腐女子にギャルメークしてみた!! 

さて、このたび、ALT-FETISHが毎度、みなさまを非日常ワールドへ誘う映像コンテンツを制作する夢工場(ALT-FETISH東京ショールームhttp://www.alt-fetish.com/service/shop/index.htm)で、新しい作品撮りが行われました。今日の作品撮りには、志願してくれた、若いふたりが参加してくれました。21歳の男性と、20歳の女性です。ふたりのプライバシーの関係上、詳細は述べることができませんが、男性と女性はカップルで、男性がラバーフェチです。先日、ラバーフェチの男性がバキュームベッドとキャットスーツの試着のために、ALT-FETISH東京ショールームへカップルでおいでになったのが縁です。
 彼女は普段、メイクやファッションにまったく関心を持たず、もっぱら漫画やゲーム、ボーイズラブ小説をこよなく愛す典型的な腐女子です。ただ、普通の腐女子と違うのは、収入のほぼ100パーセントをマニアックなDVDへの出演報酬から得ているという点です。つまりDVD出演経験は今回のALT-FETISHの作品が初めてではないということです。もしかして読者のみなさまの中には、あああの人だと分かる人もいると思います。
 彼女は腐女子ですが、生まれつき容姿は悪くありません。あか抜けない服装、ノーメイクの彼女が歩いている様子はほとんど無垢な高校2年生にしか見えません(実年齢は20歳)。町を歩くと、頻繁にナンパされます。
 せっかくロリな腐女子ですが、私の趣味ではないので、私の趣味である「黒ギャル」のケバいメイクを施術し、変身させることにしました。ギャルメイクしてみて、やっぱりメイクはプロフェッショナルが成り立つのも道理、きわめて難しいと痛感しました。二度撮影したのですが、二度とも残念ながらそれほどギャルっぽくはなりませんでした。それでも、もちろんノーメイクの腐女子顔から比べればまるで別人です。本当に可愛く、色っぽい女の子になって、彼氏も大喜びでした。
 メイクは具体的にはどのように行うと思いますか? 私が今回の企画のために、メイクの参考書やギャル雑誌、YOUTUBEやその他のネットで得た知識を、ここで披瀝したいと思います。
 まず、準備ですが、必要なアイテムは
・リキッドファンデーション…地肌に直接塗ってメイクの下地を作ります
・リッキッドコンシーラー…肌のくすみ、目のクマ、ほくろ、肌荒れあとなどを隠します。口紅の下地に使うと、唇の輪郭を消すことができます
・アイシャドー…色が付いた粉のものです。通常、ハイライト、ニュアンス、シャドーなど、明るさで4色または3色入ったものが多いようです。
・アイライナーペンシルタイプ…まつげの際から二重の少し上までをこれで濃く塗り込めて、デカ目にします。
・リキッドアイライナー…まつげの際と、まつげの内側(眼球側)の粘膜(ピンク色のところ)に塗り、黒目を大きく見せます。
・カーラー…まつげをカールさせます。
・マスカラ…まつげにつけてまつげのボリュームをアップします。
・口紅…ベースになる、ピンク系
・口紅ハイライト…白系。唇上下の中央に塗り重ねると立体感が出ます。パール入りがいいですね。
・口紅グロス…さらにべっとりと口紅の上から塗って、透明感と落ちにくさを得ます。
・つけまつげ…奥二重や一重のモデルには必須です。いくら塗り物をしても、つけまつげにはかないません。
・チーク…ほおに塗って色気を出します。
・ウィッグ…やはり髪の毛は必須。腐女子の場合は特にそうです。
・その他…綿棒、ティッシュ、コットン、リップブラシ、チークブラシ
 なんだか、女性なら普段ありきたりのものですが、こうして男性としてみると初めて聞く言葉ばかりですね。メイクひとつとってもえらい手間ですよね。驚きです。
 これらの膨大な道具は、いずれもドラッグストアで買えます。予算としては、全部で2~3万程度かかると思います。安く済ませれば1万円台後半でも大丈夫です。値段はピンキリなので、ご予算に応じてどうぞ。私は幸い、妻など身内に女性が多いので、連中からタダで借りたりしたものもあります。また、ドラッグストアとはいえメイクコーナーに男がひとりで入るのは社会規範上困難です。妻帯、あるいは部下の女性と一緒に行くなどしてみてください。
 メークの順番は次の通りです。
