ドラマ『白い巨塔』の原作者山崎豊子さんは、どういう人か関心をもってググッたら、国公労のウェブサイトで山崎さんをインタビューしているこのページを見つけた。
山崎豊子さんは1924年生まれでことし80歳。過去の仕事を見ると一貫して国家権力や組織と闘う個人にスポットを当てた、人間ドラマの力作が並ぶ。
『白い巨塔』も大学病院という組織自体がもつ腐敗、権力欲にまみれた人間のゆがみがテーマだったように思う。
社会派作家として正義感にあふれた彼女がもつ、もっと大きなテーマ。それは「勇気」ではないか。彼女が座右の銘にしているというゲーテの次の言葉を紹介しよう。
「金銭を失うこと。それはまた働いて蓄えればよい。
名誉を失うこと。名誉を挽回すれば、世の人は見直してくれるであろう。
勇気を失うこと。それはこの世に生まれてこなかった方がよかったであろう」
(国公労新聞のサイトから)