トリガーとなる体験

 フロイトはエネルギーの総和は同じという。欲望も、物理の質量保存の法則と同じように、抑え込んでかたちを変えてみても、必ずなにかのきっかけで爆発して、元通りの量になるというのである(もちろん諸説あるし科学的にどうこうというレベルの話ではない)。
 これは空気も水も同じ重さという物理の常識を欲望に当てはめた面白い着眼点である。欲望のエネルギーをフロイトはリビドーと呼んだ。外観上何らリビドーがなさそうに見える人でも、人知れずリビドーを爆発させているに違いないのである。最近でも、リビドー爆発で議員の職を辞したアホがいた。
 物理法則からフロイトが導き出したリビドー保存の法則を知っているならば、あらかじめリビドー爆発をコントロールして、穏やかな日常を送ることができるはずだ。
 たとえば筆者はラバーフェティシストだから、リビドーはラバーに向かう。そしてラバーによって解放される。ラバーがないと次第に鬱屈してきて圧が高まる。その圧を逃すためにはラバーを着なければならない。
 圧が一気に高まってしまう困ったビジュアルというのがある。それが昨日紹介した仮面ライダーの、あの黒くてテカテカ光る、筋骨隆々の太股にピッタリと貼り付く素材のビジュアルであり、chikaさんのブログのこの写真だったりする。暗がりに浮かび上がるビザール素材に包まれた足とケツの割れ目。非常にリビドーを刺激する。
 そうしたわけで、私は昨日、我慢ができなくなってラバーの、例のマスクもグローブもソックスも付いた一体型を着込んでみた。リビドーを逃して解放するためである。
 昨日はスポーツのトレーニングのように、あらかじめシナリオを立ててやることにした。欲望に流されるままだと前回の時みたいにラバーの下で射精したのがかぶれを引き起こしてブルーになる事態に至ったりして、ろくなことがない。chika+仮面ライダーというきっかけを得た私は、冷静に、それでいてある程度リビドーの波に身を任せながら、うまいこと済ますことができた。うまいことといっても、バックファスナーのキャットスーツはスライダーに針金を通して引っ張るなどおよそ「リビドーの解放」とはほど遠い所作が必要となる点は注意が必要だ。そのあいだにけっこう萎えるのである。
 さらに、当初、chikaさんが前にブログで書いていたことがあったのだけれども、ラバーマスクの上から精液を塗りたくるというのだけはシナリオ通りにはできなかった。自分の精液というのは、もう出てしまったあとはどうにも忌避したくなるばかりで全然ダメだ。やはりchikaさんがいうとおり他人のでないと。
 トリガーとなる体験は、ウェブ上で見る画像以外にも日常で出会うことも多い。筆者がもっともよく覚えているのは、高校時代に、まだこの手のフェチだと自覚があるかないかの頃、レザーのミニスカートをはいたお姉ちゃんが、運転する彼氏にしがみついているバイクの光景だ。レザーのスカートに包まれたケツは密着してかたちが浮き出ており、中空に突き出していた。それが太陽光で反射してまばゆいばかりに光っていたのである。そのビジュアルは、本当に目の前を通り過ぎる一瞬だったにもかかわらず、十年以上たったいまもってなお、鮮烈に思い出すことができる。その日、大急ぎで家に帰って、「リビドーの解放」にいそしんだのはいうまでもない。そしてそのビジュアルは、その時のトリガーとしての役割にとどまらず、私のフェティシズムの根幹をかたちづくる非常に重要な要素にもなっている。
 何が人をフェチにするのかは分からないけれども、少なくとも私たちは同じフェティシズムを共有しているようだ。仮面ライダーについて触れた昨日のブログに思いがけず付いたコメントから私はその思いをいっそう強くした。
Text by Tetsuya Ichikawa
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トーチャーガーデン

 仮面ライダー響鬼とやらをはじめて観てみた。
 リンク先の写真を見てもらえれば分かるとおり、筋骨隆々とたくましい仮面ライダーのコスチュームは、黒のピッタリとした、テカテカ光るフェティッシュコスチュームそのものだった。