 リキッドファンデーション→コンシーラー→アイシャドー→ペンシルアイライナー→リキッドアイライナー→つけまつげ→マスカラ→口周りコンシーラー→口紅→口紅2→口紅グロス→チーク→ウィッグ 完成! それぞれの内容、方法は皆さんもググってみてくださいね。簡単に動画が見つかりますよ。
 ファンデーションから初めて、ウィッグ装着まで軽く1時間近くかかります。途中でアイライナーがまぶたに付いたり、つけまつげがうまく付かないなどのアクシデントに見舞われます。じつは一番難しいのは、アイシャドウです。アイシャドウは、明るいハイライトから黒い目の際用までの4色を、せまい眼球の周辺で使い分けて、最終的には彫りの深さや立体感を出さなければなりません。奥二重の場合は、まぶたを引っ張って念入りに塗っても、二重の中にアイシャドーのほとんどが隠れてしまうことになります。その場合は、目を開いた状態でアイシャドウがきちんと見えるまでぬりこめます。今回の腐女子はそういう例でした。目が「の」の字になった可愛い子なのですが、アイシャドウがうまく見えず、苦労した次第です。
 口周りは、コンシーラーを塗って唇の輪郭を消したあと、口紅を塗りますが、今回の腐女子は唇の輪郭はそのまま使いました。ハイライト用の口紅がなかなか乗らないので苦労しました。ところでメイクをしていて思うのですが、口元からのぞく「歯」は顔の美しさにおいてなかなか重要です。美しさを追求されたい方はデンタルケアを意識して行いたいですね。
 話を戻しますが、腐女子メイクはじつは日を改めて二度行いました。1度目は失敗でした。失敗の最大の原因は奥二重だったため、念入りに塗ったアイラインが二重まぶたのあいだに隠れてしまったこと、また下のリキッドアイライナーが目立って、すごく人相が悪くなった点です。この反省を踏まえ、2度目では、奥二重になっても隠れないよう念入りにアイラインをひき、なおかつつけまつげをつけて上のボリュームを出した点です。
 このように、たいへんな手間をかけて、ひとりの腐女子を何とかギャルに仕立て上げたのですが、みなさまはどう見ますでしょうか。面白いビフォー・アフターの写真は、今週末のJFB(@新宿キリストンカフェhttp://www.tksociety.com/j/index.html)にて公開いたします! もともと可愛い子なので、メイクをすることにより、たとえていうなら純真無垢な高校2年生(実年齢は20歳、あくまでそれふうという意味)が、社会に出るためにメイクで武装し、見事ギャルに、大人の女の人として初々しくデビューした感じが出ています。イベント終了後、なるべく早く、ALT-FETISHウェブサイトにて公開します。着ているコスチュームは、今回特別にALT-FETISHの熱心な支援者であるRUB武蔵野氏(http://www.alt-fetish.com/cnts/talkevent/01index.htm この記事懐かしー!)寄贈のラバーメイド服です。
 ちなみに、メイク終了後、本人はしげしげと鏡を見て「気持ち悪ぅ」と言っていました。撮影終了後は、ただちにすべてのメイクを落としてしまい、彼氏が落胆していました。腐女子からすれば、顔面にあれこれ異物を塗りたくられて、うんざり不快なことこの上ないと言うことでしょう。
 ちなみにこの腐女子はラバーマスク映えがする顔です。ラバーマスクをかぶると別人のようにエロくなります。中学生→地方出身者の女子大生デビュー→ラバーマスクでAVデビューと三変化はかなりいいです。
 さて、メイクが無事終了したあとはおきまりのエロビデオ撮影です。ラバーマスクをかぶせてオナニー、バキュームベッド、縛って電マ、彼氏とセックスなど、予定されていた諸シーンを無事収録いたしました。
 収録の途中に、私が彼女の股のファスナーの位置を変えようと、スライダーを移動させたところ、性器の一部がファスナーにひっからまり、あまりの痛さに号泣してしまうというとんでもなく萎えるハプニングが起こったのが地味にトラウマとなりました。なお私はMなので、女性がそのような有様になる画というのはノーセンキューなのです。
 今回、ふたりは恋人同士で、プライベートでもセックスをしているあいだ仲です。親密なふたりの、リアルなセックスをみなさまが動画でご堪能いただけるのは、早くて2010年の1月になりそうです。どうかおたのしみに!