今日はラバーを着た自分の様子を鋭意、撮影し、PinterestやTumblr、facebookへアップして友達やフォロワーにドヤ顔するためのノウハウを開陳しましょう。
準備するもの
- パソコン(ウィンドウズパソコン)
- カメラ(パソコンから操作できるもの)
- インターバル撮影できるソフト(ここではNikon Camera Control pro)
- お宝(キャットスーツなど日頃愛用しているものたち)
- ローション
- 画像ソフト
- インターネット回線、ブラウザ
環境を整えよう
普段自分がラバーを着るところは、意外にも生活臭が漂っていたり、ふすまや畳があったりと、およそクールとは言い難いでしょう。したがって、せめて画像に写る部分はキレイにします。
画角やポーズを決めてしまう
スーツは着てしまったら欲望に押し流されて写真どころではないので、ラバーを着る前に、かならず画角やポーズは決めてしまいます。
画角で注意すべきなのは、なるべくカメラを自分から離して、最低でも標準、なるべくなら中望遠程度で撮ることです。そうしないと迫力ある写真になりません。狭いとか、見切れたらやだから、広角にしたくなる気持ちは分かりますが、海外の迫力あるポートレート写真のほとんどは、中望遠レンズで撮影されています(背景はぼけている)。
ポーズは、日頃よく見るPinterestやTumblrでPinしたりリブログしたものをマルパクリすればOKです。一回の撮影で何百枚撮ろうが、お披露目できるクォリティなのはせいぜい4枚とか5枚程度になりますので、欲張らず、ポーズを数パターン考えておきます。
カメラのシャッターは自動できられるよう、PCでセッティングしておきましょう。インターバル撮影(数秒ごとにシャッターが切られる)できるソフトを使います。
インターバル撮影の時に、カメラのAFがあわず、中断されると、体制立て直しに苦労します。撮影場所が暗かったり、ピントを合わせるとっかかりが少ない画面構成の場合は、あらかじめピントをマニュアルで合わせておいて、固定にしておきます。
いざ、撮影へ!
準備が済んで、あとは所定の位置に移動して、考えておいたポーズをインターバル撮影にあわせてポーズするだけの状態にしたら、いよいよ着装を始めてください。
肌や顔が少しでも見えるうちは、撮影ははじめてはいけません。すべて被って完璧になったら、インターバル撮影を始めて、ポーズを撮ります。
インターバル撮影機能付きのソフトは、撮影した画像をすぐにPC上でプレビューできます。4秒おきくらいにしておくとテンポよく撮影できます。
画像補整のコツ
撮影された画像をそのまま使う自信があればいいですが、通常はそうはいかないでしょう。私が長年にわたって研究した結果、短時間で迫力あるビザール写真に仕上げるコツはふたつしかないことが分かりました。画像補整は、トーンカーブを調整する、そして、白っぽくなりすぎたところは、覆い焼きツールで黒を戻す、このふたつです。次の画像を参考に、各自取り組んでみてください。画像ソフトはフォトショップでもファイアーワークスでもGIMPでもなんでもいいです。
公開することで人生の力にする
では最後の段階、公開です。撮影したあとはぐったりして、もうできないですから、一晩寝て次の日でもいいと思います。しかし、必ずフェースブック等に公開しなければ、フィードバックが得られませんので、もう二度とやろうという気は起こりません。必ず公開して、いいねを獲得したり、コメントをもらったりしてください。そうすることで次にまたチャレンジしようという気力が湧いてきます。
継続は力なり、いったい何の力か分かりませんが、ビザールフォトを撮るというのは、立派な創作活動であり、人生に意義深さをもたらしてくれる、欠かせないあなたの習慣になってくれます。
では、がんばってください! そして、こんなの撮れたというのがあれば、どしどし、市川哲也まで送って下さい。contact@alt-fetish.com(画像を送る場合は幅(長辺)300ピクセル、解像度72dpiだとたすかります)。
多少のノイズは気にしません。
上写真のつくりかた。ファイアーワークスの例。まず黒い部分をザックリと色選択ツール等を使って選択し、新しいレイヤーに貼付。つぎに、下のレイヤー(元々あったレイヤー)を選択して、フィルタ「ぼかし(ズーム)」をかければはいできあがり。
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