 面白いのは悪役はつや消しのコスチューム、正義の仮面ライダーはテカテカツヤのあるコスチュームとなっている点だ。外観が光ることで、プラス、正義の、逆につや消しがマイナス、悪というイメージを徴表している。
 正義の味方には、ラバーのつや出しリキッド、ラバピカが欠かせないと言うのはいうまでもない。
 今日の仮面ライダーはそれほど戦闘シーンが多くないので残念だったが、思った以上にかっこよく、私は毎週観ることを誓った。このような番組が公然と放映されている限り、今後も日本ではフェティシストが育ち続けるに違いない。
 ところで昨日12日はトーチャーガーデンジャパンが都内で行われたようだ。寡聞にして知らなかった私はじつに間抜けだ。恥ずかしい。今度こそこの手の大きなフェティッシュイベントには行こうと思っていたのに……。がっかりだ。
 もっとも、この手のイベント系コスチュームと、私らの標榜するフェティッシュコスチュームには若干ながらズレがある気がしている。イベント系コスチュームは、着た側から興奮して、衣服だけでいってしまうほどの性的な意味はそれほど持っていない気がする。着ることで自分を解放し、非日常的な空間に勢いを借りた、積極的でビザールなコミュニケーションを図ろうというのがイベント系コスチュームの趣旨となろう。
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ホリエモンが勝った

 ホリエモンであろうとなかろうと、フジテレビ、ニッポン放送というメディア企業の無様な狼狽ぶりがひどい。今さらになって話に乗ってもいい(メリットのある事業ならば提携してもいい)とか日枝だが突然態度を軟化したり。
 就職活動ではテレビ局は人気で筆者も受けたが、なんで人気かというとおもしろおかしく仕事ができるうえに給料はバカ高いからである。ところが筆者とか、まあホリエモン(同い年で同じオタク)のようなタイプは、どうやらメディア企業を牛耳るオッサンどもからは嫌われるようである。天の邪鬼なところがあるからかも知れない。あとどこか本流な感じがしないところもダメなのだろう。こうしたメディア企業に内定するには、人としての「メジャー感」が欠かせない。それはたとえば家柄だったり、ずっとやってきたことだったり、人当たりだったりと、いろいろある。
 フジの会長にしてもニッポン放送の社長にしても、ホリエモンをそこまで嫌う必要はないだろうにと思うのだが、結局、ホリエモンはああしたメディア企業には相容れない人材(キャラ、といってもいい、そのアンチメジャーなオタク感)であるから嫌われるのだ。
 しかしオタクだって人権はあるし、プライドもある。公平を信じて入社の門を叩いたものの、意味不明な理由で落とされてしまう理不尽な就職活動の経験者ならだれでも、ライブドアの味方をしたくなる気持ちというのは持ちうるはずだ。
 フジがライブドアを拒む気持ちというのは、結局内定なんぞくれてやらない、社員以外のその他大勢の大衆に対する高い壁、排他性、差別主義、エリート主義の現れである。そういうことが根本にあるから、フジ、ニッポン放送の言い分というのはどこか不思議なのであって、身勝手だし、裁判では当然、負けるのだ。
 堀江は本の中では、コストについて切々と語っている。コピー機だとか、いろんな交際費だとか、そして、人件費だとか。そういうコストカット主義が持ち込まれるのは、ニッポン放送の社員なら誰だってイヤなはず。メディア企業の連中は、電波という目に見えない、かたちのない「枠」を広告媒体として販売し、巨利を得ている。その巨利を、自分たちの気に入った人たちだけで分け合って温々暖まっている。そういう妖しげなビジネスも、昨今の「変革」の中で一定のリスクにさらされる。当然だ。これはそういう囲い込みのずるいビジネスに対する、一般人のルサンチマンをエネルギーの根幹とする変革だから、根も深いし、動きも大きいものとなろう。
Text by Tetsuya Ichikawa
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ビバ!ゲイカルチャー

 マツケンはゲイだという。なるほど、光り物を愛用したり、一般的な常識からは考えられないサンバでCDを出したりと、ゲイ特有のカミングアウト、「私を見て」症候群の一端ととらえられなくもない。
