Alt-fetish.comはそもそもMARQUISの雑誌やビデオを販売代理店として扱うことから始まったサイトだ。しかしいまでは、ラバーフェティシズムという大きな枠の中で、MARQUISのメディア商品はもちろんのこと、自ら実践しようとするフェティシストのためにビザールコスチュームをひととおり手がけるようになった。
その間に取り引きするブランドも増えた。近年はもっぱらコスチュームの主軸はBLACKSTYLEであったが、水面下でほかのブランドとの取引も増やす動きが活発だ。
ヨーロッパにはいくつものフェティッシュブランドが存在している。デマスク、MARQUIS、BLACKSTYLEなど。主要なブランドからおもだった品を取り寄せて比較し、分かったことは、それぞれのブランドはいずれも、そのブランドしかできない(あるいは存在しない)独自商品というか、主力商品を持っているという点だ。もちろん商品といった場合に、価格や納期も含まれるのは当然だ。BLACKSTYLEがその点非常に優れている。とりあえずBLACKSTYLEで揃ってしまうのだ。しかも納期も早く価格もリーズナブルだ。
しかし、残念ながらBLACKSTYLEにも弱い分野がある。それは立体成型マスクである。
弱い、というか、マーキスのマスクがあまりにも優れていたのである。BLACKSTYLEが弱い、というとまるで製品自体がダメ、みたいな感じだが決してそうではないことをちょいフォローさせて。BLACKSTYLEのマスク、メチャメチャ売れていますから。やはり価格、品質、納期、この3つのバランスが優れていないとものは売れないのだが、BLACKSTYLEはその点素晴らしい。
MARQUISマスクは価格が高いにもかかわらず、入荷するとすぐに売り切れてしまう。根強いファンがいるのである(もちろん私もそのひとり)。いろんなマスクをかぶるけど、マーキスのマスクにかなうものはないと思っている。何がいいか。顔面へのフィット感、これに尽きる。しなやかなラバーはまるでイキモノのように顔面に吸い付いてくる。
このように、MARQUISマスクは商品自体は素晴らしいが、じつは価格と納期がひどい。納期:不明。価格:粗利ほとんどとれず。ビジネスにならないのである。だから、一度にたくさん仕入れるということができない。Alt-fetish.comが最近客寄せのためにやっているヤフオク出品みたいなものだ(ヤフオク出品はほとんどが原価割れで落札されている)。
ある時。マーキスのマスクにブランド名が入るようになった。「Rubber’s Finesst」。ネットで探したらあっけなく見つかった。仕入れ交渉。取引開始。サンプル仕入れ。納期、価格、合格。品質は素晴らしい、なんてったってMARQUISマスクと同じ(実際はRubber’s Finestのマスクには頬と目の部分に、「ぽっち」がついていないので、唇とか目のイラストが描かれたラバー片を取り付けることができない、という違いはある)。
と、いうわけで、MARQUISマスクを金輪際やめて、Rubber’s Finestのマスクを取り扱うことにした。
それを記念して「欲しいマスクがすぐわかる、すぐ買える!ラバーマスク徹底比較」というコンテンツをみなさまへ献上いたしますのでぜひご覧ください。
なお、現在はデマスクのマスクも取り寄せ可能となっているので、デマスクのサイトへいって希望の商品記号、商品名、色、サイズを御連絡くだされば見積もりします。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com
info@alt-fetish.com
“ラバーマスク大充実!” への1件のフィードバック
コメントは停止中です。
こんにちは
眼が非常に悪くメガネ常用者の私にとって、ラバーマスクは悲しい存在です。かける耳はなくなるし、だいいち似合いませんもの。
コンタクトという手もあるが、やってみたところ圧迫するのかゴロゴロして涙目になり却下。
なんとか画策していたところ、本日ナイスなアイデアを思いつきました。
ピンホールメガネってご存じですか?かなり視力が上がって見える驚異?の代物なんですが、あのレンズをマスクの眼にはめ込むのです。雰囲気もいいし。
さっき100円ショップでピンホールメガネがあったので買ってきました。
レンズだけ取り出して手持ちのマスクで実験してみます。ちょうど透明プラのレンズ付のやつがあるので。
メガネ率が多い日本人のこと。もしかしたらラバーマスク市場を倍加させることができるかもしれませんぞ。市川サン。
長文スマソ。