ヘビーラバーマガジン19号

 まもなくヘヴィーラバーマガジンの最新号(19号)売り出し(マーキス37も同時発売予定)。ラバーフェティッシュ界にこの人あり、ドイツのMARQUIS社社長にしてヘビーラバーマガジン、マーキス発行人、またラバーフェティッシュムービーの数々では監督を手がけるピーターWツェルニヒ(奥さんは現役子持ちラバーフェティッシュモデルのビアンカさん)の巻頭言から。
「いやーすごい、いまやあらゆる対象がフェティッシュになるんだ。グーグルでちょっとググってみれば分かるよ。「ボブ・カット」フェチだって。信じられない。あと、コスプレって知ってる? コスチュームを着てセックスするみたいに聞こえるけど。そうじゃないよ。
 世界を見回すと全貌把握なんて不可能なくらいフェチはカラフルでエキサイティングになってきた。ここにこうして座っているあいだにも新しいフェティシズムが生まれてきているんだ。誰かがあるフェチをはじめるとすぐフォロワーが出て、あっという間にひとつのグループを形成する。バキュームベッドフェチの連中みたいにね。
 まあそうはいってもフェチの王道はなんといってもラバー(ラテックス)だよ。伝統では他にかなうものはない。フェティッシュテーマにおいて支配的な地位にあるのがラバーフェティシズムなんだ。その証拠に、フェティッシュイベントといえばラバーフェティシストの独壇場だよ。彼らの手の込んだ衣装がショーのメインを飾っている、それは欠かせない要素になっている。マスコミの連中は判で押したように「レザーフェチ」とかいってるけど、レザーフェチというジャンルは実際はあまり重要ではなくなってきている。レザーパンツなんてはいてイベントいった日には、ドレスコードチェックではねられるのがオチだよ。トップイベントではみんな衣装にすごい気を遣っているからね。みんなかっこよく見られたいから、とてつもない労力をかけてるんだ。
 ところで、heavyrubber.comが全面リニューアルしたよ。ウェブ担当のミヒャエルが数週間かけてかっこいいのをつくってくれた。最近はいくらでも素人がウェブでフェチな写真を発表しているけど、やっぱりうちみたいに金と労力をかけないとチープなのしかできないよ。もちろん中には、本物のフェティシストが、金と時間をつぎ込んですごいいいのをつくっているサイトも増えている。たとえば今号でフューチャーしているrubberclinicなんかそのいい例だ。」
 というわけで、フェチなシーンへのピーターのきついお言葉。top eventという言葉が出てくるが、フェチイベントといってもヨーロッパではそれこそピンキリのようである。彼が言うトップイベントは具体的にはthe Fetish Evolution weekend in Essen、 the German Fetish Ball in Berlin、the Rubber Ball in Londonのようである。日本からもお出かけの際は衣装に十分気をつけよう。間違ってもレザーパンツだけは履かないように!
ダメ訳者:市川哲也
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