身体器官になったゴムチューブ

 先日、昨年末に発注したデマスクのゴムチューブが届いた。さっそくキャットスーツを着込んでガスマスクダブルインレットをはめ、ゴムチューブ(高い!販売単位は一本ですのであしからず)をつけてビザールセルフポートレートを敢行。長いチューブの先をふさぐと、自分がイキモノであることを実感するにあまりある強烈な窒息感が味わえる。シューハーする音もまたエロティックだ。
 イキモノでありながら、どれだけ自分の身体を素材に物体化できるかがこのラバーフェティシズムの醍醐味である。そのための有力なツール、それがチューブだった。
市川哲也
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