先日は複数の素材の中から自分のキャットスーツをどう選ぶかについて書いた。今日はラバー素材のキャットスーツの選び方について考えたい。
ラバースーツの例
RCJ およそ35000円 http://www.rubberist-jp.com/index2.htm
SALO およそ35000円 http://www.salo.jp/
BLACKSTYLE およそ50000円 http://www.alt-fetish.com/costume/1129/1129.htm
私が最初に告白しなければならない。私のラバーキャットスーツ遍歴は、RCJ→BLACKSTYLE→SALOで現在はSALOを愛用している。最初のRCJはわりと薄手の生地だった気がする。0.4ミリとか。それでBLACKSTYLEの0.6mmというのに引かれてその圧迫感、どすんとする着心地の迫力に感動してしばらく愛用した。そして、体型的に華奢な私に福音としてSALOが登場、いまに至る。
スポーツカーが好きな人は、何台も持っているし、それでもまた次々ほしくなる。それぞれの微妙な違いもまた、所有する悦びのひとつだ。だからいちばんの贅沢はいろんなブランドのラバーキャットスーツを全部持つことだと思う。しかしそうもいかないので個々の違いについて。
海外のキャットスーツは海外製品のモデルを見てもわかる通り、ハードゲイで筋肉隆々とした人種を対象としている(おそらく欧米人は、ラバーキャットスーツを男が着るのなら、筋骨たくましい人が着るべきだと思っているんだろう、かなり強く)。
SALOが言う日本人サイズとは、基本的に筋トレをせずにあくまで自然に育った(欧米人から見るとimmature子供みたいな)体型のことだ。欧米人向けのBLACKSTYLEとわが国産SALOではバスト、ウエスト、ヒップのスリーサイズはもちろんのこと、腕周りや太腿の太さも大きく違う。そこが、日本人でもフィット感を楽しめる最大のSALOの優位性だ。細部のフィット感という点において、おそらく世界のどこを見回してもSALOにかなうものはないと思われる。それはちょうど、100万円台で(特に決算期)買える世界中の自動車メーカーのミニバンのうち、フロントからサードまでウォークスルーができるミニバンとしてはマツダのMPVしか存在していないのと同じで、市場において重複しない一定のポジションを占めているのだ。
筋トレをしていて、ガタイが良いと言われる人は海外のブランドでも一向にかまわないと思う。しかし欧米人に比べ細々とした日本人体型の人にはぜひ、SALOをお勧めしたい。せっかくSALOが出たんだから。
そして私が好きなのは、生地が厚く身体へのフィット感、圧迫感が大きいという事だ。0.35ミリのキャットスーツというのは身体に貼り付くような密着感は得られるが、圧迫感は少ない。ラバーフェチであると同時にボンデージマゾでもある私にとってはこの圧迫感は欠かせないのである。私が、0.4mmのRCJからBLACKSTYLEを経てSALOにたどり着く変遷をめぐったわけは、SALOが日本人体型でなおかつ厚めの生地を使っているからである。
※なお、RCJは生地の厚さももちろん指定できる。オーダーメードなので、フィット感、生地の厚さ、もっとも融通が利くのはRCJだ。それでいて価格も良心的だ。
そもそも日本でラバー製品が今までブランドとして登場していないのは、しなかったというよりも、しにくい環境、市場の小ささが一番の理由と考えられる。
さてなにはともあれキャットスーツというのは決して安いものではない。慎重な選択をしてほしいと思う。スポーツカーと同じで、キャットスーツもきっと誰がどうこう言っても結局自分で着てみないことには納得のいくものでもないと思う。Alt-fetish.comが大々的にSALOの登場を喧伝してみたところで、BLACKSTYLEも、もちろんオリジナルキャットスーツもよく売れ続けているのだ。判断はみなさんの手にゆだねられている。
SALOのスーツがどのようにつくられているかを知りたいなら───
http://www.salo.jp/info/profile.htm
※すごいマスク
http://www.alt-fetish.com/costume/1402/1402.htm
市川哲也「今年もどうぞよろしくお願いします」
ALT-FETISH.com
http://www.alt-fetish.com/
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