ピッチリブーツは自信のある証拠

 世の中の若い女性を見ていて、ブーツの履きこなしには大きく分けてふたつあることが分かる。
 ひとつは、ピッチリとふくらはぎに筒をすき間なくはわせて履くスタイリッシュな、脚線美強調型のはきかた。
 もう一つは、ふくらはぎとブーツの筒のあいだにすき間ができていたり、くるぶしのあたりに大きなたるみができたデザインのブーツ。
 前者は、自分の脚の形(特に細さ)に自信があるからこうしたブーツを履けるのである。脚の形が浮き上がるというのは、人によっては絶対に避けたいことだろうからだ。日頃の自堕落な食生活が、脚のかたちに出てしまう。
 だから、後者のように、ブーツをだらしなくはく人、サイズが大きくて脚の形が露骨にならないはき方の人には、魅力がない人が多い。反対に、ブーツをびっちりと履きこなしている女性のほとんどは魅力的だし、自分に自信があるせいかしっかりとした歩き方をしているように思われる。
 やはりブーツフェチとしてはそのへんに強く惹かれるのである。その自信満々のブーツ足が魅力の源泉だ。
 そのへんのところ、すべてのブーツをはく女性は分かっているんだろうか?
 ブーツをゆったりとはく女性の特徴はおおむね次のようなことだろう。
・高学歴
・多忙
・自分のスタイルに自信がない
・神経質
・ブランドものでありさえすればいいと思っている
・服に関心がない
・分別がある
・ブーツさえ履けば何とかかたちになると思っている
・中小企業の社員
 反対に、ブーツをピッタリと履く女性の特徴は次のようなものだろう。
・風俗嬢
・バカ
・ファッションをよく分かっている
・自分のスタイルに自信がある
・分別がなく、外観さえよければセックスしてもいいとつねに思っている
・大企業のOLまたは派遣社員
・109などのファッションビルの店やファッション雑誌に踊らされている
 まあ今日はそんなところです。みなさんも、どんな人がどんなかっこうを好むのか観察してみてはどうでしょうか?
 ところでAlt-fetish.comはブーツを仕入れて販売しようと画策していたことがあったが、なかなか海外物はくるぶしやらふくらはぎとブーツのあいだにすき間ができたりしがちでよろしくなかった。そういうわけであくまで自信のある女の履くブーツを、みなさんにも履いてもらいたいと思ってよりよい仕入れ手段を構想中であるからお待ち下さい。
Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com