 私自身はゲイかどうかは分からないけれども、異様にペニスに執着があったり、男といる方が安心したり、ラバーフェチだったりと、そう思われる節がいくつかある。そしてAlt-fetish.comのお客さんにも少なからずゲイの方がいる。
 思うに、現代社会風俗に対して、うんざりしていることとゲイであることはある程度関連があると思う。それは陳腐化からの忌避行動というかたちで、でる。世の中の諸活動、諸事象に対して、陳腐で耐え難いものを感じるのなら、その人は特別な感性を持っていて、ゲイである可能性もあると思う。
 私は、いまの日本ならば、ゲイであることでより豊かな人生を生きられるのではないかと確信している。ゲイはひとりか、もしくは子供を作らないパートナーとの共同生活を営む。子供を作らないだけで、もうその人は子供を作る人に比べて一歩も二歩も有利に、充実した自己実現を達成できる時間や金といった機会を手にすることができている。
 Alt-fetish.comでは今日、オリジナルラバーキャットスーツの打ち合わせが行われた。どこにも売っていない、価格も安い、超オシャレでゴージャス、ピッチリした最高のスーツを作ろうとスタッフ、デザイナーは知恵を絞っているところである。接着方法などはBLACKSTYLEが親切に教えてくれる。修理や補習も受け付けて、長く着られる一着を提供し、顧客と生涯を通じた関係を保てるような、そういうメーカーにAlt-fetish.comはなりたい。
 ゲイの人に評価され信頼してもらってはじめて、Alt-fetish.comはフェティッシュカルチャーの一翼を担いうる有資格者ということができよう。
Text by Tetsuya Ichikawa
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トータルエンクロージャーキャットスーツ着てみた

 BLACKSTYLEに特注した、マスク、グローブ、ソックス付きのもんのすごいキャットスーツを昨日着てみた。
 バックファスナーなので、スライダーのひとつに針金を通して、その針金を引っ張り上げる方式で苦労して着てみた。
 腰から背中を通じて、頭のてっぺんまでファスナーが来るわけだが、最後の最後で、髪の毛がポニーテールのようにファスナーの穴から吹き出して情けないものがあった。しかし、着るそばから興奮したことは間違いない。
 そもそもソックスというのがいい。普通のキャットスーツの場合は、足がにょきーんと出てしまう。この「絵」がけっこう興ざめだ。しかしソックス付きならば、白い見苦しい足は出ないのでよろしい。そしてグローブであるが、この難点は、腕の長さが合わないと、どうしても袖の部分がぶかぶかすることである。しかし実際には、腕の太さがある程度ラバーを張って密着してくれたので、何とかかたちになった。
 マスクはBLACKSTYLEの普通のマスクなのだが、ちょっと小さかったかも知れない。でも興奮してしまって何がなんだか分からない。じつは、筆者の場合、一度果てるとメチャメチャ徒労感に襲われていやなので、一回いってもそれなりに興奮が持続するように、DMMでダウンロードした好みのエロビデオを再生して、ヘッドフォンで聞き続けてのキャットスーツ装着プレイである。
 これならば、一度いってしまってもすぐにAVで刺激されて回復する。今回もわりと早くいってしまった。思うに、ラバーでいくときは、ラバーの全身密閉具合に比例していると思う。
 キャットスーツで体の大部分を覆う。それだけでもたいへん興奮するが、次にブーツをはいて足を隠す。それでもうあとは頭と手先だけしか露出していない。その状況でもかなりくるのだが、それでいってしまうのはもったいない。我慢してグローブをわななき震えながらはめてマスクをかぶる。こうなるともう押しとどめようのない興奮が全身を駆け抜ける。
 マスク、グローブ、ソックス付きのキャットスーツの場合、そうした興奮は一気に押し寄せる。着るそばから全身が密閉されてしまうので。サイズの問題が心配されたけれども、何とかおさまってそれなりに肌を拘束する満足のいく仕上がりとなった。興奮も持続し、ペニス付近にローションを注入する前からいってしまったくらいである。
