ラバー版読者モデル「Canny Rabbit」ALT-FETISH.com に登場
instagramで活躍する、ラバーガールCanny RabbitがALT-FETISHフェティッシュジャーナルに登場です。
instagramやfacebook、twitterといったSNSに普段からラバーコスチュームを着ては画像をスマホでアップする、手軽なラバーライフが広がっています。
彼女たちはもはや、イギリスの暗いラバーのマッキントッシュ時代を知りません。もちろん、ドイツのガチゲイたちのユニフォームとの関連から嫌悪感をもよおすこともないのです。
最大の功績はkurageさんの、年に一回のデパHにおけるラバーファッションショーです。あれで、ラバーは目が喜ぶ、体も喜ぶ、だからラバーで幸せになれる。暮らしにちょっと、スパイスというか、すてきな自分をクリエーションできる。そういう発想で、日本の女子がラバーに次々目覚めています。
Canny Rabbitはイベントにこそ出かけないものの、ネットやイベントでの華やかなショーの様子に刺激を受け、自分もラバースーツを着はじめた普通の日本人女性です。
instagramにアップした写真は、一顧だにされないと思った割には、意外にも熱心な閲覧者からの好意的なコメントが寄せられ、たちまちこの趣味に夢中になりました。
メークがプロ並みでスタイルも抜群
職業はデザイナーと言うことで、昔から美的なもの、手仕事に精通していました。そのせいもあるのでしょうか、メイクは短時間ですばらしい仕上がりです。ラバーマスクはRibidexのものです。
スタイルもよく、おかげでフォトショであれこれ加工する必要はほとんどありませんでした。こういう美女がラバーを着てどんどん、個人的に発表していくということ。まさにALT-FETISH.comが創業した2001年頃は想像もできない世界です。
インタビュー
きっかけは?
instagramで海外のラバーの写真などを見たり、またデパHのイベントの様子を写真で見て、こんな世界があるんだなと驚きました。最初はメイクとラバーマスクだけで、かなり自分のビジュアルが変わることがわかって、それが楽しくてはまりました。今はラバーで全身を包まれることで、自分が生身の人間ではなく、プラスティックのような「物」になる感覚や、拘束された状態の「よさ」を追求しています
好きなアイテムは?
このリビデックスのマスクや、グローブ、それにキャットスーツです。これからは、黒だけではなくもっとカラフルな、フェミニンな服にもトライしたいです。
ラバーイベントなどへは行きますか?
遠いので行きません。あと、ああいう大勢がいるところでガンガン音楽が鳴っている環境が苦手です。いたたまれないというか。ちょっとおかしいですよね。
今後のご活動について
なるべくラバーを着る機会を持てるようにしたいです。でも仕事が忙しかったり、なかなか家で、時間と空間を確保するのは難しいです。ツイッターなどにどんどんアップしているラバー好きの女性の皆さんはすごいなって思います。instagramでこれからもできるときに自撮りしてはアップする、そういう感じです。あと、拘束状態であれこれなすがままにされるというのはやってみたい(やられてみたい)です。物状態で、なすがままにされると異常に興奮します。
単に着て公開するだけですか?
できることはそうです。でも、こうやって自分の楽しいこと、きれいになってみんなに見てもらうことができるというのはとても幸せなことだと思います。そうやって楽しんでいる私の姿を見てもらった人にも影響をもたらすことができたらうれしいです。
表現の手段というか、素材としてのラバーにはとてつもないパワーがあると思います。メークももちろん重要です。それぞれが引き立て合いながら、普段の自分とはまったく異なる姿に変身する。とにかく楽しい趣味ですから、たくさんの女性にこういう「変身」の楽しさを知ってもらいたいです。
――今日はどうもありがとうございました。動画もぜひやってほしいです。
Canny Rabbitはinstagramで「cannyrabbit」で検索して見つけられます。
取材・文 市川哲也