僕と無線LAN メーカー名は伏せるが、バファローやメルコ、IOデータじゃないよ。
先日某メーカーの無線アクセスポイントを買った。アクセスポイントと、無線LANカードがセットになって2万円弱。
なぜ買ったかというと、見苦しいイーサケーブルを、家のリビングの壁をはわせることに妻が難色を示したからだ。それはしごくまっとうな要求であった。
結論から言うと、買って5日後に返品した。そのあいだに私は、
・設定画面に一切つながらないので発狂してサポートに電話、リダイヤル100回以上で一回もつながらず
・メールはメールフォームのみから受付。しかも会員登録(無料)必要。回答は3営業日以内だが実際は中一日後にくる。バカらしいことにこのメール回答者とFAXの回答者はまるで別人らしく、互いの情報の共有(いわゆるナレッジマネジメント)は一切なし。FAXで構成などをくわしく説明してそれでも分からないと言われて沸点に達した頃にメールにて回答、「構成をくわしく教えてください」、もちろんそのメールは送信宛先に指定できない方式、反論はふたたびフォームメールで。
・やむなくFAX。ただし返事は一日に一回しか来ず
・FAXの指示通りにあれこれ作業することのべ10時間、設定画面に至らず。
・カードを差すウィンドウズノートのハードディスクを初期化するも状況変化せず
・システムの構成やLANの設定を逐一全部報告しろと言うからFAXでする。ちなみに障害の内容は「「ネットワーク上の別のシステムと競合するIPアドレスを検出しました」くわしくはシステムイベントログを見ろと書いてあるので、システムビューアのイベントログを見ると、当該イベントのコメントとして「IPアドレス192.168.1.3とシステムのネットワークハードウェアアドレス**:**:**:**:**:**(**はブログアップにあたり伏せ字にした)が重複しているのを検出した」と書いてある」ではじまり以下省略。しかしFAXで返ってきたサポートのクソ結論は「分からない。マイクロソフトのサポートに問い合わせる(有料)か、専門書を読んでくれ」でおしまい。
そこで、私のとった行動。買った量販店へ行って、「マイクロソフトのサポートに問い合わせる(有料)か、専門書を読んでからでないと使えないとは知らなかったし、そうしたあとも使えるようになる保証はないので、この買っても一度たりともつながることのなかった、私にとってはまだちょっと難しすぎるこのアクセスポイントの購入を辞退したい」と返品。
今回の一件で役に立ったことといえば、LANカードのハードウェアアドレス(MACアドレス)を変える方法が分かったこと(プロパティの構成で変える、12桁の16進法で適当なものに)。ただし、今回は、これを変えてもつながらなかった。無線LANくそー。今度はバッファローのにトライしよう。
なお、最後に、このブログの読者に周辺機器メーカーの方がいらっしゃったらたいへんなのでフォローをしたいと思う。今回はたまたま私のアホノートパソコンと、LANカードの相性が合わなかっただけの話であり、相性というのはPCである以上避けて通れない話だ。返品したカードが、使えるマシーンに巡り会って役に立ってくれることを願っている。
さてまた読者モードに戻る。
返品して数日後、最後にポストした質問への答えがメールで返ってきた。
「ハードウェアアドレスが重複する事は通常考えられる現象ではありません。※ハードウェアアドレス等、専門用語につきましては、弊社製品が直接関与している場合を除いて、詳細なご案内を行っておりません。インターネット検索や専門書籍等にてご確認下さい。※弊社製品の動作が関与していると判断されるWindows上のエラーメッセージにつきましては弊社よりご案内させていただく場合もありますが、弊社製品の動作が関与していないと判断されるエラーメッセージについてのご案内は行っておりません。ご利用のWindowsのサポートにお問い合わせください。」
FAX版の回答のコピペだった。「すみません、そちらには論理的思考のできる人間の方はいらっしゃいますか?」といいたいところだが製品を返してしまった私にはもはや訊く資格はない。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com