 ところが脱いでみて、ゾッとした。精液が付いた部分の皮膚の一部を見たらなんか汗疹状にかぶれが発生していた。がーん。きもい。
ラバーの新品はなんか内側に粉が付いていて、そういうのが汗と混じるとひりひり刺激を来すことがある。みなさんも一度洗ってから着ることをオススメしたい。
 洗う、といったが、これまたたいへんな仕業だ。洗うのがたいへん。水の逃げ場がないから、爪先をひっくり返したりして水を排出しないといけない。面倒くさいことこの上ない。うーむ。
 結局、価格的にはキャットスーツとマスクとグローブとストッキングを単体で買うよりも安い設定にしているから、その点を考慮すればお得ということにもなるが、扱いが結構大変(特にバックファスナー)だし、グローブも厚手なので微妙である。どっちがいいかというと微妙だ。
 ただ、昼間、何の気なしに想像したときに、全部くっついた一体型のスーツを着る様子を想像したときの方が、そうではないキャットスーツを想像したときよりも興奮した。何日もオナニーをしておらず、街を歩いていて、家に帰って自分はトータルエンクロージャースーツを着るんだと思っただけでもう、人目もはばからず勃起してしまう有り様である。まさにラバリスト。うふふ。
 そして、実際「これを着るのか」という段になるとかなり興奮度が違う。やはりくっついていた方が上級者には向いていると思った。
 何にせよ、生地の厚さは0.6㎜に限る。がっしりとラバーに包まれている充実感が違う。私見ですが。もちろん、オナニーはできるだけ貯めた方が興奮度は高まる。
Text by Tetsuya Ichikawa
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テレビがネットにのみ込まれることは絶対にない

 毎日やることといったら、子育て、近所の主婦との会話、家事、雑事ばかりである。毎日変わる事なんてひとつもない。せいぜい風邪をひいたり治ったり、程度のものだ。そんな私の日常ではテレビ、それも他人のとっておきの不幸をおもしろおかしく教えてくれる民放だけが心の支えとなる───こういう専業主婦っていると思う、多くはないだろうが。テレビを見てるヤツってバカか暇人しかいないと思う。バカか暇人がネットなんて小難しいことができるわけがない。だから日枝のいうとおり、テレビがネットに飲み込まれることは絶対にない。バカ&暇人向けに消費財・サービスを売りたい企業が、媒体価値をテレビに見いだし続ける限りテレビは不滅だ。消費財市場が不滅な以上、テレビもまた、不滅だろう。
 雑誌で、IT企業のサラリーマンの某氏は年収2200万円、金融資産4800万円というのを見て驚愕した。私から見るととてつもない金持ちである。しかも年はあまり変わらない。すごいなあ。奥さんは専業主婦だって。そういう奥さんていったい何なんだろうと思う。たぶん私がもっとも嫌いなタイプに違いない。
 ホリエモンが結局フジを支配するというのはなくなったようで、つまらない。あの奇妙な日の丸メディアを、なんとかしてもらいたかったのだが。ホリエモンといえば、けっこう太っていると思う。ああいう太り方ってよくない。きっと、Alt-fetish.comのオリジナルキャットスーツは着られないと思う。着られてもすぐ剥がれそう。そういう点ではかわいそうに。肌もテカッているし。ラバピカは不要だな。
 私がああいう太り方をしないで済んでいるのはひとえに貧乏粗食くらしと毎日の家事労働のおかげである。
 まあ私のことはいいや。
 ラバピカだけれども、薬事法で勝手に輸入しちゃいけないことになっている化粧品に該当するといけないので、今度から「肌に直接塗る」用途があるということは書かないことにした。もちろん内容はいままでどおりだし、別に目的はラバーに光沢を与えるのがメインだからたいしたことはない。スベリをよくしたいんだったら、皮膚に塗らず、ラバーの裏側に塗ればいい話である。
 朝日がコラムを読むのに無料だが会員制にしやがった。個人情報目当ての乞食め。なんでどうでもいいコラム読むのに住所まで知らせないといかんのか。
 僕が朝日のコラムを読み出したら人生に倦んでいる証拠。会社員時代によく読んでいた。会社を辞めても、こうして読み出したということは……。しかしもう辞めるものはない。
