昨日の私の恥ずかしいセルフポートレート奮闘記にコメントお寄せいただき、ありがとうございます。
コメントに、セルフシャッターを使えばいいじゃんというご提案がありましたのでそれについて。私が愛用しているデジタルカメラは、すでに生産終了しているNIKONのD70。これは、リモコンシャッターに加え、リモコンとセルフシャッターが組み合わさった機能がある。つまりリモコンをポチッと押して、その数秒後に(もちろんそのあいだにクネッとポーズをとるわけであるが……)シャッターが降りる。
ていうか、じゃ、それで撮ればいいじゃんという話なのだが、リモコンシャッターを押してから、シャッターが降りるその「間」ももどかしい、それくらいの極限状態なのがラバーセルフポートレートの「現場」だ。
しかしみなさんからの熱いアドバイスに応え、もう一度、この素晴らしい機能を使って挑戦してみたい。何しろ、リモコンシャッターだと手がクニュッて変に曲がってて、まるでこれでは運動神経のない子供がサッカーボールを蹴ろうとして手が不随意に曲がってしまったかのようで情けない。全体の中のわずかな面積である「手」ひとつとっても、全体にこれほど影響するというところがまた写真の深いところ、おもしろいところ。MARQUISなどの雑誌を見ると、よく分かるが、美女+ラバーだけではいい写真にならない。モデルのちょっとしたポーズ、身体の向き、首や手などの関節の角度が相乗的な効果を発揮してはじめて写真は魅力的になる。残念ながらその黄金律はまだ私は見つかっていない。今度にご期待を。
以下はぜんぜんフェチとは関係ない話題(読みたくない人はどうぞさようなら)。
少子高齢化の問題で、フランスの出生率が先進国では例を見ないほど上がっているという。ひとりの女性が2人、3人とどんどん赤ちゃんを産んでいる。おかげで合計特殊出生率が1.69(たぶん)になった(日本は1.28?)。2人の個体が3人以上子供を産まないとその集団は増えない。その点、3人の子持ちの私はこの人類の維持発展に寄与していることは言える(地球に寄与しているかどうかは別として)。しかし、3人も子供を抱えた上で、まともな「家庭」をマネジメントしようとすると、もちろん家庭マネジメントにおいての究極の目標は「サステナビリティ」なんだけれども、大人ひとりでは人手不足になる、というのが実感だ。この日本では。
驚くべきことに、フランスでは、女性が「出産か、育児か」という、日本ではおなじみのこの問題に悩まされることはあり得ないらしい。整備された保育園、理解ある企業や地域社会が、子供を産んだ女性が仕事を辞めないでも済むように、充実した育児の受け皿の役割を果たしている。日本企業ではまだまだ、競争のためには家庭は二の次といった企業の環境だし、借金に苦しむ自治体にサポートを期待するのはとうにあきらめている。弟が某大手投資銀行のジョブに参加した感想で度肝を抜かれたのは、ある社員は朝6時に出社し、深夜0時に退社、しかも土日出勤も当たり前ではたらいているという。そういうところへもってきて、妻がどうの、子供がどうのとか言い出せるんだろうか。まずあり得ない。どうも日本の社会は、先進国としてはB級の味気ないしょぼさをともなっているようにみえる。GNPが世界で2番目というのがそもそも異常なんだと思う。もっともおかげさまでいろいろいい面もありますが。床屋談義として盛り上がるとか……。このブログみたいに……。論じてみて面白い問題である少子高齢化はここらでそろそろ、誰かが本気で取り組むべきだと思う。
※オークション出品中。
市川哲也
ALT-FETISH.com
info@alt-fetish.com
“ラバーフェチセルフポートレートでの黄金律” への1件のフィードバック
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セルフタイマーで・・・!書いたニーハイです。私もポートレート撮影を良くしました。それは、とても難しく、今思えば、先の発言が無責任な部分が有った!と少し反省点が有りました
m(_ _)m。
そこで、ロダンの考える人のブロンズ像が有りますが、あれを実際に行うと、意外と大変です。で、片足をついて、胸の位置を膝上より前に持ってくる感じで撮影すると、足の大きさが気にならないと思います。写真はラバーを着たときの体の反応と同じく遠近法の関係に忠実でレンズに、近いものが大きく、少しでも遠いものは小さく写ります。これがわたし個人的の基本としています。(わかっていてもとても難しいです。)がんばって黄金律を見つけて下さい。期待しています。
少子化問題に関しての意見は、全くその通りだと思います。
社会に本当の豊かさが何だか?かがわかっていないことが原因だと思います。大企業がいつまでたっても隣の芝が青い!感覚で他社がしないから我が社もしない。と、考えているから進まない感じがします。