紅白とフェチ

 紅白歌合戦がNHKの存亡をかけてリニューアルした(つもり)らしい。FJではその新生紅白の、もっぱらフェティッシュなシーンを振り返りたい。
 最初のほうで黒のボンデージルック(と週刊誌なら書きそうな。じっさいにはちがう)で登場したのが鈴木亜美。PVC素材かサテンかどっちか分からないが、黒光りする身体にピッタリ貼り付くコスチュームは、後半に出てくる「エロかっこいい」倖田來未とくらべてどうなのか、ドキドキする。
 途中、白組の歌手のバックに仮面ライダーが出てきてかなりビックリした。複数の親族がいるなかで、事情を知る者が私の反応をうかがっているのが分かりひとり赤面する。
 モーニング娘。ブーツに生足がまぶしい。それにしてもかわいい子ばかり。かわいすぎるんじゃないか?
 倖田來未、エロかっこいいとかいうからどんなかと思いきや、ぜんぜんあり得ない。女性が考えるエロかっこいいというものの限界を感じた。やはり男には決して訴求しない、自己完結的なフェミニン系だった。男というか、私のような変態には訴求しない、という意味で。なんなんだろう。これがエロかっこいいとは。間違っているんじゃないか? フリル、レース、メードコスチューム、ゆるゆるブーツ。いまわりと優勢な女性のファッション。まったく私を凹ませる一方だ。
 しかし、みんなさすが歌手だけあって、メークはバッチリだった。Aiとか倖田來未、モー娘。の高年齢層はメーク無くしては見られないはずだ。私も年末にマスクの撮影のためにメークしたが、目だけで30分もかかった。顔全体をしたらきっと1時間はかかると思われる。メークに時間をかけると、顔はまったく別物に変わる。chikaさんもメークによってさまざまな変化を楽しんでいるようで、そんなchikaさんのサイトを寝る前に見たら、初夢はエライ美女にメークをふざけて施され、当惑しながらも喜ぶという、何とも幸先のよいものとなった。chikaさんありがとう。
 女性のメーク術は道具もすごければその技術もたいへんなものである。ノウハウの蓄積というか。まさに科学というか。それに正直いって結構楽しい。男もメークをしないといけない世の中だったらよいのに。そうすれば堂々とメークできる。いま堂々とメークするには女になるほかはないところがいかにも残念だ。
市川哲也「今年もどうぞよろしくお願いします」
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