キャットスーツ Made in Japan

ここ数年、国内大手電気メーカーの工場が、国内に相次いで建設されている。普通メーカーというと安い人件費を求めて中国やベトナムに工場を作る、というのがこれまでの基本だった。しかしそうしたことでは「短期的なメリットこそあれ、永遠の解には決してならない」(キャノンの御手洗社長)と考える経営者が、ふえている。
 日本のものづくりがダメになってしまったらたぶん日本は間違いなくダメになる。なぜなら日本という国は食い物とエネルギーのほとんどを外国から買っている。そう、ラバーキャットスーツみたいにね。外貨で支払って、ものを日本に輸入している。
 外貨は、日本がつくったものを外国に買ってもらって得た潤沢な経常黒字が源泉だ。世界で、日本のものづくりが評価されなければ、日本にお金が入ってこなくなる→日本は外国から食い物とエネルギーを買えなくなる→日本は終わる。
 そういうことで、外国メーカーの経営者のみならず、すべての日本人は、自分たちがつくるものに集中し、継続できるような仕組みを考えて作らないといけないと思う。私は個人的には教育が最も重要だと思う。教育、それは倫理や、インセンティブも含めた全人的な教育が制度として進化を遂げないと、日本が優位を保ち続けることは難しい。それはしかし、ものづくりといういわばハード的な側面を、じつは教育というソフト的な要素が支えるというちょっと面白い構造である。日本人は中国人の何倍もの人件費がかかる。それだけに、日本人ならば優秀になって一人あたりの生産性を高めなければ生き残れないのである。
 そして、Alt-fetish.comが国産ラバーキャットスーツづくりに取り組もうと決意したのも、日本のものづくりこそ日本という国のためにもっとも重要なことであると信じる私の信念にもとづく。もちろんそれがオナニー、それも極限られたヒトのための変態チックなオナニーに供されるものであるとしても、「国のため」に私は、高い生産性と継続可能性を持つラバーキャットスーツづくりに命を懸ける覚悟だ。日本人、世界に高く評価される日本人の、ものづくり、とりわけ優秀なリーダーシップを発揮するような人材が、ホッと夜、一息つくときに着られるラバーキャットスーツを、日本人が作る。これは考えてみれば当たり前の摂理である。
 Alt-fetish.comの「ものづくり」、今後もみなさんにぜひ応援していただきたいし、期待していただきたい。何よりラバーフェティシストにとって楽しみなことにしたい。
 えー。前置きが長くなりましたが。今日はブログ、出品中のラバーキャットスーツ(オランダのDEMASK社製、新品)ですが、サイズは非常に重要です。サイズこそ、ラバーキャットスーツの命といっても過言でありません。
 お手持ちのメジャー(無料で送付)で、ぜひ裸体で採寸して、あなたにこのスーツが合うのかどうか、確認してみてください。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com
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