わるとか陳腐なアドバイスをされようとしてもそうはいかない! 私は、冒頭の宇野さんが言うところの、「才能や意欲があるのに、体制側に入れなくて、腐って」逝ってしまった連中の一人に、まさにこの時、なったんです。
 出版業界で、雑誌編集部とかにいて高給(年収は軽く一千万を超える、20代後半で!)をもらって、いい服と靴を身につけ、私みたいに最終で落ちて消えていったルサンチマン・オーナーのことなど知りもしない人々に対し、テレビで宇野さんは、「雑誌は滅びる」と言い放った。宇野さんに対して、大手出版社社員だと思われる、ロン毛、色黒、いい服着てる、小学校受験→一流大学卒業コースの男が、ムニャムニャ何か反論めいたことを言ったのも一蹴。これは胸がスッとした……もちろん、雑誌が滅んだからといってもっといい世界が始まるなんて、私はいっさい思っていませんが。何かネットだとか、新しい社会潮流の中で、旧体制が力を失っていったとしても、いまいちなことになるというのは歴史が教えるところ(たとえば全共闘、アラブの春)。
 大企業や大手のメディア企業、あるいは官僚になるのに、今や血筋が問われる。血筋というのはどこの大学を出たかではなく、どこの幼稚園、小学校、中学校、高校を出たかです。つまり体制側に入るには、母親からしてその構造を理解し、子供のうちからお受験マシーンと化して子供をそういうコースに一分以内に載せないとはいもう終わり的な、そんな日本が今の日本でして。怒りを覚えるのもそこです。私は全然、お受験とか無縁でした。子供をそういう風なコースにしようともまったく思いません(記念で受けたが落ちました)。私はつまり、親、私、子と、3世代にわたって体制側からノー・サンキューといわれる身分なんです。
 いいたいことが宇野さんのドキュメンタリー(ノンポリのオタクが日本を変えるとき、とかいうタイトルだったか)を見ていて、ドバーってでてきましたが。
 私はこそこそと、もっぱらフェチの商材をネットで売る恥ずかしいどケチ商人なんですが、このように重度のコンプレックスから人生が腐ってしまって久しい一面もあります。この腐った腐敗臭をこうやって文章というかたちで皆さんにお届けしているのですが、動機はもはや物を売るということから完全に外れ、宇野さんのように社会に対して何かものをいわずにはいられない、ルサンチマンの末期的状況を呈しています。すべての出発点は、「男のくせに」義務教育期間中一度として跳び箱を跳べなかったことや、クロールで25メートル、足を付かずに泳ぎ切ったことがなかったことなどです。
 しかし、これではあまりに皆さんに迷惑でしょうからちょっと勉強して、いや勉強ってったって、放送大学を聞いたり、単行本をどんどん読むことだけなんですが、そういう活動を通じて、皆さんに知ってもらいたいことを整理して述べようかなと。
 昔フェチ以外のことをこのメルマガであれこれ書いていたところ、「だまれ、変態のくせに」的なこといわれて凹みまして、それ以後一貫してあまり政治的なこというのはやめました。これからも政治的なことは言いませんが、哲学、倫理、思想的なことはいいたいです。
 まず動機は上述したように男なのに跳び箱も跳べずクロールも泳げず、就活にも失敗したから。次に目的ですが、これは重要です。じつは哲学倫理こそまさしく、武器であるから、です。なんのかというと、いろいろな原理主義や法人資本主義といったことと闘うための。これらがなんでダメかというと、フェチな変態欲望を全うするのに邪魔になりますよね。原理主義も儲け主義も。たとえば敬虔なキリスト教徒のいったい誰が、同性婚に賛成しますかね。アメリカの場合ですが。人工妊娠中絶にすら、反対です。いわんや、黒いラバーを着てケツに指入れてオナニーしたら彼らの怒りたるや想像を絶するでしょうが、逆にその真面目な怒りこそシスターの服をラバーでコスプレ的に作ってファックするようなものが大興奮で歓迎される風土も裏面的に作っちゃってますが。
 あと、ブラック企業(大手、ではなく、三流の零細出版社)に勤めていた頃私はラバーに興味なくなりましたっていうか、ラバーどころか眠れなくなったり、食欲がなくなったりとほんと死の淵を見ました。法人資本主義は必ず労働者を搾取しますからこうなります。行き過ぎはラバーフェチの敵なんです。
 どうでしょうか。ただの変態とはいえ、いや変態だからこそ、巨大な体制のイデオロギーとつねに闘う武器を持っていないといけないってことが分かりますよね。
 では今日はこのくらいにして、本題に入りたいと思います。
 まず、これまでにあまりにもショボかったある、ALT-FETISH.comのページが、ちょっとマシになりました。このページです。
http://www.alt-fetish.com/costume/costume.htm
 タイトルバナーがまず、かっこよくないですか? これは、アドビの優れものソフトFireWorksの効果であっという間に出来ちゃいます。じゃあ何年もどうして放っておいたのかは、訊かないでください。こたえは「怠惰だから」面白くないでしょう?
 あと写真もかなりすごい。自らホームセンターに走り、何千円もするアクリル板(乳白)を買ってきて下からライトを当てる本格的物撮りっぷり! アクリル板の上に載せる被写体は、ペニスにはめる筒状のゴムの物体ですが何か?
※今後の大ニュース
Fetissoの硫化ラバーアイテムを取り扱うことになります。ラバーマスクはすでに取扱開始済み(2週間程度で在庫)。他のアイテムは早くて夏くらい? グローブとかソックスといった、よく使う小物を展開します。人間嗅いだり飲んだりしたら死ぬぞってくらいの毒液でゴムを漬けるとアラ不思議、耐久性が増して、なおかつすべすべラバピカなしで着やすくなるって話、知ってる? このゴムの(毒液漬けて衣料品としての質を高める)性質って、百年以上前から人類やってるんで、我々知らないだけです。Fetissoの製品は全部そういう処理した物。すべすべでありがたい。
※オリジナルラバーブーツ
サイズをきちんと測って、男性でも履けるブーツをお作りしています(私じゃなくて中国の工場ですが)。私的にはたいへん廉価でサイズも合う、女性用のラバーブーツということで文句なしではいてオナって喜んでいたんだが、あるお客様のご指摘は……。ソールと筒の接合部分にシワがあるなど、イマイチとのこと。必ず見てからご注文いただくことが重要ですね。
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文・市川哲也
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1.マジでラバーフェチの市川が満足するものしか売らない、ラバーフェティッシュ
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揃え(出血も辞さない在庫への投資)
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 グーグルやヤフーで上位に出るからといって、そこの商品やサービスが優れている
とは限りません。そのことは皆さんなら当然ご承知と思います。
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