【お知らせ】Alt-fetish.comのオリジナルキャットスーツの赤がついに登場。黒よりも若干生地に腰のある、しっかりした着心地にもう夢中。色は明るめの、やや朱に近い赤です。黒いアイテムと合わせればそのコントラストはもう卒倒もののクールさ。誰にもまねのできないすごい商品がついに登場だ。Alt-fetish.comトップページのビザールな質感を備えた写真は撮り下ろし。マスクはAlt-fetish.comのラバーマスクです。ぜひ一度おためしください。もちろん各サイズそろえてあります。
【本文】
ある精神科医が、ぴったりフェチのことを精神病だと指摘。深刻な場合は「変態死」といういわゆるプレー中の事故死に至ることもあるとして、治療を奨めている。このページ。
この医者によると、「この手のフェチの持ち主は殆どといって良いほど、ある時期に精神的に追い詰められた時期がある」という。そして、この追いつめられたつらい過去から、自分を隔離して自分を守るために、こうしたぴったりした素材で全身を包み込むことを求めるようになるという。ラバーなど、より異素材で非日常的な素材ほど病気の進行は深いという。そして、彼らが癒されるためには、信頼できる適度なフェチプレイの実践はむしろ健全であるとしている。
筆者はこんなふうな「診断」をくだされ、「治療」を要するような病気だと、自分のことを思ったことはない。もちろん、「ある時期に精神的に追いつめられた時期」はなくはないけれども、その前から十分に変態だった。たぶん生まれつき変態だったかも知れない。
さて、ここで、ひとりの興味深いわたしたちの隣人を紹介したい。この3月、あるひとりの真性フェティシスト、自称「先天性のフェチで下女志望」の女性とメールをやりとりした。彼女は、Alt-fetish.comのトップページで、『フェティッシュ・アカデミー2』の感想を公開している晃子さんである。
彼女は、会社にビザールコスチュームを身につけていき、至福の境地に至ったと次のように告白した。
「仕事は私服で勤めてますけど、今日は下にPVCのコルセット付きボディースーツと網タイツ、それにPVCのストッキングを内緒で付けて行って来ます。
まぁ、溜息付きながらも何とか一日クリアしました。日中ずっと、ボンテージで過ごすのも、スリル一杯で愉しめます。普段なら何気ない動作でも、思い切り締め上げたコルセットが苦しかったり、ガーターの金具がジーンズに浮き出してるのが気になったり、股間を通したベルトも、目一杯きつく締めているから、お尻の割れ目にピッタリ食い込んでくるし、内緒で悪い一人遊びをしてる様で、かなり窮屈だけど何とも言えず官能的な気分です(照)」
これはキャットスーツを着たことのある人間なら誰しも感じる、着ているコスチュームによって犯される境地である。外観は普段着だけれども、それを脱いだ下には、肌に密着したとてつもなくいやらしい、自分だけの秘密をまとっている。この事態が彼女を思わぬ自体へと誘う。
「すごく恥ずかしいけど、告白しちゃいます。完全武装のボンテージする時って、前処置も大切&大変ですよね。まず、恥毛は完全に剃毛しないと駄目だし、コスチュームを着けると排泄も思うように出来なくなるから、前もって浣腸も絶対必要です。注入したお湯がそのまま排泄されるまで、徹底的に何度も浣腸します。更にお尻にバルーンプラグを詰めてパンパンに膨らまし密栓すると、絶対に外れないし拡張も出来て一石二鳥、ハイ完璧。ここまでで、既に相当疲れてますけど、これからが本番。やっと装着です。あともう一頑張り(*^^*)」
前処理をしてはじめて、コスチュームをつけた全くの別人、いや、別の「物体」である自分と向き合うことができる。
「実は仕事しながら妄想豊かなM体質。人知れず4回も昇天しました。恥ずかしいやら、淋しいやら……それでもビザールもMも止められません」
4回昇天したという言葉の意味を、筆者は失礼を承知で性的な自慰をしたのかというニュアンスで聞いてみた。彼女は臆することなく答えた。
「ズバリ職場で自慰行為したかって事ですね? 答えは、してません。と言うか、風俗店などで働いているならいざ知らず、一応、昼間の会社勤めなので、仕事中に自慰は現実的にとても無理です私の部所も、周りには十数人の頭と口の軽い女性がいますし、感ずかれたら最後、どんなハードな拷問よりも悲惨な結果が待っていること受け合いです。では、100%純粋に妄想のみで絶頂を迎えたのかといいますと、自分なりのプロセスがあって、あとは環境の盲点を逆利用したと。もちろん、すべてのベースになっているのは、マーキスの作品であり、alt-fetishであることはいうに及びません。先天性のフェチで下女志望の私としては、一般的な男女のSexでは不感症というわけではないのですが、何かイマイチ物足りない───ひとりHでは絶頂を迎えることは出来ますけど……。もう少し掘り下げて説明すると、マーキスのVideoやPhotoを観てると、それだけで脳内麻薬垂れ流し&子宮の辺りに灼熱感を覚え、全身の皮膚がそのまま性感帯になった様な、奇妙などうにも抑えようのない感覚に襲われます。アア、もう白状します。初めてVideo観た時も、自慰もせずに達してしまいました。だから過日の現象もメンタルな部分(罪悪感や陶酔感etc)がメインを占め、それに圧迫感や密着感、体内の心地良い異物感等が複雑に融合した結果起こった、稀に無い甘美な体験だったのでは……?」
筆者はこの女性のメールを読んでみて、フェティッシュな快楽を味わう仕方が、男性である筆者と非常に似ていることに驚いた。たぶん、フェティッシュな快楽は性器の種類とは関係なく、非常に精神的な要素が大きいのだろう。精神や心は、女性も男性もとりあえずは同じだからだ。少なくとも性器ほどには、違わない。