妄想で生き残る

 風邪でふせっているときにそれでも自分がラバースーツに身を包んでいけないことをしている妄想が頭のなかに浮かんでは消える。
 自分がラバーキャットスーツを着てマスクもかぶってポニーヘッドハーネスを付けたときのとてつもない変身ぶりが忘れられないのである。
 またあの姿になって自分を見いだしてみたい。鏡のなかで。わざわざドンキホーテで等身大の鏡を買って妻に思い切り嫌がられたくらいである。
 話がずれたが、体調が悪くても結局ラバースーツを着ている自分を想像するだけでワクワクするし、楽しく幸せな気分になるくらいだから、つくづくフェティシストである。身体はダメでも、精神はラバーフェチを妄想するだけで回復してくる。フェティシストでよかったー。
 Alt-fetish.comのオリジナルキャットスーツは、ラバーが敷居が高い人にとってはこれ以上のものはない逸品だ。ところがたまに標準体型以外の人が買って着て、当然破けて、簡単に破れたりしてキャットスーツのせいだって、言うじゃなーい? キャットスーツのせいではなく、あなたのその体重のせいですからー残念!
 アメリカでは一流会社の役員に登用されるためには、太っていたり喫煙習慣があるというだけでNGとなるケースがあるという話をもう何年も前に聞いた。求められる満足感が高ければ高いほど、それを獲得するのには非凡な努力が必要になるのである。いくらキャットスーツとはいえ、ただ着ればいいというものではない。自分が着たその姿に酔えてはじめて、キャットスーツの効力は最大になる。
 痩せてから着て欲しい、オルタフェティッシュオリジナルキャットスーツであるが、痩せるためにはラバーキャットスーツがオススメだ。
 ラバーキャットスーツは猛烈に発汗するし、多少太っている人でも伸びて対応して破れることはない。これをピチピチに着て軽く運動すればどんどん痩せる。それで痩せればAlt-fetish.comのオリジナルキャットスーツをスマートに着こなせる。太っている人にはラバーキャットスーツ。間違いない。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com