公式HP、19年ぶりに更新

https://alt-fetish.com/

19年前。千葉レイさんというタレントが書いたホームページの作り方(タイトル不詳)みたいな本を読んでHTMLを勉強しはじめました。

Dreamwearverの助けを借りて、アメリカの書店Barnes & Nobleのサイト(当時のですよ)構造をぱくって作ったのが、前の、そう、2001年から、2020年の昨日3月9日までのウェブページでした。

いろいろあって、昨日からこういう、クールなページ変わったわけです、もちろんレスポンシブ(スマホ対応)です。

が、ひとつだけ残念なことが。

javascriptだの、cssだの、あれこれページのレンダリングにブラウザの負荷が高いのでしょうか。もちろんレンタルサーバーがしょぼいってのもありますが、昔の完全に静的な、いまどきjavascriptも走っていない笑っちゃうほどのページのほうが、グーグルのスピードテストでは評価が高いという。つまり早いわけです。

遅くなったわけです。

でもこれ、大昔からパソコンだのWebだのプログラミングだのをかじってる私からいわせれば、そんな、ブラウザとかハードに負荷をかけるソフトのほうが悪いと私は思う。結局、見た目の美しさとかかっこよさを追求して、見る人の欲望を画面に釘付けにするためだけに、ハードへの要求スペックは上がる一方じゃないですか。

それって、パチンコ屋が客を飽きさせないために、新台を次々入れ替えるのとおなじで、なにか物事の本質から外れている気がしているんです。

皆さんも、そういう、本質とは関係ない消費社会のうわべに流されるのではなく、人間にとって、本質的な満足とはなにかを、しっかりラバーを着て、考えてもらいたいと思っています。

大昔の、htmlだけで作られた化石サイトがものすごい早く表示される。その早さが、逆説的に現代社会のばかげた競争と消耗を照らしている。これはすごく新しいサイトを作るときの精神的な重さとしてあり続けてました。だってこれぶっちゃけ、さんざん放置したページを、19年もかかってリニューアルしたかと思ったらめっちゃ重くなっただけってことになりかねないですからね。

というわけで、今日は新しいサイトをお披露目しましたが、これはもちろん、完成形ではありません。こんな遅いサイト放置出来ません。もっとどんどん、開発しますよ、早く表示されるページあるいは、それはページでさえないのかも知れない。新しい「メディア」を求めるあるプロセスが、今日走り出したのです。

千葉レイの本はもう、とっくになくなってしまいました。私の周りにあるのは、優れたデベロッパー、M氏と、やる気を常に注入してくれるアーティストU氏、あとは無料同然で非常に便利にみられるオンラインのプログラミング学習サイトの数々です。そうそう、近所の心療内科医が処方してくれるコンサータもこれはわすれてはいけないですね。

ぜひ皆さん、私の、私たちのこれからを、一緒につくっていこうではありませんか、人生の残り時間はあとどのくらいか、まったく分からなくなってきています。