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秋の女性誌ブーツ解禁!徹底比較

 メディアに秋が訪れた。女性誌各誌に「ブーツ」の文字が登場するようになった。そこで、ブーツ解禁となったファッション誌8誌のブーツ観測をしようと思う。評価方法は、筆者が観測対象の女性誌全ページに目を通して、以下の各ポイントについて◎(ブーツフェチ要素が多くかなり満足できる)、○(普通)、△(ブーツフェチ要素がほとんどない)、×(ブーツフェチ要素が全くない)で評価する。
・太股に密着ロングブーツ……太股とブーツのうえはしに隙間があるようなユルいもの都か、ショートではなく、きつく、ピッチぴち、ビッチなエロさを醸し出す正統派のフェティッシュロングブーツ。
・くるぶし付近にしわが見えるソフトな素材……しわは皮膚にブーツが密着した状態で、激しいセックスを求めた後にできるあのしわだ。活動的でヴァンプな、ガールのフェティッシュパワーがこのしわで炸裂する。
・赤……赤いブーツ
・白……白いブーツ。ワインじゃない。
・手首で終わるショートの革グローブ……最近筆者が開眼した新しいフェティッシュジャンル。Rayの24ページ参照。
 総評。今年は去年と違い、厚底は一掃され、むしろ底の薄さとヒールの細さで、エレガンスな女性スタイルを強調したものが目立つ。そして、太股を細く見せるために、密着度が高いのもうれしい。また、形がシンプルなだけに、色やバックルでギミックを効かせるものも多く、エロさは否応なしに高まっている。アイテムの組み合わせとしては、おなじみのホットパンツ、ミニはもちろんだが、去年浜崎あゆみがやったスリムパンツの裾をブーツに入れ込んでしまう大胆なスタイルも見られる。70年代の戦隊モノやヒーローモノでフェチに目覚めたヒトは、今年の「伝統回帰+αのギミック」を大いに歓迎することだろう。 なお、評価ポイントに「一押しフォト」を設け、各誌でもっともいい写真が掲載されているページとコメントを載っけているので、買うなら参考にしてほしい。RayとBLENDAはハッとさせられるほどイケてるフォトを選ぶことができた。某編集部員に、「こんなにフェティッシュな格好をするギャルというのは、やはりフェティシズムを意識しているか」と訊いたが、「フェチどころか、アイデンティティやキャリア展望すら持ち合わせていない。彼女らの頭の中にあるのは恋愛と結婚のみ」との答え。なるほど、これらティーン誌がエロいのは、彼女たちの欲望である「恋愛成就」のための手っ取り早い工夫を提供しているからなのかと合点。同世代の男に、「ブーツを履いて、肌を見せて、痩せて化粧すれば、(あなたの恋はかないますよ」と言ってれば、彼女らは喜んで雑誌を買い、そのとおり実践するだろう。街で。学校で。オフィスで。ブーツを履いて交尾のサインを振りまくギャルがあふれる季節ももうすぐだ。もっとも、筆者含め、彼女らに選ばれるかどうかは別問題だが──。
【表・ブーツ観測】

誌名 太股に密着ロングブーツ くるぶし付近にしわが見える完全密着 膝上まであるロング 手首で終わるショートの革グローブ 一押しフォト
Popteen10月号(角川春樹事務所) 56P。スクールガールっぽいチェックのみにスカートに赤のロングブーツ。密着ぶりがグッド。
Petit seven9/15号(小学館) × × 特になし。堅くて子供っぽすぎる。
SEVENTEEN9/15号(集英社) × × × × × 18P。真っ白い太股に黒のレザーのジップアップロングブーツ。ただしユルい。
Stonew10月号(学研) × 48P。デニムに真っ赤なレザーのロングブーツ。ぴたぴたでカワイイ。
egg10月号(大洋図書) × × × × × 特になし。スナップメインなだけに、季節の先取りに弱い。これからと言うところか。
Cawaii!10月号(主婦の友社) × 56P。デニムのホットパンツに、茶の編み上げブーツ。やや丈は短いものの、太股がみごと。
Ray10月号(主婦の友社) 今月のベストブーツガーリー誌。24Pの赤の手首までのレザーのショートグローブが新鮮なフェティシズムを醸し出す。
BLENDA10月号(角川春樹事務所) ナマ脚モデルにぴちぴちのブーツを履かせることで定評の角川春樹事務所のティーン誌。膝上まであるブロンズ調のジップアップブーツに超ミニのホットパンツを合わせた110Pのフォトが最高。

 

2001.9.4

 
 
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