「変態」は男だけのものか?

 ラバー好きなら容姿はメジャー級ではなくても、若くてそこそこかわいければ容易にスターになれる。
 ビアンカというカナダ出身(確か)の女の子が、数年前にラバー好きのフェティッシュなボーイフレンドにそそのかされてちょっとラバーを着て写真を撮ってみた。
 彼女は何度かそうしたプライベートな性的なプレイやフォトセッションを経るうちに、ラバーの着心地やら、自分の見た目がまったく変身してしまう非日常性に魅了され、ラバーの虜となってしまう。「変態」は男だけのものではなく、女性も魅了する。そして魅了された女性は、変態をファッションに昇華する力を持っている。
 ごらん。彼女、いまやこんなサイトまでやっている。世界的なラバークイーン、ラバーモデルの川嶋あい(ちょっと違うか?渋谷街頭などでのライブでのし上がった歌手)、ラバーセレブである。
 この人の名前はビアンカ・ビショップ。何度もMARQUISで取材・インタビューされ、最初は初々しい素人で、こわごわラバーを着たらよかったみたいな美談となってまとめられていたが、今ではラバービザール専門誌ヘビー・ラバー・マガジンにものすごいビチビチなビザールコスチュームを着て登場したり、ご覧のサイトのように金儲けまでしている。
 BIANCA:Aboutで生い立ちや性経験があけすけに、固有名詞付きで書いてあり、どういう経緯でこのようなラバー好きになったのかがよく分かる(ただし英語)。
 基本的には素人だった、しかしだんだんSMやラバーに関心を持つようになり、世界が広がって今はとても毎日が充実している、そんな感じだろう。
 何度も言っていて、いい加減に虚しいが、Alt-fetish.comはこういう人を育てたいと思っている。だがビアンカがプレイボーイ誌などでも登場するほどの「セックスシンボル」になってしまったように、ラバーモデルにもそれなりの「犠牲」が伴う。
 また若くないとダメだ。
 Alt-fetish.comはこれまでにこうしたモデルになってくれそうな人にアプローチを続けてきたが、うまくいった試しがない。私の変なしゃべりや、次々と露呈される想像を絶するイヤなリスクの説明でヤーめたとなる。そしてやめたいという意思表示をしたら最後、私は「そのほうがいい」と一緒になって安堵する体たらくだ。
 もう年もそう若くなく、子供もいる身分。もし我が子がこんなモデルを志願したらと思うと、目の前のモデル希望者が「やめた」と言ってくれた方が安心してしまう、親心である。
 未成年は論外だろう。簡単に人は言う。モデル使ってビデオ作って売ればと。それがいかに難しいことか。実際に行動に移ってみればすぐに分かる。
 それに、海外にはこんなにも素晴らしいビアンカがいるし、MARQUISだってどんどん強力な映像作品を送り出してくる。登場する女性たちは日本人がいくら何したところで勝ち目はない、美しい人ばかりだ。そういうところから来る無力感もある。
 しかしけっしてあきらめないぞ。死ぬまでこれは目標にし続けてやる。
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Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com
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