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ミラーニューロンでわかった! フェチの仕組み

 脳のなかに鏡のような働きをする神経細胞「ミラーニューロン」があることがわかった───2002年8月18日付け日経新聞の「サイエンス」欄を読んで、これはたいへんなことが分かったものだ思った。
 サルの前で、研究者がアイスクリームを食べると、猿が自分でものを食べるときに働くのと同じ脳の領域が活性化した。サルは何もものを食べていないのにも関わらず、他人の行動を見ただけで、まるで自分がその行動をしているときと同じように活性化する未知の神経細胞が見つかった。イタリアの学者ジャコモ・リゾラッティ教授の研究でその存在が確認され、「ミラーニューロン」と名付けられた。
 この細胞の動きは、「あたかもサルが脳のなかに鏡を持っていて、他人の動作をそっくり写し取り、自分の頭のなかで、その動作を仮想的に反復している」(同紙)ように見えるという。
 このミラーニューロンの働きが、人間の持つ共感とか思いやりを可能にしているのではないか。また、お母さんが赤ちゃんに話しかけるときに、ミラーニューロンが活性化して、赤ちゃんが頭のなかでお母さんの口の動きを仮想的に再現し、その繰り返しでついに赤ちゃんは話せるようになると考える研究者もいるという。
 筆者は、フェティシストがフェティッシュな対象物(ボンデージファッションに身を包んだ美女)を見て興奮するのは、自分がそういうふうになった場合の状況を想像することによって引き起こされると考えている。たとえばボンデージギャルが、股のジッパーを4センチだけ開けてアナルに極太バイブをつっこんで夢中でオナニーしている様子を見たときに、すぐに頭のなかで自分がそういう格好をして同じオナニーをしている様子を想像することで、たちまちにして海綿体に血流が促される、というわけだ。
 目で見た対象物を自分に置き換えて仮想的に頭のなかで再現する、まさにこのプロセスこそ、ミラーニューロンの働きそのものではないか!?
 日経新聞の記事には、「「心」や「感性」といったとらえどころがないものを、ミラーニューロンを手がかりに脳と結びつけて科学的に解明できる可能性がある───哲学者や心理学者はこう考えて関心を寄せる」とある。心と感性の働きに他ならないフェティッシュについても、やはりこのミラーニューロンを手がかりに、脳と結びつけて科学的に解明できそうだ。
 フェティシストは、最初こそ、テレビやビデオ、印刷物などメディアからフェティッシュなイメージを見つけてそれを見て楽しむだけだが、それはまさに序の口にすぎず、次第に自分が選好するものに「フェチ」という共通テーマがあることに気づく。そしてそのフェティッシュを成立させている要件(ブーツを履いている、キャットスーツを着ている、ボンデージしている)を発見し、自分もやってみたくなる。この流れは、まさにミラーニューロンが司っているのではないか。写真を見て自分がしたときの脳の領域が活性化し、性的に興奮する。この時点ではまだバーチャルだが、実際にやってみる(赤ちゃんが話し出すレベル)ととんでもなく興奮することが分かり、以後すっかりフェティシストになる。一度話し出した赤ちゃんが、二度と話さなくなることがなく、むしろどんどん巧みに複雑多岐にわたることを話し出すのと同様に、フェティッシュも同じように、どんどん広がり、深く私たちの心と体を支配するようになる。フェティッシュ・プレイは、一個人のなかでどんどんマニアックに、直接的に、性的になっていくのだ。
 いかがだろうか。私たちは、幼少時に、おそらくテレビか雑誌、身近なエッチなお姉さんなどを見てしばしばミラーニューロンが働き、そうしたフェティシュな他者の行動を自分のものとして脳内で再現することを繰り返すうちに、「フェティシスト」となったのだと考えられる。
 ここまで考えてくると、ミラーニューロンがある種の学習効果をもたらすことは明らかだ。学習とはそもそも、インプットとアウトプットによる行動の習慣化のプロセスといえる。それまで出来なかった行動(表現・思考)が、無意識でもできるようになる。学習の結果である。私たちフェティシストにとって、学習とはより強い興奮をもたらすプレイ方法やプレイ環境、プレイヤー同士のやりとりを発見し、自分のものにして実践することに他ならない。
 これまでは、ブーツはいいけど、ショートブーツやイヤだとか、光沢素材はいいけど、タイツはダメなどといった偏りがあった。しかしこれも学習すれば「快感」に変えることが出来るかも知れない。もっともこの学習の意味は???だが。しかしたとえば、アナルにモノを入れるなんてことがまったく不快そのものだったのに、自分が女であることを想像し、フェティッシュな格好で武装したまま犯される状況設定をバーチャルにイメージしながらアナルにモノを入れようとすると、もう入れて欲しい、という欲求しか出てこなくなる。こんな学習なら、それによってアナルの快楽が見つかったわけで、有意義といえよう。もちろんそれで実際興奮しながら入れてみて、相変わらず気持ちよくはないんだけど、とにかく強烈に入れて欲しい(正確には入れたい)と思って入れるのでかなり興奮がある。これが全体として射精を導くことは間違いない。このように、感覚だけではなく、脳のバーチャルなイメージに連動させてオーガズムを導くことは、まさに高度なミラーニューロンの学習なくしてあり得ない。
 今後はオルタフェティッシュは、こうしたフェティッシュな性快楽をより強烈で深遠な、エキサイティングな活動にするための「学習プログラム」を考えていきたいと思う。

2002.8.24

 
 
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