オークションに出品中は、このブログ、Alt-fetish.comともにアクセスが25%増となる。そのためみなさんにぜひ、私の新作を見ていただこうとラバーを着込んで、自宅にセッティングされた簡易スタジオのカメラの前に立ったが……。シャッターを押すリモコンを手にすることなく果ててしまった私。
だめだこりゃ。
そして、その後襲ってきた激しいラバーへの嫌悪感。日頃着ているユニクロの、コットン地の心地よいカジュアルウェアに一秒でも早く戻りたいという思いに負けて、撮影を放棄して脱いでしまった。
男ってダメだ、いっちゃうともうダメ。ふぬけになって、その射精にもっとも著しく寄与した対象を、反動でもっとも激しく忌避するシステムになっているようだ。ラバーと肌のあいだにかく汗とラバーの織りなすピタピタ感ひとつとっても、いく前はまるで素肌を舐める舌のように愛しく感じるのが、いったあとは不快以外の何ものでもない。着ているものの内側が濡れているというのがいかに不快か。拷問に近い。いく前はあれだけ興奮していたのに、じつに不思議で、やっかいだ。
というわけでみなさんにぜひ、今回新たに入手したDemaskのコルセットをご覧いただきたかったのだが、また次回ということで。
自分のラバー姿を写真にとって公開しているみなさんは、ホントに偉いと思う。
Text by Tetsuya Ichikawa
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