キャットスーツフォト撮影秘話

 Alt-fetish.comのギャラリーの最新作をご覧になった方、もういるだろうか? モデルは例によって私なのだが、これまでの写真と違い、カメラの高さを腰よりやや上にしているため足がずいぶんと短く見えるだろう。これまでは床から15センチくらいのところからとっていたので足が長く見えていただけである。
 日本人の平均年齢が40歳を超え、すっかり「おじさん、おばさん」の国となった日本。そんなおじさんおばさんを勇気づけるため、というのは冗談で、今回の撮影のきっかけはなんといってもロシアンガスマスクなのだが、それは表向きで、じつは、履いているアディダスの編み上げブーツに注目してもらいたい。
 国分寺のマルイに以前から2万数千円で販売していた。店で見るとかなりエロティックで、この商品だけスニーカー売り場でかなり浮いていた。すごく欲しいと思った。きっと買って履いたら堪らない気分になるに違いないという、あの変態心をくすぐられたのである。
 そして、このブーツ、先週末になんと半額になっていた! 思わずレディースにもかかわらず買ってしまった。サイズは25。試着できますかといったら気のいい店員ができますというから、フィッティングルームで履こうとしたのだが、紐を全部とるのが面倒くさくて、途中でやめた。
 このブーツが1万円ちょっとというのはかなり安い。このブーツを、ラバーキャットスーツにあわせたらどんなにかっこいいかと思うといてもたってもいられない。店員のからかい半分の「このブーツ、狙ってたんですか?」という質問も適当にやり過ごして、家に帰ってきてキャットスーツを着て、このブーツを20分かけて履いた。
 そもそもこういう、着るのに時間がかかるアイテムというのは、脱ぐのにも当然時間がかかる。言い換えれば、そんじょそこらのことでは脱ぐことができない。いったん、身に着けたら、身体の一部と化して、精神的にも肉体的にも束縛してくる。そこらあたりが私としてはかなりエロイ。
 アディダスのブーツはかかとがないからなおさら足が短く見えるが、このスポーティーなラインが私にはとても新しく、よかった。履き心地がいいからあれこれいろんなポーズを試せるのもいい。
 で、いざ履いてみて、またのファスナーを開けて、ラバーグローブに大量のローションをなすりつけて、自分自身のあたりにいっぱい塗って、ふたたびファスナーを締める。そのまま、上着を着て、ちょっとの時間、普段通り過ごす。パソコンに向かったり、室内を歩いたり。日常の所作のなかで、ふと忘れかけたときにブワっと自分が着ているエロティックな第二の皮膚を思い出させられる。むき出しにしてきている陰部が、ラバーと皮膚のあいだで擦れて、めまいがするほどの快感を脳に伝えてくる。手で触るだけでも、普段の何十倍もの刺激が得られる。シューズがピンヒールとかではなく、歩きやすいので、これなら外にだって行けると思った。
 もうまさにパソコンに向かったときの状況は、ちょうどSeanさんが描いてくれたこのイラストそのまんまだ(中程の、ブルーのスーツのイラスト)。
 しかしこれで果ててしまっては当初の目的がかなわない。平然と構える妻に懇願して、カメラをお願いした。妻は、私がこんなかっこうをしていたとしても、もはや何とも思わない、長年の連れ添いである
 撮影中に、電話が鳴った。妻が、取引先(まったくフェチのビジネスとは無関係な)のひとりだと告げる。私はマスクをあわててかなぐり捨てて、受話口に向かって「お世話になっております」とかすかに震える声でいう。横で妻が腹を抱えて笑っていた。
 確かに、先方は私がこんなかっこうをして電話に出ているなど微塵も思わないに違いない。しかし、なんだかそういうシチュエーションにも異様に興奮してしまう、困った私であった。
 今回、あらためて思った。ペニスがスーツと太股のあいだでうねうねと動くときに、私のむき出しになった亀頭がはげしく怒張して、たまらない快楽をもたらしてくれることを。そしてその感覚はほどなくして全身に広がり、私は一本の太いペニスと化すのである。キャットスーツは、いわば全身ペニス化のためのツールだ。人造ペニス。
 今後Alt-fetish.comのカバーフォト(トップページに掲げてある写真)をより高頻度で更新してくべく、もっと被写体としてがんばらねばと決意を新たにしている。
 今回の写真は画像処理ソフトでちょっと加工をしてある。こういう加工をするのは初めてだが、ちょっとした加工でこんなに変わるというのは新鮮な驚きだった。効果も高い。ぜひ読者のみなさんも撮った写真の「作品化」に挑戦してもらいたい。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com

「キャットスーツフォト撮影秘話」への3件のフィードバック

  1. こんばんわ、晃子です。ハンドル海月に変えました。何でって?まぁ気分で(笑)。やっとPCで書けて嬉しいです。ホント写真撮るのって結構大変だし、側から見るとオ間抜けかも。ダイエットにも気が抜けないし・・・とにかくお疲れ様です。凄く格好イイです(^^*

  2. ここ半年くらいの間に見たあらゆるゴム画像の中で最高に萌えました。あーー、ムラムラするぅ(^^)

  3. たまたま見つけたので書き込んでみました。しかしキミ、変わってないなあ(笑)。

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