あたらしい展開

 先般、TGを主宰する会社のT氏と、ラバーやレザー素材を中心に靴をデザインしようと考えるK氏がやってきた。ALT-FETISH.com(物販)、TG(イベント)、そして靴のクリエーション。ステージこそ異なれど、ビザールカルチャーというひとつの同じ方向性を共有している私たちで何かよいものを生み出すことができないか、今後も継続的にミーティングを重ねさせていただくことになりそうだ。
 最近のサイトの状況としては、2月中に入荷しているRubber’s Finestの立体成形ラバーマスクや、下旬に相次いでMARQUIS、BLACKSTYLEから入荷し、即納可能アイテムが豊富に揃った。ここのところ受注は年末年初の猛烈ともいえる好調の反動からやや落ち着いてきてはいる。ここにきて日本でもだいぶ、ビザールカルチャーが受け入れられてきつつあるようだ。冒頭の諸氏によれば、TGなどのドレスコードありのイベントではどんどんラバー人口が増えてきて、みな素晴らしい着こなしであるという(イベントにめったに行かなくなってきている私にはうれしい情報だった)。
 ラバーを着ただけで感じてしまう私はラバーを着て人前に立つというのがどうしても照れくさいのである。オナニーを人に見られているみたいで……。そのへん、冒頭の諸氏の場合は、ラバーを着ても別にそういうことはないタイプの人たちのようで、別な意味でうらやましかった。
 RCJさんの周辺では、ラバー好きの人たち同士の大人の社交(変な意味ではなく)が繰り広げられていることを知っている。私も、ラバーを着てイベントに出てはみたいものの、大人の社交をわが息子がおとなしく受け入れてくれるまでに、もう少し齢を重ねる必要があるかもしれない。
※納期厳守だった服飾専門学校の学生さんに、入荷遅延で期待に応えられずがっかり。期日までに欲しい方はうちには頼まないほうがいいです。またうちも、今後、納期についてはもっと慎重になると思います。
※お客様のひとりに、RCJでラバースーツを、それも0.6ミリで造るようご推奨申し上げたところ無事到着。たいへん素晴らしいとのご感想を得ました。
市川哲也
ALT-FETISH.com
info@alt-fetish.com