ALT-FETISHヤフー店について

2015年は、ECインフラをヤフーショッピングに移行する、イノベーティブな年になります。

2001年にALT-FETISH.comを始めたときは、perlで書かれたcgiという技術でカートシステムを実現していました。ショッピングカートシステムは、専門書のサンプルファイルをカスタマイズしたものでした。デザインは、アメリカの老舗書店のオンラインショップを真似しました。BANES & NOBLEだったかと思います。

2008年頃に、さすがにセキュリティーもないのはマズいんじゃないかということで、ネットショップオーナーというシステムに移行しました。このシステムは、いったん3万円ちょっと払って購入したアプリケーションソフトウェアをローカルにインストールしてしまえば、あとはそのソフトがサーバ上のシステムを動かしてくれる便利なものでした。デザインもテンプレートがそのソフトにいくつか入っていたので、ひとつ選んでちょっとカスタマイズして、使えました。2015年1月現在もALT-FETISH.jpドメインで稼働中です。

そして、2013年か、2014年に、ヤフーショッピングが出店手数料を無料にするということが発表されました。すかさずこれに申し込みました。昨年末からポツポツ商品を登録して、とりあえずそこではセールの現品処分的位置づけで試運転しています。

同じ「ものを売る」ということを実現するのに、今日ほど敷居が低くなっている時代はない、と一見みえるのですが、じつは、敷居は逆に上がっているというのが実感です。もちろん、お金は無料だし、誰でも、個人でも、ネットに店を出せるということは間違っていません。しかし、それを実行に移すのに必要な資源は、たいへんなものがあります。

結局、写真を撮って、適当に画像を処理し、魅力的に飾って、そして検索ロボットにもしっかり訴求するキーワードを適切に登録する。この手間たるや。ワークライフバランスなんて言葉はすっ飛んでしまいます。一日中パソコンの前に座り、集中しなければ、あっという間に他店に抜かされてしまいます。

それでもあたらいいシステムに乗り換えないことには、経済合理性の観点からも、顧客サービスの観点からもそもそも競争の土台に居続けることすら出来なくなってしまいます。

この数年で、非常に多数の若者が、従来はパソコンを買っていたような層でも、スマホだけ買って、パソコン購入には至らない状況が加速しています。指ですーっとなぞるだけ。読むべき物はなるべく短く、写真やビジュアルで直感的に意思決定をしてもらえるよう、サービス提供者は血のにじむような労苦を絶え間なくしていかなければならなくなっています。

さて、目標は今年いっぱいとたいへん遠大ではありますが、上述の通りヤフー店に移る作業を進めています。ALT-FETISH.JPのポイントが、移行後は使えなくなってしまいますから、早めに買い物して下さい。ポイントを使い切らないで失ったとしても、長い目で見ると、ヤフー店移行後のお客様側のメリットは、計り知れないでしょう。カードで決済しても、特にそのために手数料がかかりません。Tポイントもたまりますし、私たちサプライヤーはヤフーからしょっちゅう販促企画をやれと尻を叩かれている状況です。皆さまにポイント還元セールをしたり、単に値引きセールをする機会は非常に増えると思います。これが、人口減少社会における、小売り事業者の貧困への競争です。

何か便利で、どんどんサービスが洗練されていくようにみえても、収穫は減り続ける一方なのです。ローカルサービス産業に従事されている方なら、共感していただけるかと思います。

今日も長いこと、愚痴めいた告知を読んでいただいてお礼申し上げます。私がフォトショップの練習で作った作品をご覧に入れましょう。モデルは北見えり。二枚目の画像は、ショールーム閉鎖後の「ミニマルスタジオ2.0」のALT-FETISH.com版予告編です。そう、スタジオを復活させようと思っています。ミニマルスタジオのときのほうが、フェチのショールームよりも、収益率は全然よかったんで。

北見えり合成、森

ラバーを作品作りに。ラバーキャットスーツのあるスタジオ。ALT-FETISH.com
電話番号は今は使われていませんのでご注意下さい。

 

 

