昨日もブログで触れたIP電話ソフトskype。その衝撃から明けて二日目の今日はNYにいる知人にインストールしてもらって、通話してみた。
まず驚いたのがその音質のよさ。電話など比べものにならない。電話がトイレットペーパーの芯で作った糸電話だとすると、スカイプはドルビーサラウンドの効いた映画館の音響。長年会ったことも直接話すこともなかったその知人が真横に座っているかのような、同じ部屋にいるようなリアルな音の感触が、私たちの度肝を抜いた。
NYの知人はiBOOK。内臓の小さなマイクを通しての音声なのに、こんなに音がいいなんて本当に信じられない。音の途切れ、遅れ、雑音は一切ない。おまけに、何年も話すことのなかったその知人だが、けっこういい声をしていることにまで気付かされた。
こちらの装備はショップに頼んで組み立ててもらったハイエンドウィンドウズPCに、会議録音用のマイク、ヘッドフォンであった。NYはDSLでこっちは光。そういったスペックの違いはしかしそれほど大きな問題ではないようだ。どのくらい、スペックや通信環境の内容が音質に大きく寄与するかは正直なところ分からない。
ただ言えるのは、スカイプはPC同志のほうが、固定電話にスカイプでかけるよりもはるかに音質はいいということ。まあ固定電話は固定電話なんだから当たり前だが。
思い返せば95年にMacintoshのパフォーマをプリンタなどと込みで24万円で買って以来、100万円以上PC関係に金をつぎ込んできた私の10年に及ぶPC人生。きょう、タダでNYと通話が、いとも簡単にできてしまったことに恐ろしさすら覚える。本当にパソコンてすごい道具だ。人の時間とお金を極限まで節約してくれる。脳味噌の拡張ともいえる。
さてところで、おかげさまで余った時間で私は今日の午前中何をしていたか、報告しよう。さぞかし有意義なことに時間を使っていたとのご賢察にまず感謝したい。しかし実際はそうではない。
誤って洗濯物と混じって洗われ、解体され、細かい「粒子状物質」となってほかのすべての洗濯物を一瞬で細かいちりとゼリーまみれにしてくれた、紙おむつ。一枚一枚の洗濯物にまんべんなく付いたそれらのオムツ片を、腕もちぎれんばかりに二階のバルコニーで振る、その作業こそ私のITで浮いた時間活用術だ。
こんなこと、はたしてホリエモンとか、堤とか、絶対にしないだろうな。堤はあれです、西武の創始者、康次郎のほう。
ホリエモンといえばSkypeはライブドアでもなんか、ソフトとヘッドセットをセットにして売っている。
ライブドアはリナックスも手がけているけれども、こういうの好きだね。結局リナックスにしてもスカイプにしても、既存の業者があぐらをかいている隙に出てきた超劇的低価格サービスなワケで、そういう点では庶民の味方だ。
それこそ起業家だと思う。
なのにそういうのをマスコミはよってたかって叩く。やっぱりマスコミは最低だ。
Skypeはすごい。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com
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“Skypeすごい” への1件のフィードバック
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ちなみにそのスカイプですが、はじめに私に教えてくれたのは、マスコミの朝日新聞でした。きょほっ