アメリカでフェチが流行らないわけ

 私たちのフェティシズム、ラバーフェチ(ヒーローものコスチュームの幼児期多頻度視聴に由来)はアメリカではあまり聞かない。アメリカというと変態というよりも、ギャップやナイキといったカジュアルな大衆消費カルチャーのメッカというイメージで、ヨーロッパのように少人数のマニアックな、歴史的の暗さがない。
 そのアメリカで、人々があまりにもファーストフードや清涼飲料水、スナック菓子を食べ過ぎて、何と成人の6割は肥満だという。
 そして、未成年、とりわけ6~15歳の子供のうち15%は肥満気味だという。筆者のきわめて貧弱な海外渡航歴を思い出してみても、アメリカの食い物というのはおおざっぱで大味、日本のような繊細さがない。わびさびがないのである。
 あのうっすらとお湯を琥珀色に染める鰹やしょうゆの気品。そういうのがない。いきなり赤や黄色のケチャップやマスタードがブッニョーンという感じだ。
 しかしそんなアメリカ人、いやアメリカ人のみならず、太り気味の日本人に薦めたいのが何といってもキャットスーツである。キャットスーツは着ただけで汗をかき始め、ちょっと動くともうネチョネチョになる。汗をかくということは熱が燃えているからで、肥満のもととなるカロリーはどんどんそこで消費されている。
 とにかく一日一回、キャットスーツを着てみることをオススメしたい。幸いにも私たちは、フェティシストなんだから。
ext by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com
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