個人輸入で賢くブーツを手に入れるには

 女性が冬にかっこよく履きこなす革のロングブーツを履いてみたいという夢を抱いている男性は少なくない。もちろん社会的規範がそれを許さないのだが、Alt-fetish.comではそうした男性たちの夢を、ぜひとも叶えてもらいたいと強く願っている。だって、ブーツも履かずにその人が死んだらどうする? せっかく変態として、強い好奇心と憧れを持ってこの世に生を受けてきたのに、それをまっとうせずに死んでしまうなんて。そんな残念なことは他にない。
 国内ではなかなか男性でも履けるサイズのブーツを手に入れるのは難しい。自ずとブーツを履きたい男性の夢を叶えるには輸入靴を買う以外になくなる。そこで個人輸入したりAlt-fetish.comに輸入代行を依頼しやすいようにAlt-fetish.comではそれなりのガイダンスページを整えている
 靴には素材を問わず必ず関税がかかる、つまり高い。それに海外製の場合は納期もかかるし、サイトの信用度も不明なのでクレジットカード情報を打ち込むのには勇気が要る。ではどうしたら安全で安く手に入れられるのだろうか?
 答えは、できるだけ革製以外のブーツを選ぶことだ。しかも、ソールもアッパー(くるぶし以上を包むメインの部分)も革を使っていないことが肝要。くわしくは先に挙げたタリフを見ていただくしかないのだが、おおまかに言って、いわゆるハイヒールのブーツであるならば、本革製ならブーツの(現地価格+送料)×為替レート×30%の恐るべき関税がかかると思っていいだろう(もしその金額が4300円よりも安いのであれば4300円)。なおこれにさらに消費税がかかる。モノやサービスを買うと消費税がかかるが、輸入でももちろんこれはモノを買う行為に相当するため、消費税がかかる。そうすると、150ユーロとかいってお、安いじゃんと思って買うと、これに送料がだいたい20ユーロはかかると想定すれば、結局は(本体150+送料20)×140ユーロ×1.3×1.05=32487円。
 一方、革以外の素材であるならば税率はWTO協定なら8%となりたいへんお安くなる。安くブーツを買いたいのならば、革以外の素材を選べばいいのである。ただし本体が革以外でも、ソールに革を使っているとまた話は別。関税は高くなる。
 ただ、問題は合成皮革でも革じゃないかと疑われた場合にどうなるかである。最悪のケースとして以下のようなことになりかねない。たとえばエクストラヴァガンザの20/54(http://www.extravaganza.de/→ENTER FLASH→イギリスの国旗のアイコンをクリック→Bootwear→右下の8をクリック→For the Italian moments of lifeをクリック)という美しいブーツだが、材質はUperがSoft leatherとなっている。ソフトレザーだから合皮です、というのは税関に通用しない。実際に現物が本当に合皮かレザーかは、税関で「破壊」したり「燃やし」たりしないと分からないという。燃やされてはかなわないからやめてくれ、革で勘弁となり、高額関税(30%)を払うはめになる事態も「想定内」とすべきだ(ただし実際は、税関から素材が分からないと訊かれた場合は、それが合成皮革ならソフトレザーなどといわず、合成皮革だと説明すればokとなるケースもある)。まあ高額関税といってもAlt-fetish.comから買うよりもまだ安いのは間違いないが。
 あとこれは実際に何度もブーツを輸入してみれば分かることだが、関税が本来かかるはずなのにかからずに手元にブーツが届くことがある。これは、毎日膨大な量の通関をこなす税関の現場で、そのブーツに関して何らかエラーが発生したケースだ。法的には払わなければならないことに変わりはないのだが、手元にあるということは通関済みとなっている。ただこうしたケースは稀なので、いずれにしてもブーツ、とりわけ革製ブーツを輸入する場合は目玉飛び出るほどの高い関税がかかるということを知っておくべきだろう。高いブーツを履いてチンコが起つかどうか、それは個人差なので分からない。高いブーツ買って履いてもサイズが合わなかったりした日には、逆にブーツインポになりかねない。
 さらに、税関が間違えて、ゴム製なのにレザー製だと勘違いして高額関税を支払わされる事件も実際に起こった。もちろんこちらとしてはすぐに税関に電話して支払った関税の返還と通関のやり直しをさせ、事なきを得たが、納期はその分2日ほど延びた。
 このようにブーツの個人輸入は非常に面倒くさく、英語が分かること、インターナショナルクレジットカードを保有していることなどハードルが高い。また日中家にいて、税関とのやりとりをこなす必要もある(もし税関から「おたずね」が発生した場合)。
 個人輸入する場合よりも2~5割り増しと割高にはなるものの、Alt-fetish.comに頼めばメール一本できっちり届く。もちろん局留サービスも利用でき、プライバシーの面からも安心だ。
 以上、ブーツの個人輸入にお役立ていただければ幸いだ。
 さて、今日はクリスマスイブというわけだが、まもなく25日に日付もかわろうとしているいまこの時間にこのブログを読んでいる人たちとともに、私はこうして、世の中のだいたいのカップルに向けて恨みをこめて書いている。今日も世の中のブーツを見てきたけれども、今年のブーツの流行のメインはなんとウエスタンブーツのようなのだ。細くてびっちびちのエロイのはあまりいなかった気がする。残念でならない。まあ来年はまたどうせ細くてビチビチが流行るに違いない。それにしても都内の道路すべて混んでいてうんざりだった。
ヤフオク出品中です。ご入札をお待ちしております。今回出品しているラバーブリーフですが、素敵なクリスマスプレゼント(!?)が付きますのでぜひこの機会に。
市川哲也
Alt-fetish.com
info@alt-fetish.com