トータルエンクロージャーキャットスーツ着てみた

 BLACKSTYLEに特注した、マスク、グローブ、ソックス付きのもんのすごいキャットスーツを昨日着てみた。
 バックファスナーなので、スライダーのひとつに針金を通して、その針金を引っ張り上げる方式で苦労して着てみた。
 腰から背中を通じて、頭のてっぺんまでファスナーが来るわけだが、最後の最後で、髪の毛がポニーテールのようにファスナーの穴から吹き出して情けないものがあった。しかし、着るそばから興奮したことは間違いない。
 そもそもソックスというのがいい。普通のキャットスーツの場合は、足がにょきーんと出てしまう。この「絵」がけっこう興ざめだ。しかしソックス付きならば、白い見苦しい足は出ないのでよろしい。そしてグローブであるが、この難点は、腕の長さが合わないと、どうしても袖の部分がぶかぶかすることである。しかし実際には、腕の太さがある程度ラバーを張って密着してくれたので、何とかかたちになった。
 マスクはBLACKSTYLEの普通のマスクなのだが、ちょっと小さかったかも知れない。でも興奮してしまって何がなんだか分からない。じつは、筆者の場合、一度果てるとメチャメチャ徒労感に襲われていやなので、一回いってもそれなりに興奮が持続するように、DMMでダウンロードした好みのエロビデオを再生して、ヘッドフォンで聞き続けてのキャットスーツ装着プレイである。
 これならば、一度いってしまってもすぐにAVで刺激されて回復する。今回もわりと早くいってしまった。思うに、ラバーでいくときは、ラバーの全身密閉具合に比例していると思う。
 キャットスーツで体の大部分を覆う。それだけでもたいへん興奮するが、次にブーツをはいて足を隠す。それでもうあとは頭と手先だけしか露出していない。その状況でもかなりくるのだが、それでいってしまうのはもったいない。我慢してグローブをわななき震えながらはめてマスクをかぶる。こうなるともう押しとどめようのない興奮が全身を駆け抜ける。
 マスク、グローブ、ソックス付きのキャットスーツの場合、そうした興奮は一気に押し寄せる。着るそばから全身が密閉されてしまうので。サイズの問題が心配されたけれども、何とかおさまってそれなりに肌を拘束する満足のいく仕上がりとなった。興奮も持続し、ペニス付近にローションを注入する前からいってしまったくらいである。
 ところが脱いでみて、ゾッとした。精液が付いた部分の皮膚の一部を見たらなんか汗疹状にかぶれが発生していた。がーん。きもい。
ラバーの新品はなんか内側に粉が付いていて、そういうのが汗と混じるとひりひり刺激を来すことがある。みなさんも一度洗ってから着ることをオススメしたい。
 洗う、といったが、これまたたいへんな仕業だ。洗うのがたいへん。水の逃げ場がないから、爪先をひっくり返したりして水を排出しないといけない。面倒くさいことこの上ない。うーむ。
 結局、価格的にはキャットスーツとマスクとグローブとストッキングを単体で買うよりも安い設定にしているから、その点を考慮すればお得ということにもなるが、扱いが結構大変(特にバックファスナー)だし、グローブも厚手なので微妙である。どっちがいいかというと微妙だ。
 ただ、昼間、何の気なしに想像したときに、全部くっついた一体型のスーツを着る様子を想像したときの方が、そうではないキャットスーツを想像したときよりも興奮した。何日もオナニーをしておらず、街を歩いていて、家に帰って自分はトータルエンクロージャースーツを着るんだと思っただけでもう、人目もはばからず勃起してしまう有り様である。まさにラバリスト。うふふ。
 そして、実際「これを着るのか」という段になるとかなり興奮度が違う。やはりくっついていた方が上級者には向いていると思った。
 何にせよ、生地の厚さは0.6㎜に限る。がっしりとラバーに包まれている充実感が違う。私見ですが。もちろん、オナニーはできるだけ貯めた方が興奮度は高まる。
Text by Tetsuya Ichikawa
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