 年収1億、家賃100万のマンションに住む漫画家ということで新城まやがテレビで紹介されていた。寝る時間は毎日2時間くらいなものらしい。
 なんか最近は、かわいい学生や、おそらく優秀なサラリーマンがそれなりにおもしろいブログを書くことが多くて私は疲れ気味だ。しかしchikaさんとフェチブログの双璧をなすべくがんばらねば。
 昔、ものごとを書いたりしゃべったりするのが大好きだった「素人」の私は、ある言葉の存在を知ってギョッとしたことがある。それは「床屋談義」という言葉。床屋の客とオヤジが交わすような陳腐でくだらない話題をさすんだと思う。私が常日頃語っていること、書いていることも床屋談義の域を出ないのだろうかと虚しくなった。
 ブログもほとんどは床屋談義だろう。もっともブログが床屋談義と違うのは読者がいること、時として社会的影響力を持つことカナ。それにほんものの床屋談義自体、いまはほとんど絶滅しているはずだ。しゃべる床屋ほどウザイものはないからね。あー、床屋は放送禁止用語だったね。
Text by Tetsuya Ichikawa
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Skypeすごい

昨日もブログで触れたIP電話ソフトskype。その衝撃から明けて二日目の今日はNYにいる知人にインストールしてもらって、通話してみた。
 まず驚いたのがその音質のよさ。電話など比べものにならない。電話がトイレットペーパーの芯で作った糸電話だとすると、スカイプはドルビーサラウンドの効いた映画館の音響。長年会ったことも直接話すこともなかったその知人が真横に座っているかのような、同じ部屋にいるようなリアルな音の感触が、私たちの度肝を抜いた。
 NYの知人はiBOOK。内臓の小さなマイクを通しての音声なのに、こんなに音がいいなんて本当に信じられない。音の途切れ、遅れ、雑音は一切ない。おまけに、何年も話すことのなかったその知人だが、けっこういい声をしていることにまで気付かされた。
 こちらの装備はショップに頼んで組み立ててもらったハイエンドウィンドウズPCに、会議録音用のマイク、ヘッドフォンであった。NYはDSLでこっちは光。そういったスペックの違いはしかしそれほど大きな問題ではないようだ。どのくらい、スペックや通信環境の内容が音質に大きく寄与するかは正直なところ分からない。
 ただ言えるのは、スカイプはPC同志のほうが、固定電話にスカイプでかけるよりもはるかに音質はいいということ。まあ固定電話は固定電話なんだから当たり前だが。
 思い返せば95年にMacintoshのパフォーマをプリンタなどと込みで24万円で買って以来、100万円以上PC関係に金をつぎ込んできた私の10年に及ぶPC人生。きょう、タダでNYと通話が、いとも簡単にできてしまったことに恐ろしさすら覚える。本当にパソコンてすごい道具だ。人の時間とお金を極限まで節約してくれる。脳味噌の拡張ともいえる。
 さてところで、おかげさまで余った時間で私は今日の午前中何をしていたか、報告しよう。さぞかし有意義なことに時間を使っていたとのご賢察にまず感謝したい。しかし実際はそうではない。
 誤って洗濯物と混じって洗われ、解体され、細かい「粒子状物質」となってほかのすべての洗濯物を一瞬で細かいちりとゼリーまみれにしてくれた、紙おむつ。一枚一枚の洗濯物にまんべんなく付いたそれらのオムツ片を、腕もちぎれんばかりに二階のバルコニーで振る、その作業こそ私のITで浮いた時間活用術だ。
 こんなこと、はたしてホリエモンとか、堤とか、絶対にしないだろうな。堤はあれです、西武の創始者、康次郎のほう。
 ホリエモンといえばSkypeはライブドアでもなんか、ソフトとヘッドセットをセットにして売っている。
 ライブドアはリナックスも手がけているけれども、こういうの好きだね。結局リナックスにしてもスカイプにしても、既存の業者があぐらをかいている隙に出てきた超劇的低価格サービスなワケで、そういう点では庶民の味方だ。
 それこそ起業家だと思う。
 なのにそういうのをマスコミはよってたかって叩く。やっぱりマスコミは最低だ。
 Skypeはすごい。
Text by Tetsuya Ichikawa
