さおだけ屋、フェチ界の隆盛、小泉自民

 くそー。若い著者である。しかも文系を出て一般企業に勤め、そのあと資格で一念発起し本を出してベストセラーを決めるという私が幾度となく夢に描いたライフコースだ。うらやましい。『さおだけ屋はなぜつぶれないのか?身近な疑問からはじめる会計学』 山田真哉さんという人が書いたこの本はとてもよくできた会計の教科書といえる。
 私は簿記の素養があるので金持ち父さんの本にしてもこの本にしても、会計マジックに多大な期待を抱かない。金持ち本やこの本に書いてあることはしごく当たり前の、昔からなにも変わらない方法を、エピソードと一緒に列挙しているだけだ。ただ会計なり簿記なりをおもしろおかしく本に仕立て上げてベストセラーにしてしまうところが著者のマジックだ。私はそっちの方に関心がある。
 さて、サイトだが今日はとてもクールなサイトの作り手から投稿があったので紹介しよう。こうしたビザールイメージの担い手がどんどん登場してくれることで、このジャンルも活気づくのである。
 また話題がさっさと変わるのだが、今度の選挙について。ちょっと悩んでいたんだけれども、今度ばかりはやはり小泉自民党に入れざるを得ないかも知れない。今日の朝日の朝刊では一面では小泉をけなしていたけれど社説では民営化の必要性を強く主張していた。
 小泉は民営化に異常に執着してそれだけしかやらなかった。もし小泉以外の人が宰相になれば、民営化の話はもとより、構造改革(官から民へと、財政再建)の機運は失われてしまうと思う。小泉は竹中平蔵や猪瀬直樹を使ってこれまでにない手法で改革を進めてきた(ように見えなくはない)。こんなダイナミックな改革ができるのは私にはやはり小泉しかいないように思われるがどうだろうか?
 小泉は靖国にいったりなんだりとなにかと右寄りなので嫌いだが、全然ダメな民主とか箸にも棒にもかかわらないほかの野党とくらべると、この貴重な一票を投じるのにやぶさかではないということである。特に野党の中でも民主党はあり得ないくらいにひどい。憲法の改正を企図していたり、郵政民営化に反対していたり。野党としてあり得ない。おそらく歴史に名を残すほどひどい野党と思う。ただの政治家ごっこだ。それにくらべると、郵政民営化、私も覚えてしまったこのフレーズ、「民間にできることなら民間にやらせる」ことにフェティッシュにこだわる小泉が百倍増しに見える。
 従来のような保守対革新、右対左みたいな対立のわかりやすい構図がなくなり、争点が非常に矮小化してきた。ひとつひとつの問題が時間の流れとともに深く根を張って専門化した。
近くの郵便局で初老の男性が局長に説教していたのを目撃した市川哲也
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