改憲9割に迫る衆院の驚愕

 憲法改正に賛成する議員は9割。消費税増税に賛成する議員は7割。今回の総選挙で衆院はこういう割合になった。
 福島さん(社民)が繰り返しいっていた。「社民党が議席を増やさなければ、憲法九条はなくなります」
 今回自民を選んだ多くの国民。なくなってもいいのだろうか? 9条が。郵政があったから多少はかすんでもやむを得ないと思っていたが、自分たちの憲法を、変えてもいいと思っているような輩に票を入れる「国民」がこれほど多いとはどういうことだろう?
 この国の平和と民主主義と人権を根底から支えている憲法。これを変えるということが意味するのは端的に言って次のような事態だ。
・世界中で起こっているブッシュの戦争に貧乏人から順に行き、大義(ほんとうはアメリカの大金持ちのエゴ)のために死ぬのも当たり前の事態
・政府、与党が自分たちの都合のいいように非政治家・非官僚を管理統制できる事態
・所得格差、希望格差がますます進展、固定化して、そのための社会保障コストを消費税で支払うためにモノやサービスが異様に高くなる事態
 つまり改憲とは詰まるところ国民にとって最悪の事態をもたらす。だから、今回の衆院選の結果、改憲派がたくさん選ばれたということは、国民の多くがもはや「マゾ」化したかまたはある種のリテラシーが著しく壊れちまっているとしかいいようがない。
 憲法を変えることがどれほど危険かを、とにかくひとりでも多くの人に知ってもらい、将来ヤッテクルかも知れぬ国民投票のときに間違わないようにいまからがんばる覚悟である。まずはこういうサイトがあるからぜひ見よう。さらに、今回の選挙の総括としてうまくまとまっていたので、社民党のサイトから引用する。「この選挙戦、小泉首相と与党は郵政民営化の是非を問う国民投票だとして、空洞化する年金制度の将来、サラリーマン増税や消費税の値上げ、そして憲法改悪などの重要課題を争点から隠し通してきました。唯一の争点とした郵政民営化についても、公社職員には税金が投入されていないにもかかわらず、職員を民間人にしなければ「重税国家」になるなどの「マヤカシ」を押し通してきました。与党が過半数を大幅に上回る議席を得る結果になりましたが、社会保障の破壊、増税や憲法改悪などの重要問題を徹底的に隠してきた小泉内閣の政治が、有権者の皆さんから手放しで信任されたとは考えておりません。過去最大に広がった所得格差の上に、増税と負担増で次々と暮らしを疲弊させていく政治。雇用や社会保障制度を壊し、将来不安を募らせるだけの政治。そして米国に言われるがままに自衛隊を海外に派遣し、やがて武力行使を可能とする憲法9条の改悪を目論む政治。これら小泉内閣と自公連立政権による「平和と暮らし」の破壊を何としてもストップさせるため、社民党は国会の内外で、さらに奮闘していきます。」
 Alt-fetish.comはこのフェティッシュジャーナルを通じて今後も護憲を訴え続けていきたい。そして読者が政治に対して盲目にならぬように訴えを続ける。今回の選挙ではいかに、国民が簡単に自民党のウマイまやかしにコロッと逝ってしまうのかを如実に示した。保守政治家の本当の狙いにつねに用心深く注意してみていないと、本当にアホな時代へとさかのぼってしまうのである。そうなったらみなさん、キャットスーツなんか言ってられません。
 さて憲法力という本では、憲法を変える変えない以前に、政治に参加する力自体を持つ必要があるんじゃないのか、という問題提起がなされている。国民にも政治家にも憲法をいじくる力がないままに、事態はどんどん改憲へと突き進んでいる。これがいちばん危険であると、著者はいう。私も同感だ。しかし著者のように政治家や国民にそんな力を付けるなどもはやファンタジーなので、それなら憲法は変えない、絶対に変えない、それでいいと思う。
変態セクターにおける護憲派代表、市川哲也
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「改憲9割に迫る衆院の驚愕」への1件のフィードバック

  1. 「気になるブログ紹介&国産キャットスーツ進捗」でのご紹介ありがとうございます。
    今度の総選挙の結果、呆れかえっています。多分、投票した方も「え~っ、自分は小泉自民に投票したけどこんなになるとは」とか驚いていたりして、、政治投票したんじゃなくて人気投票したんだから、当たり前、まあ俗に言う「後の祭り」ですよね。今度、来るのは間違いなく憲法改悪。「ヘンタイからの意見表明」、市川さん頑張って下さいね。chikaも後方支援しますよ~。
    PS 今度のエントリーで市川さんの一文引用させて頂きました。

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