常設ショールーム終了のご案内

1950年代の終わりにアメリカのフォード社が「エドセル」という車を売り出しました。この車は、鳴り物入りで売り出したものの販売不振で大赤字となり、わずか二年で生産中止に追い込まれました。フォード社は、何年も前から実施した緻密なマーケティング調査をもとにこの車を開発したのですが、想定していた顧客が、期待通りの購買欲を持つにはついに至りませんでした。巨額の広告予算、営業予算をつぎ込んだにもかかわらずです。
エドセル開発陣は、購入者層に、当初エリートの白人層を設定しました。彼らは車を買うことによって、自分が他人とは違うエリートだったり、あるいはほかと違うものを知っているというひけらかし欲求の満足感を得られる、だからエドセルは売れると思ったのです。しかし、そうした消費者のありがちな自己満足は、何も車を買わなくてもかんたんに満たすことが出来ます。エドセルよりもはるかに安い、エリート白人層向けの雑誌や、デザイン品質で少しばかり差別化された日用品の買い物体験で十分満たされる──つまり、何百万もする車が、日用雑貨店で売っている数百円の雑誌と競争しなければならない事態を自ら設定してしまったということが彼らにとって盲点でした。
自分たちが、こんな層に向けて、こんな商品を打ち出せば、必ず消費者が付いてきてくれる、気がついてくれる。これが間違いです。そもそも、人間を「層」などというグループにまとめること自体に無理があります。結局、モノやサービスの善し悪しを決めるのは、その作り手、供給側ではなく、消費者なんだというのが、エドセルが残したひとつの教訓です。
ALT-FETISH.comの小金井ショールームもまた、消費者が王者の風格でひとつの結論を出すのに長い時間はかかりませんでした。日本初、ラバーキャットスーツを試着できる店ということで、もちろん、一定の評価はいただき、全国各地からお客様が絶えない状態ではありました。しかし、その数があまりにも少なく、経営的な持続可能性、健全性はかならずしもよくありませんでした。
こんな店があったらいいなという私の誤った思い込み、エドセル開発陣たちと同じ落とし穴に私も陥りました。独りよがりではじめても、世間にいかなるインパクトも与えることはできませんでした。
私はアスペルガー症候群(今は、医学上は自閉症スペクトラム障がい)を軽く患う人間であり、ものごとを情動や共感ではなく、数字やシステム的視点から観察するのが好きです。ですから、このショールームにおいでになったお客様がたと、すばらしいひとときを過ごし、お客様も大満足で帰られたのはまことに結構ですが、そのことよりも、経営的な数字がやばいというのを深刻に受け止めます。このラバーフェティッシュのカテゴリーでは、2009年頃、ちょうどショールームをオープンした頃を頂点に、売上が減り続けています。しかし、日本国内のあらゆる小売業の売上の前年対比割れが続いている昨今、このこと自体、めずらしいことではありません。問題は、ショールームが売上アップに寄与するどころか、何の影響もせず、逆に私の時間が削られてしまうというところです。時間も金も、もっとも効率のよい投資先に投資しなければ(うちの場合は要は商品なんですが)、ビジネスを続けることは出来なくなってしまいます。
場所も最悪でした。ハブとなる新宿から30分以上かかるこの場所に利便性を感じる人は、すべての客の1パーセント未満でした(ゼロではなかった、という意味です)。建物もまた、人々の期待を裏切りました。これだけ不便なところに来たんだから、建物にはなにかしら期待が高まるのも無理はありません。ところが、肝心の建物こそ、もっともひどい。築50年近く経った、倒壊寸前の古アパートで、風がちょっと吹くとグラグラ地震のように揺れます。たった2階で。そして、断熱は一切ないため、光熱費がよけいにかかります。最近では水漏れもありました。いくら家賃が安いとはいえ、それ以外にいいことがひとつもないとしたら、それは店の建物としてもはや資格がないということ以外、評価のしようもありません。
結局、4年間で、およそ100人程度の人がお見えになったと思います。100名のお客様には心から感謝御礼申し上げるとともに、ショールームのサービスを継続できなかったことについて、この場を借りてお詫びして取り消します。こんなショールームでも、中にはたびたび足を運んでくれる方もいらっしゃいました。今は私はひとりひとりのそうしたお客様のお顔を思い浮かべながら、そうした皆様に向けて、この文章を綴っている次第です。
今後は別の場所を借りてもっと利便性のいいところで、イベント形式で定期的にキャットスーツ試着受注会を実施していく所存です。

