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SMとフェティシズムはどこが違うのか?
海外のサイトを見ていたり、あるいは自分の貧弱な取材経験からいうと、「変態」とされる人たちは幼少時にひどい目に遭っている場合も多い。ここで変態というのは、商売をしているような人たちのことをいう。
しかし、我がALT-FETISHに来るお客さんも、そしてこの筆者の私もそうだが、別にトラウマを背負ってフェチになったわけではないだろう。気付いたら、目につくようになって、大きくなるにつれて自分が興奮する対象とそうでない対象が明確に分かるようになる。そして、興奮する対象を求めた結果がたまたまフェティッシュだったということなんだろう。
テレビ朝日のトゥナイトを観たが、不況で厳しいご時世だ。ネットで媚態を公開して不特定多数の閲覧者とチャットをしたり、カフェバーでウェイトレスをしたり、写真集やCDを出したりと、彼女たちも専業以外の部分で頑張っているのが昨今の事情らしい。目立って、ひとりでも多くの地道なファンを獲得するために、頑張っている彼女たちは、あのありきたりな水着じゃなくて、マーキスのビデオにでてくるようなドバドバなフェティッシュファッションでキメてみてはどうだろうか? フェティッシュだからといって即変態とは限らない。あまたのミュージック・ビデオではアーティストがこれでもかと言わんばかりにエロくてフェチな格好で出るし、モードの世界だってフェチまみれ。レースクィーンがフェチな格好をすれば、かっこいい、すごいということでポジティブに迎えられるに違いない。
まあ、こういう風にフェティッシュというのは外見上のファンタジーに空想の翼をとばすのがもっぱらだ。それに対し、SMはヤレ、肛門に何センチまで入っているとか、縄の縛り方がどうのだとか、そういう即物的な感じでどうにもかなわない。SMには精神的な側面も大きいことはもちろん了解している。だがいずれにしても大がかりでたいへんそうだというのが率直な印象だ。まあ私はSMの趣味はどうだか分からない、自身でやったことがないので。おそらく、人に気を遣うほうなので、女王様にも気を遣って「演技」とかしちゃうのかも知れない。 01.8.7▲ |
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