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マーキス No.23 |
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原題:MARQUIS No.23 雑誌 146p(オールカラー) MARQUIS 2001年 ドイツ 大きさ:W21H29.7D6 修正個所あり ←画像クリックで拡大
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フェティッシュコード | 【アイテム】アイテム系キーワード SF系エロティックコスチューム ガーター ガスマスク グローブ コルセット ショートブーツ ディルドー 半透明ラバーアイテム PVC ビスチェ ピンヒール メタル・アイテム ラバーキャットスーツ ラバーストッキング ラバーブラ ラバーマスク ロングブーツ(編み上げ) ロングブーツ(ジップアップ) 【アクション】エロティックポージング | エディターズレビュー | 世界中のフェティッシュ・シーンをくまなく伝えるフェティッシュ・ジャーナリズムの金字塔、マーキス。今号も、ビジュアル、テキストともに他誌の追随を許さない。大充実のフェティッシュマガジン、マーキス最新号を是非オルタ・フェティッシュでお買い求め下さい。
(▲印は各 ■コンテンツの中からエディターが任意に抜粋し紹介しているもので、ほかにも内容はあります)
■表紙は透明ラバーとハイヒールがテーマ。
■フェティッシュ特集とインタビュー
▲フランソワがインタビューするのは、世紀の変態奴隷男、「LG-Leathers」。尿道に差した金属棒、乳首、体中を拘束するハーネスから電流を流しながら自らの肉体を完全拘束・コントロールすることで快楽を感じる。インタビューは彼の幼年時代のインパクトのある思い出を訊ねるところからはじまる、スリリングなもの。コントロールされることが、彼にとって非常に重要だ。航空ショーのパイロットがかぶっていたヘルメットに鮮烈な印象を受けたという幼年時代の記憶から最近の危険なプレーの心境まで。他人事とは思えず、英語にも関わらず読みふけって時を忘れる。何本もの金属やゴム製のチューブがつながった全頭ガスマスク、手を肩までがんじがらめにする革製の手の拘束具で完全に固定された気の毒なスレーブのフォトが添えられていて鮮烈。
■フェティッシュ・ファッション
▲マーキスの最新ファッションカタログが、2001年秋に出た。ラインナップにはハウス・オブ・ハーロットなど有名どころも参加。真夏のラス・ベガスで撮り下ろしたフォトはモデルがディータとイブ。もちろんアイテムはラバー製。豹柄・飴色半透明などハイ・センスなファッション・アイテムが目白押し。
▲シモン・Oのファッション特集。カラーがトレンド。長年、パーティーなどで見られるラバーのコスチュームは黒がほとんどだった。しかし今や信じられないほどカラフルな色のラバーを見られる。ターコイズ、パープルなどの色はもちろん、ベルボトムを思わせる70年代風のかたちも楽しい。トランスペアレント(透明)ラバーも熱い!
■フェティッシュ・アート
▲シビル・ジョホーの、トリキシという女の子が主人公の漫画。
▲ガモットのビザール・ギャラリーのイラストはキツイ顔をしたドミナがドラム缶の上でタバコを吸っている。ネック・コルセットとラバーのワンピースが丹念に描き込まれている。
▲フィンランドの女性アーティスト、アンナ・クリタスは、ラバーマスク、ギャグ、ディルドー、バランスを失いそうなくらい高いハイヒールがマストアイテムのイラストを描く。インターネットでも見ることができる。アクリル画がメインだが、木に描くこともある。ベットの脇で、赤いハイヒールをなめながら、ラバーマスク、ラバーグローブ、ラバーブーツを履いた女性がオナニーしている様子のイラスト、ラバーガールのプロレスのイラストなど。ホームページを見てみたけど、結構いい。絵は日本円で数万円で売っているようだ。
▲アメリカ人イラストレーター、ロビン・シンプソンは世紀の不道徳ファッション、編みタイツ、ハイヒールブーツをポップに描く。女の子がガチガチに拘束されたボンデージ・イラストもあるが、どこかユーモラス。
