iTunes Music Storeで日本人も音楽を買える、その方法

 先日の小生のブログでは、米アップルのMusicStoreでは、日本人はアメリカの銀行が発行するクレジットカードを持っていないし、アメリカに住所もないからアップルのIDが得られず、したがってMSで曲が購入できない、誰かなんとかしてーという旨書いた。
 ところが、雑誌などでは今年前半にはもう「買う方法」が紹介されていたことが判明した。
 すべてはこのサイトへ行けば分かる。
 なおこの情報を私に教えてくれた志高き某読者様、心から御礼申し上げます。
 詳しくは表記サイトをご覧いただくとして、一言でいうと、アップルストアではプリペードカードで買うこともできる。そしてアメリカの住所の実在性はチェックされない。ポイントはこの2点である。上記サイトではそのプリペードカードの番号を売っていて、それをMSでアカウントを作るときに入力するというわけだ。ただし、一曲160円程度になり、為替レートからみるとだいぶ不利な買い物となっている。だから私は今後とも研究を続けたい。すなわち、アメリカの銀行に非居住者がクレジットカードを発行してもらえる裏技を(たとえばレンタルアドレスと銀行のクレジットカード発行がセットになったようなサービスとか、米在住の友達に頼んでプリぺイドの番号をゲットするとか)。
 研究の過程で弟の彼女がアメリカに留学中に作ったアメリカの銀行発行のクレジットカードがまだ有効だということが分かり早速IDを作らせる。しかし弟が激しく嫌がったためそれで曲は変えなかったぞ、トホホ。クレカの更新のためにはまたアメリカへ行かなければならないそうで、そういう貴重な口座残高をワケのワカラン「ダサイ」映画音楽に使われたのでは困るというのがその言い分である(ダサイ映画音楽というのは後述)。
 また、アップルに電話して「iTunesのMSで曲を購入と書いてあるけれども、結果として買えないんだけどどうなんだ」とクレームを言ったところ、担当者は「セキュリティーの関係でその画面が見られないから回答できない」という。「じゃああなた、自宅で見てご覧よ、結局買えないから。ヘッ」と言ってやった。フフ、勝ったな(なにに?)。
 iTunesMSで音楽が日本人は買えない現状。これはたいへん不便だ。にんじんを目の前にぶら下げられた馬が走れないようなモノ。このへんの事情については様々なところで論評されているようだ。たとえばアメリカのMSは一曲0.99円に統一されているがこれって日本でかりにMSがオープンした場合はどうなんだろう、とか。基本的にみなさん待っていらっしゃるようである。日本でもMSがオープンすることを。頑張れ日本のアップル。
 さて、おおかたの読者がもしかして気にしているかも知れないのは、私がどのアーティストのアルバムが欲しくてこれほど騒いでいるか、である。もちろんEriko.Tではない(笑)。私が集めるのは、先ほど弟にダサイと言われた映画音楽、そう、Soundtrackのカテゴリーだ。なかでも、ジョン・ウィリアムスという人がいてこの人はスターウォーズとかインディージョーンズ、ETなど有名所の映画のサントラはほとんど作曲しているすごい人。まあこの人の曲はたいていはCDで買って持っているので(恥)、その人の上にいた(iTunesのMSの画面でアルファベット順にアーティストが並んでいる)、John Barryという人の曲を何気なく、視聴してみたらすごいよかったのです。というわけで私のPCにはいま、John Barryのアルバム、Eternal Echoesの全曲がちゃっかり収まっている。映画サントラ好き、というのはちょっと恥ずかしい音楽趣味であることは自覚している。いいんだどうせ私なんか、思春期にはアイドルとか聴いていた、変態のヲタだから。ただサントラはサントラでもドマンナカストレートにジョン・ウイリアムスではなく、同じジョンでもジョン・ヴァリーで、こんないい曲があるんだーみたいな「発見」、これが何ともいえず嬉しかった、私のアップルMS体験である。
まあしかしMSで買い物するのもこれが最後な飽きっぽい市川哲也
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