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IP電話ついにキター

 skypeという、IP電話の本命がついに登場した。
 朝日のBeに載っていたのでさっそく試してみた。
 私の評価ポイントとその結果は次のとおり。
・うちはウィンドウズPCが複数台家庭内LANになっていて、固定IPを振っているがそういうことは一切ソフト側に教えなくても本当に電話ができるのか? 結果:できた
 ウィンドウズのネットミーティングではできなかった。電話となると固定のIPの設定をしないと無理というのが私の長年の知識だった。それがあっけなく覆された。簡単に、本当に一階と二階(それぞれインストールし、それぞれスカイプ名=IDを取得)で娘に話しかけてみて、いやーすごい、設定なしで本当に電話だと。
 しかもクレジットカードでユーロ建てではあるものの事前に「スカイプアウトクレジット」なるものを購入しておけば、PCから固定電話には1分2.7円、携帯電話には1分17円で通話ができる(1euroを139円で計算)。
 昔凝った(笑)ゴミ投資家本の影響で、ユーロ建てのクレジットカードを持っているのだが、それが使えるというのも私としてはたいへん評価が高い。ユーロはここ数年、130円~140円のあいだをいったり来たりのボックス相場となっているので、130円側に振ってきたら適宜まとまった金をユーロにしておくなどすれば、このスカイプアウトでも十分、日本のIP電話サービス(プロバイダが提供している、3分8円とかのヤツ)に対抗できる。
 ちなみにアメリカなら1分2.4円。国際電話もだいぶ安い。
 スカイプアウトの料金体系は、どこからかけようと、関係なく、どこへかけるかによって一律で料金が決まっている。だから、日本国内で、隣のトモダチの部屋に電話するのも、スペインから日本の実家の母親に電話するのも同じ1分2.7円なのだ。先がアメリカの場合もそう。国内でも、海外からでも、アメリカにかけるんだったら1分2.4円。そういうふうになっている。
Text by Tetsuya Ichikawa
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ドロンジョ様のフェティシズムと西武グループ創始者堤

 1972年生まれの筆者は、タツノコプロのタイムボカンシリーズ、キャシャーン、ガッチャマンを熱が出るほど視聴してきた幼少時代を持つ。
 筆者が、黒いブーツ、ボンデージファッション、ラバーマスク、グローブの虜になっていまに至っているのももちろん、こうしたアニメのせいにほかならない。
 幼い頃の私にとって、「ボカーン」とかいう爆発音とともにボロボロになってもすぐに生き返るドロンジョ様の不屈の生命力とコスチュームに、毎度異様な興奮を来していたのだ。
 そもそもなんであのかっこうなのかが、私には当然分からなかった。SMに由来するとか、そういうのはもちろん不明である。ただいきなり、目の前にドロンジョが現れたのである。何がなんだか分からないんだけれども、すごいエロイし、迫力がある女性。余計に興奮する。ブラウン管を通じて圧倒的なインパクトとともに、それはあらわれ、幼い私の妖しげな性欲をチロチロと刺激し続ける色香を放ったのだ。
 私の郷里は中央線沿線で、アニメプロダクションが林立する日本でも有数の「ヘンな街」。タツノコプロがある国分寺はほんの数駅先の近さだし、同じく必然性なきボンデージファッションで私のフンヤチンにニトロを注ぎ続けたコナンを作ったジブリも近い。こう考えると、私はまさに地域で作られた変態のゆりかごによって育まれたといえよう。
 東京の私の家では9chはどっかのローカル局が映るが、夕方とかふとした時間にどういうワケかこの30年以上前のアニメを放映しているのである。それで妻(まったく変態ではない)と一緒に、「この爆発音、懐かしいね」などといってチラ見しているのだが。
 変態となってしまった私にとっては、懐かしいどころの騒ぎではない。すべての女性はドロンジョ様であって欲しいくらいな勢いでガン見している。