【重要なお知らせ】ALT-FETISH.jpのポイントが使えなくなります
2015年中に、ALT-FETISH.jpの全商品をALT-FETISHヤフー店に移行することが決定しており、鋭意作業中です。ヤフー店はとりあえずセール品や在庫処分の意味合いが強いですが、来年以降すべての商品をヤフー店で扱うことになることが予定されています。ALT-FETISH.jpのポイントはALT-FETISHヤフー店のポイントに移行したり持ち越すことは一切出来ません。年内中にALT-FETISH.jpのポイントを使い切っていただくようお願い申し上げます。

2015年のALT-FETISH.com展望

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ラバー・ラブな皆様。明けましておめでとうございます。
14年目に突入する今年も、ALT-FETISH.comは皆様のハッピーなラバーライフに欠かせないアイテムたちの供給に鋭意努力してまいる所存です。
ALT-FETISH.comではここ数年来、鮮度が落ちたり余剰になった在庫、撮影で使用した一点物のアイテムを、販促も兼ねてヤフーオークションに出品してまいりました。
今年は、昨年末からはじめたALT-FETISHヤフー店(http://store.shopping.yahoo.co.jp/alt-fetish/)で、膨大な本店在庫の一部を機をみてどんどんセール放出していく予定です。ALT-FETISHヤフー店では、ヤフーIDでログインしていただければTポイントカードが貯まりますし、もちろん、ヤフーショッピングで使用できるクレジットカード決済も出来ます。ECインフラとしてたいへん洗練されており、皆様の購入体験の品質向上に大いに貢献できると信じております。
もちろん、従来どおり、本店(ALT-FETISH.jp)では最新の在庫状況を反映した即納アイテムを豊富に取りそろえてお待ちしております。
今年もしできれば取り組みたい企画としまして、コスプレイヤーで活躍する美女の皆さんの中から、ラバーを着たいと関心を抱かれる方を、個撮したいカメラマンの皆様へ斡旋紹介するモデル派遣事業です。昨年秋に、ラバーのデリヘル嬢派遣をリリースしたものの、予想したとおり一件のご利用もない状況が続いています。店に来るお客様に必ず、カネを払ってラバープレイ相手の女性を派遣してもらうサービスを利用したいか訊くようにしているんですが、90パーセント以上のお客様は「要らない」といいます。それは私自身に訊いても同じで、まったく当たり前の回答だと思います。ラバーを自分で着れば十分興奮して楽しめるわけだから、そこに他人が介在する必要性はまったくないのです。ましてやカネを払って誰か呼ぶくらいなら、ラバースーツを増やした方がよほどマシです。お客は、もしこのラバーデリヘルを利用したいのであれば、どっかホテルを借りて、そこでプレイをしないといけません。プレイの装備をホテルに持っていくなんて考えただけでも面倒くさくてゾッとしますよね。めんどくさい上に、ホテルの料金もさらにかかってくるわけですから、その敷居の高さはほとんどこれから東北の海岸沿いに絶賛建設される防潮堤ほどだと思います。
ラバーデリヘルは予想どおりの閑古鳥で放置するとして、新しくはじめようとしているのが先ほど申し上げたとおり、ラバーを着た撮影モデルの派遣であります。
これはいけると思います。なぜなら、ラバーフェチはオナニーが目的だから、デリヘル嬢を呼ぶ動機はほとんど成立しません。それに対し、ラバーフェチのカメラマンは、きわめて美しい写真をぜひ、自分の自慢のカメラ撮影機材を駆使して撮影をしたいわけです。その欲求実現にために必ずモデルが必要になります。
既存の撮影会は百花繚乱でありとあらゆる場所、モデル、趣向で毎日都心で開催されています。その撮影会は通常、1枠いくらと値段が決まっていて、その決まった枠の中で、個撮ならモデルを一対一で撮影します。団体の場合は、その枠内で順番が回ってくるまで待って、たとえば3分とか決まった時間だけ一対一で撮影します。
このような既存サービスは、それはそれでいいのですが、衣装がまったくラバーとは関係ない。そして、個撮は料金が高い。団体は待ち時間の効率が悪い。こうした「解決されていない課題」があります。
ALT-FETISH.comの派遣サービスはこの課題を、ラバー・ラブ、カメラ・ラブな皆様のために、何とかしたいと思ったわけです。
