突然電話がかかってきて、「○○(←筆者の本名)さんですか? ○○テレビの○○と申しますが、先生にぜひ番組に出演していただきたく……」
それも、来週、生放送で数分間出ろという。あるテーマ(以前筆者が執筆したことがあるジャンル)についてわかりやすく説明&コメントしろというものだった。即断った。
テレビに出たこともない私が急に出ろといわれて、それも生である。まったく自信がない。何しろ筆者は(本当は)ご覧の通りとてつもない変態で、世間様に身をさらすなどもってのほかの卑しい身分である。生放送で(それもキー局)しゃべらされたら、もうきっとドロドロに溶けてアメーバみたいな何か知らない分泌物とかが穴から出てきそうで……。
それもこの業界はもっと偉い先生とかが大量に存在していて、筆者がもし出演して下手なことをすれば、この業界で生きていくことは100パーセントあり得なくなる。
代わりの「先生」を紹介して電話を切った。
でもほんの少し、思った。筆者がもっと度胸があって、きちんと知識も自信もついて、本当に「先生」になれたらいいなあと。そのためにも何か一貫性を持ってがんばりたいと決意した次第である。