女性にとってのセックスとは

ALT-FETISH.com 市川哲也

少子化、晩婚化、非婚化への流れが止まる気配がありません。古い制度を維持温存するため、日本の年金当局は、現役世代からの年金の徴収に血道を上げています。

いま、50歳以下の現役世代は、払込保険料を下回る年金しかもらえないことが分かっています。そもそも年金は、賦課方式といって、いま働いている人が、原資を負担しています。年金は、高齢者が積み立てたもの、つまり自分の働いてきたお金をあとでもらうというのではなく、現役世代による、高齢者世代への仕送り制度なのです。こういう構造では、結婚しよう、働こうという意欲がわくはずがありません。

さて、海外メディアの翻訳記事を抜粋して載せる講談社のクーリエジャポンを読んでいるんですが、アメリカなどでは最近、女性たちがセックスを「休む」ことが多くなっているようです。

若い女性たちは、男性のポルノ仕込みのひどいセックスにすっかり辟易し、セックスから退却しているのです。ひどいセックスの例として、私が読んだ海外メディアによれば、「アナルセックス」「首締め」が珍しくないとのこと。愛撫もへったくれもなく、ただ単に挿入して、すぐ終わる、そういう独りよがりのセックスも珍しくないのでしょう。

私はセックスはマッサージに限りなく近い行為だと思っています。もちろん、男性が女性に施すマッサージです。マッサージはお金を払って人にしてもらう、体をほぐし、気分を回復させ、疲労を取るサービスですが、セックスは男女間で行う無料のマッサージ、そう考えるほかに、女性がセックスにまた戻ってきてくれることはないと思います。

セックス中に「イク」(オーガズム)を感じることができる女性は少数だというのがメディアの報道です。実際私が数えたわけではないので、実態は知りませんが、これだけセックス干ばつが続いている先進国の社会では、合理的な見立てと言えるでしょう。男性はエロい画像を見て亀頭をこすれば誰でもイクのですが、女性はいくためには複雑でていないなプロセスを、少なくとも10分以上はする必要がある。となると、AVをみて育つ、早漏の男性にはこれは不可能でしょう。

この結果、女性はセックスをひどい体験と思い、もういいやとなるのです。しかし、実際のところセックスはすばらしい体験で、男性がいくことを放棄しさえすれば、女性の生きがいになり得る、人類4万年の歴史のドライブになってきた営みです。これをまず正面に据えて、しっかり見ないことには、私は少子化は解決しないと思っています。

男性はまず、セックス=自分がやりたいからやるもので、いったら終わりという、前時代的な考えを捨て去る必要がある。これは、オナニーでやればいいんです。セックスはマッサージであり、絶対に自分はイッてはいけない。女性が気持ちよく、真に喜ぶようなことを研究して、もし挿入を求められればすればいいんです(それでいってしまわないように、ALT-FETISH.shopではシースを売っています)。

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男性にとってはこれまでとまったく異なるセックス感かも知れません。受け入れがたいと思ったら、性欲の解消はオナニーに限るという方針を徹底するといいと思います。そして、その方が豊かな人生になると私は思います。そのオナニーの流派としては、私はラバーフェチ、ラバープレイを一貫して訴えているところです。