 じつは私に限らず、多くのAlt-fetish.comのクライアントがドロンジョの名をあげ、タツノコプロの何らかの作品をあげる。彼らフェティシストに多大な影響を及ぼしたテレビ番組として、このアニメの罪は深い。
 さて話は中央線つながりで国立の話題に。国立という言葉でイメージするのは「ハイソ」「文化的」「一橋大学」「高級住宅街」そういうイメージでは? ところが実際には、国立というのは西武グループの創始者、堤康次郎が開発したものにすぎない。武蔵野の一面ののっぱらを都心にあったが手狭になった東京商科大学(現一橋大学)を誘致して学園都市にでっち上げた。しかもとてつもない額の借金をしてである。
 その堤の子供、辻井喬(堤清二)が書いた『父の肖像』を読んでいるけれどもじつに面白い。たとえば、「マスコミのいうことを鵜呑みにするのはバカ」。つまり堤康次郎にいわせるとほとんどの日本人はバカ、ということになる。いまもそうだ、これは。
 この本を読むと、戦前と何ら変わることなく、バカが大勢を占め、政治もなにも変わらない日本が憂鬱になってくる。彼は一般大衆を「愚衆」として、また女性を、「性的対象に過ぎない」から参政権は無用と斬って捨てた。
 そして堤は官僚が大嫌いだった。百姓出身の実業家から見ると、官僚なんてワケがワカランイキモノに見えた。
 ただ彼のいう愚衆の中にもがんばって官僚になった人もいる。そういうのがいま彼に復讐しているんだろう。彼といってもその子供だが。
 その中央線だが、沿線は自由な気風あふれるカルチャー都市として全国的に有名なスポットを数多く抱える。たぶんもともと金持ちが別送的に開発したという由来から、いまもお金持ちの親に扶養される自由な金のあるすねかじりがそういう「文化」らしきものを醸し出しているに違いない。それに比べて西武線沿線のイメージは無惨だ。何しろ西武人糞列車ということで、堤がはじめたことなのだが、夜は都心の人糞をさいたまの百姓が使う肥料として供給するために、西武線を使ったというのである(いまはもちろんそういうことはない)。中央線は確かに自殺者が多く「走る樹海」などと揶揄されるわけだが、死ぬにあたっても人糞列車よりはまだ中央線のほうがダイブしがいがあるということか。
Text by Tetsuya Ichikawa
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インフルエンザと水戸黄門

 たちの悪いインフルエンザにかかったようで、熱がずっと38度前後ある。
 頭が痛くてふらふらするが、私にはまったく効かないタミフルというインフルエンザ特効薬のおかげで異常に興奮してしまっている。 タミフルの副作用は興奮だ。この興奮状態にある頭で、大好きな水戸黄門を見てしまったのが運の尽きだった。
「ええい、御老公の御前である。一同、頭が高い、控えおろー」「フヒイイハッハアア」という例のおなじみのシーンで全身に鳥肌が立って、震えるくらいに感動してしまった。嗚咽とともに涙もうっすらと出る始末である。
 うーむ恥ずかしい。これでも話題のホリエモンと同い年、妻子もある身なのに、水戸黄門を見て(しかも夕方の再放送)感動するとは。
 しかし西村さん、歯が茶色かったのが気になった。お茶の飲み過ぎでは?
Text by Tetsuya Ichikawa
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アホな予算案が衆院通過

 毎度思うのだが、一般会計総額は82兆1829億円というのはどうしてこんなにも巨額なのか。
 これを減らさないと国債も減らない。この金額が如実に減るまでは構造改革は評価できない。役人への信頼性が揺らぐ中で採決される予算案。この予算を支える借金を支払うのは私らの子供たちなのであり、まことにもって納得がいかない。
 個人向け国債を買うのはちょっとお金に余裕のある人たち(おもに高齢者)なのだが、そいつらへの償還のためには増税をしていかなければならず、その方策はたとえば消費税だ。消費税は貧乏人のほうが重税感は思い。つまり貧乏人が金持ちのジジイババアを支える仕組みなのである。そんなのってあり?
Text by Tetsuya Ichikawa
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