【アイテム】ラバーブラ,ロングブーツ(編み上げ),ロングブーツ(ジップアップ),ショートブーツ,ピンヒール,ラバーストッキング,ラバーキャットスーツ,ラバー全頭マスク,ガスマスク,グローブ,コルセット,鞭,SF系エロティックコスチューム,半透明ラバーアイテム,チューブ,ラバー修道女,ラバーワンピース,轡(くつわ),ビスチェ,ラバーメード 【アクション】ボンデージ(鎖),マスターベーションっぽい振り付け,セックスっぽい振り付け,ラッピング,エロティックポージング,酸欠(悶え),調教(SM),スパンキング |
巻頭言
フェティッシュシーンではもう女性探しはまったく不要になった。まわりを見渡すと、かつて無いほど大勢の女性フェティシストがいくらでもみつかる。本当に驚くばかりだ。彼女たちは、あこがれの対象から、自らをどんどん、フェティッシュデザイナーやシーンをリードするプレイヤーへと自分を変えている。ファッションデザイナーやフォトグラファーのあいだでは、かつてなくラテックス製のコスチューム、ハイヒール、コルセットがトレンドを盛り上げてきているし、受け入れられている。そして驚くことは、もう一つある。新たにシーンに登場するフェティッシュガールたちの若年齢化だ。
ダークスパイ誌やビザール誌の誌面では、ファンタスティックなラテックススーツを身につけ、厚盛りメイクを決めて、ピアスやタトゥーも盛りだくさんな若い女の子をいくらでも目にすることができる。そうした彼女たちの一部は学生のようだ。今日、ラテックスコスチュームは間違いなく、若い女性たちのワードロープの一隅を占めるマストアイテムになっている。もちろん、Lady GagaやKatie Perryの功績は大きい。MARQUISのある若いスタッフの卒業論文テーマはラテックスファッションブランドのための販売促進キャンペーンだったなんて話しもある。
ツイッターやフェースブックの時代にあって、革命(中東のネット革命)だけが早いんじゃない。若い人たちのあいだで進展するものすごい変化、展開の早さもかつて経験したことがないくらいだ。彼らは自分を、タブーや偏見の束縛から解き放ち、人とはまったく違う、挑発的な存在になりたがっている。彼らにはもはや、いかなるロールモデル(役割規範)も要らない、なにしろ自分で自分を発明する。彼らはもはや古いメディア、たとえば印刷された雑誌でさえ必要としない。相変わらずMARQUISやヘヴィー・ラバー・マガジンに出たがる人がいることは間違いないが、雑誌に出たいからといって彼らがその雑誌を買いたいと思っているかどうかは別だ。そして、結論からいうと、ずばり買おうとか定期購読しようとは彼らはまったく思っていないのである。ああでもこれって、フェアじゃないよね……。
この号では、カラフルでユニークなラバービザールワールドを堪能できる。エンジョイ!
主な内容
号を重ねる毎に、モデル、コスチュームの着こなしのクォリティが高まっている。完璧なプロポーションをエロティックに強調するのはモデルにピッタリのサイズで作られた、光沢を放つラバーコスチュームの数々。美しい写真たちはフェティッシュという狭い「性癖」から私たちを解き放ち、美の普遍へと誘ってくれる。インターネット時代とはいえやはり紙に印刷された写真の美しさをたしなむのは普遍だと認識をあらたにできる。海外のマニアックな写真雑誌の購読はお金持ちにだけ許された特権的な趣味になるのだろうか?
ラバー・ビューティ
グラビア特集4本。
ラバー・ファッション
Rubber55はボンデージ、病院、日常家事、レズプレイ、ハイファッションなどあらゆる領域にラテックスファッションのモチーフを見いだす。ショッピングサイトも備える英国の高級ラテックスファッションブランド。表紙のメタリックシルバーのラバーマスクとワンピースもこのブランドのもの。このグラビア特集はそのままカタログとしても楽しめる。Http://www.rubber55.co.uk/index.html
ラバー・フォト
ピーター・F・カーツ……全身ビッチリ、隙間なくラバーで覆った美女が気の毒な奴隷(男)を責め立てたり、本格的なボンデージ装具や拷問椅子が地下のダンジョンに置かれているカットなど。武器を持ってたり、ソフトなレズプレイをしていたり、ホテルでお茶を楽しむカットなどとにかく金のかかったであろうロケの賜。
ウェブレビュー
今回はフリークス・インサイドというサイトを紹介。会員にならなくても、画面では絶対に得られない高い満足感を味わえる、プリントフォトの数々を楽しもう。フェティッシュなサイトのオーナーがこれだけ質の高い写真を提供するのも、歴史あるヘヴィーラバーマガジンだからこそ。
ラバー・ストーリーズ
小説1本。
ラバー・エクストラ
ネットで見つけた写真特集、読者投稿写真とエピソード、誌上通販。
|