▲普通、SMの女王様を英語でいうと「ドミナトリクス」(ナ、にアクセント)。ムチやブーツは「女王様の権威付け」には有効だが、それ以上に「ハートアンドマインド」がものをいう。マダム・ドゥ・モービルのSM小説「イシスの奴隷」(モノクロの雰囲気あるイラストはサーダックス)が、その名もスティレット・ブックス(ハイヒール・ブックス)からリニューアル出版された。イラストとともに作品を紹介。
▲シンプルなラバーのキャットスーツ(肌がまったく見えない)に、ロングブーツ、コルセット、ガスマスクの女性が、乳首を屹立させてこっちを見ているイラストは、トム・ポルタの新作「ガール」。それにしても、こうしたフェティッシュイラストが、芸術として完成され、ひとつのアートフォームとして存在感を放っているというのが、彼我の文化の差を感じさせる。とにかく、向こうのアーティストの、フェティッシュ作品への力の入れようは半端じゃない。
■フェティッシュ写真
▲ロスを拠点とするアメリカのフォトグラファー、スティーブ・ディエット・ジョージの、10年におよぶ彼の活動の集大成ともいうべき写真集が、スイスの出版社、エディション・スタンメルから出版された。何点か写真が掲載されている。ラバー、全身タイツ、グローブ、コルセット、編みタイツ。フェティッシュなアイテムを、これほどカジュアルに、明るく撮れる写真家を私は知らない。おそらく、モデルの天真爛漫さと、カリフォルニアの太陽が、作品にこれ以上ない明るさをもたらしたのだろう。
▲クリストファー・モーゼの「セックス・ミー」は、著名なフェティッシュ・フォトグラファーの初ビデオ作品、「セックス・ミー」からのカット・オフ。野性味あふれるヴァンプな女性が、きわどいラテックスファッションに身を包んでこっちをにらんでいる写真はどれもかなりグッド。このビデオは、普通のフェティッシュビデオに比べ、ハードなセックスシーンが多いとのこと。
▲ピーター・W・ツェルニヒがナターシャを撮り下ろし。「マーキスで働きだしてからは、新しい自分を発見したわ」というナターシャ。スポーティーでパワフルなフェティッシュ・セックスイメージは男性のみならず、多くの女性たちから広く共感を集めるに違いない。
▲カナダ人「素人フェティシスト」ビアンカはスッカリプロのフェティッシュ・モデルに。今回はカメラマン、マーティン・ピローと一緒に旧大陸のフォトセッションツアーを敢行。ビアンカのウェブサイトを読むと、最初は「彼氏に薦められて」「恐る恐る」フェティッシュな服を着させられ、写真を撮られたなどと書いてあって、今となっては信じられない初々しさ。表情のバリエーションが豊富で、魅力的なビアンカを、歴史的建造物とおしゃれなラバーウェアとともに魅せる。
■フェティッシュアートとメディア
▲家庭で楽しむためのフェティッシュ&ボンデージギアの工房「フェッターズ」がロンドンのにオープン。
▲キンキーでキュートなラテックス・ウェアを作るデザイナーのポリー・パンドモイムがロンドンからサンフランシスコに居を移し、自らの会社「モラル・マイノリティー」を立ち上げたという話題。ハウス・オブ・ハロットやリビドに近いテイスト。
▲日本でも一気呵成の宣伝で話題となったらラ・クラウト主演の映画「トゥーム・レイダー」。彼女が筋肉隆々の身体に身に着けた装備はたまらなくフェティッシュ。ラバーもビニールもないけど、彼女はミレニアムのフェティッシュ・イコンだ!
▲アムステルダムにオープンしたCocoonの支店。
▲他にフェティッシュなCDジャケット、広告、映画、ビデオ、写真集、イラスト、ミュージッククリップを紹介。
■フェティッシュパーティーとイベント
▲2001年春に日本とモスクワで行われたトーチャー・ガーデンの模様。ただしなぜか1ページしか割かれていない。しかしそのなかでeo氏のスナップがひときわ目立っていた。
▲2001年6月に、ラスベガスで伝説のミストレス、アントニエッタによって催されたイベント「ドレス・トゥー・スリル」。モットーはコンバージェンス(集中)。彼女の素晴らしいチームによって、他では見られない最高のショーが行われた。スナップからは会場の熱気と興奮が伝わってくる。ショーのクォリティーはパリのファッションショーに並ぶと、記事は伝えている。
▲他にイタリア・ラスベガスで行われたフェティッシュ・パーティ、そしてパリのフェティッシュ・フィルム・フェスティバルについてのレポート。 |
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