anatomicalゴム人形マスクで解放感を満喫

 anatomicalというのはこの世界へ入ってみてはじめてであった。解剖学とか、解剖といった意味であることが辞書を引くと分かる。
 ラバーマスクにはふたタイプある。ひとつは型をおこして貼り合わせるタイプ。もう一つは、鋳型を作ってそこへ液状化したラバーを流し込み、立体成型してしまうタイプ。
 今回ギャラリーにアップしたのは、後者のラバーマスクだ。それも1.2ミリもあり、厚いもので、口の穴がない。口にはうっすらと人の唇の形が浮き上がっている。これこそがアナトミカルの由来である。この唇の形は、誰か別人の、モデルとなった人のそれを、解剖学的見地に基づいて再現したものなのだ。
 穴は目と鼻しかない。かぶるとたいへん苦しく、死にそうになる。しかし鏡に映った自分の姿に、妙な解放感を覚える。まるで自分ではないのである。
 顔が自分のものではないという状態がここまで解放感をもたらすとは知らなかった。もはや別人の顔がそこにはある。顔面は実際には、かぶったそばから猛烈に噴き出る汗で、ラバーのきつさで、思わずうめくほど苦しくキツい。表からみれば無機質なラバーの物体と化した自分がいるわけだが、ラバー一枚下には真っ赤に上気し、汗でネチョネチョになった顔面がゆがんでいるのである。
 anatomicalというテーマでギャラリーに新作をアップした。ぜひご覧いただきたい。
※このマスクはもともとが「モールドマスク 黒 Sサイズ 1.2ミリ厚 」のを、口の穴を開けないでくれとBLACKSTYLEに特注したものです。Alt-fetish.comでは現在ウェブで常設販売しておりませんが希望の方はメールください(info@alt-fetish.com)。また、1.2ミリ厚の立体成型マスクは現在ドイツのラバーズファインネストから初回仕入れ中です。こちらをお待ちいただいた上でご検討された方がいいかと思われます。ゴーグルは非売品ですがそこら辺のスポーツショップやドンキホーテに売っているスキーゴーグルです。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com
info@alt-fetish.com

「anatomicalゴム人形マスクで解放感を満喫」への3件のフィードバック

  1.  市川さんのanatomical、素敵ですぅ。マスクの上から撫で撫でしてあげたい。
     これからも素敵な写真でゴム人間を大量に発生させて行って下さいね。応援してますよ~。

  2. 凄い!まるで『UNDER6LAYERS』そのものです。
    すっかり魅了された私は、暫し時を忘れて見入ってしまいました(*^^*)
    でも、半端じゃなく苦しかったりしますよね。
    海月も挑戦した時は意識朦朧状態でした。
    でも始末の悪い事に、それが堪らなかったりするんですよネ(^^;

  3. 私のラバー装の写真をアップすると必ずアクセスが増え、またコメントもいただけるのでたいへん励みになっております。ありがとうございます。chika様、そうですね、私の写真でゴム人間を大量増発させたいですね、それを目標にしました、今から(笑)。海月様、バレンタインデーにはありがとうございました。「射精」を目的とせず、単に撮影するためにラバーを着るのってけっこう苦痛なんですよね。それはchikaさんも海月さんもよくご存じのはずです。まあお互いにがんばっていきましょうねこれからも。苦労してラバー披瀝することで、ラバー人間がこの世に増えればいつか私がパートナーと巡り会うことができる、それが私の「真実への愛、結実への道のり」です。しかし若いうちにかなうのだろうか……

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