HIVこう防ぐ

 台風やHIV感染予防に効果があるとされるものと言えば、ゴム。前者はゴムボート、ゴム長靴。水浸しの際は大活躍だ。そして後者はいうまでもなく、コンドームの素材として。
「年齢別では、感染者で最も多かったのは20―30代で、全体の約75%を占めた。患者は感染者より高齢の30代以上に広がっていたが、今回の報告では、日本人の20代の患者が過去最多の13人にのぼった。動向委では「ウイルスに感染してからエイズを発症するまで約10年かかるため、中学を含めた10代の若年層で感染が広がっているとみられる」としている。」
 どうも最近、未成年者のエイズ感染が増えているようだ。3ヶ月間の集計では感染者数が過去最多というニュースである。
 ラバーキャットスーツで、チンコどころか全身を密閉してしまうAlt-fetish.comの読者ならば、エイズとは無縁だ。ゴムなんかでみみっちくペニスだけをくるむなんて、話にならない。頭の先から爪先まで、くまなくラバーに密閉されてはじめて生きようという気になってくる、それが真のフェティシストというもんじゃなかろうか。
 chikaさんのところに寄せられたこのイラスト。密閉の快楽で、ペニスをびんびんにしながら悶絶する様。なんと美しく変態的であろうか。chikaさんのこのエントリーでは、変態行為による「死の回避」がテーマとなっている。私はこれを読んで、変態行為のもつ圧倒的な生命保存機能、癒し機能を実感した。しかしここではあくまで内面に対してのものである。
 HIV増加の記事をみて、内面だけではなく、外面的にも、つまり感染から身を守るという身体の物理的安全面でも、我らがラバーフェティシズムは勝利を収めたことを知ってうれしさでいっぱいだ。
 未成年者も早くこうした快楽があることを知るべきだ。ナマのチンコなんて見苦しく、汚いだけ。半透明のゴムに収めてはじめてそれは、美しさを獲得する。うそだと思うんだったらもう一度、chikaさんのページ、特に股間部分をみてごらん。この愛すべき薄手の素材を通じてくっきりと浮かび上がったペニスの何ともいえない美しさ。私はこの美しいイラストを、「個人で楽しむ目的に限り」プリントアウトしてみました。ありがとう。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com

HIVこう防ぐ” への2件のフィードバック

  1. あなたの執筆をありがとう. ゴム製覆いは安全である. 刺激することができる. ゴム製芸術は刺激的である。ども ありがとう ございます!

  2. こちらこそありがとうございます。ストライクゾーンにどんぴしゃりとはまるイラストの数々。これからもchikaさんをモチーフにがんばってください。期待しています。

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