モデルは、既存撮影会の場合は、主催団体に4割程度抜かれてしまいますが、ALT-FETISH.comは2割以上はいただかないことにしています。その分、料金を安く設定することが可能です。その上、大好きなラバーの衣装を無料で借り受け、モデルに着装して撮影いただけます。
ただし、その代わりに撮影した画像の著作権は全部モデル本人に無償で譲渡していただきます。ALT-FETISH.comはそれらの画像の出版契約を取り交わしてモデルごとに写真集ロムを制作し、販売したりモデルが即売会で販売してマネタイズすることが出来ます(彼女たちも、搾取されず最低限度の文化的な生活を送る権利がありますから)。
撮影場所はどうするか?ラバーを着て撮れる場所なんてあるのか?
これが、あるんです。
たとえば、東京Booty(http://bootyjapan.jp/tokyo/)。
ビル丸ごと、撮影スタジオになっています。もちろんロッカー、メイクルーム、更衣室もあり、カメラマンとモデルそれぞれ、税抜3000円(休日は税抜5000円)を払えば、なんと一日中建物内にいることが出来ます。
気になるセットですが、電車、和室、教室、黒ホリ、白ホリ、リビング、ゴシック風、儀式風、廃墟、スモークや血のり、シャボン玉が利用できる特殊ブース、BAR、江戸の街の広場、アイドルステージ、女の子の部屋、神殿、屋上屋外庭園などがあります。
休日は混雑していて、ほかのお客さんが撮影している時はそのブースは待つ必要はありますが、これだけバリエーションがあって、しかも一日いられるわけですから、十分だと思います。
このような施設は、カメラマンが懇意にしているモデルと一緒に行くことを想定していることがポイントです。そして、モデルとカメラマンが入場時に払う料金はそれぞれ同一であるというのもユニークです。もしALT-FETISH.comのモデルをこのスタジオで撮影したい場合、カメラマンはモデルの分の入場料も負担していただく必要があります。そうすると、休日で一万円を超えてきますから、これが安いか高いかはエンドユーザー個々の状況で別れてきますが、撮影会の個撮とくらべれば、かなり安いと思います。理由は、撮影できる時間が長いのと、セットのバリエーションが非常に豊富なのでたくさんの写真が撮れるからです。
ALT-FETISH.comのモデル派遣は、モデルによって料金はバラバラというか、モデルが決めてもらったものの一定割合をALT-FETISH.comに払ってもらう手数料方式にしたいと思っています。おそらくBootyと同じように、一日いくらみたいな感じになろうかと思います。もちろん時間でいくらでもいいでしょうが、撮影会場が混み合っていたりすると難しい局面も出てくる危険があります。
このサービスは、私(市川)とたいへん懇意にしているあるカメラマンの発案で、ほとんどそのカメラマンのために考案したものです。ですので、そのカメラマン以外の人がどれだけこうしたサービスを利用したいかはまったく知りようもありません。
ですので、ALT-FETISH.comが出来ること(ラバー衣装込みでモデルを紹介すること)でほかにこんなことをお願いしたいというアイディアがあれば、ぜひ個別にご相談下さい。

さて、話をまとめますが、このあと一月初め頃、ALT-FETISH.comは新しいラバーキャットスーツの在庫ラインナップをリリースしていきたいと思っています。それは、0.8ミリの廉価なラバースーツのフロントファスナー版です。今ALT-FETISH.comのサイトでは、この厚さはショルダーファスナーのみの展開になっていますが、実際この厚さのショルーダーファスナーはかなり着るのに苦労します。私がこの厚さにこだわるのは、もともとのフェチの由来が、私の場合はバイクの革ツナギにあります。0.4ミリでは出ない、重厚な革っぽい雰囲気が、0.8ミリですと出てきます。フロントファスナーならさらに革ツナギっぽくなるという目論見から、このラインをリリースすることに決めました。そして、手首や足首にファスナーを標準装備して、脱着をスムーズに出来るよう配慮しています。
フェチは百人いれば百通りですから、この手足のファスナーが「クソうざい」と思う人もいると思います。もちろん、このファスナー無しも同じ料金で注文可能ですから安心して下さい。
これからも愉しく、ラバとともにあるあなたの人生に幸せが訪れることを祈念しつつ、年頭の挨拶に代えさせていただきます。