【アイテム】ラバーブラ,ロングブーツ(編み上げ),ロングブーツ(ジップアップ),ショートブーツ,ピンヒール,ラバーストッキング,ラバーキャットスーツ,ラバー全頭マスク,グローブ,コルセット,鞭,チューブ,ラバーワンピース,ビスチェ,迷彩柄のラバービキニ 【アクション】エロティックスタイル,エロティックファッション,ポニーガール変身プレイ |
巻頭言
あなたのフェティッシュライフを楽しむ手段は、今かつてなく豊富に用意されている。街を歩く、ドレスコートパーティーをアレンジする、週末ホテルを借り切ってパーティーを開く、DVDやフェティッシュアートのコレクションをする、オリジナルプリントを集める、フェティッシュ小説を読む、ネット見る等々。でもなんと言っても、彼女、彼氏が同じ趣味で盛り上がるのが最高にいい。男ばっかりなんてのは遠い昔。今はフェティッシュを楽しむ女子がいくらでもいる。みんなフェティッシュモデルにあこがれている。フェティッシュ出版業をはじめたのは、20年前だけど、当時はフェティッシュモデルなんて、モデルエージェントから断られることもしばしば、モデル探しに苦労した。でも今は全然違う。フェティッシュな要素は、今では文化、カルチャー、メディアでありふれたものになった。ミュージックビデオからスタートして、民放やハイファッションなど、いろんな領域で取り入れられてきた。ディータにみんなあこがれて、うちのプライベートフォトセッションに応募してくる女の子が後を絶たない。今号でも、そこで撮れたとびきりの子たちを紹介しているよ。見てね。フェティッシュモデル体験は、彼女にとってキーになる体験。その後、自信を得てイベントのモデルをしたり、ウェブサイトで写真を公開するようになったりというかたちで「デビュー」を飾っていく。ピーター・W・ツェルニヒ
ピックアップ抄訳
今号、表紙は珍しい迷彩柄のラバービキニ。コマンダーっぽくてエロい。ツボです。ビザールやSMという枠から頭ひとつ出た感じの、前衛的なアートビジュアルマガジン。今号は、82ページから6ページに及ぶPolymorphe(www.polymorphe.com)の「コミックふうにページわりされた企業広告。カナダ出身のラバーファッションモデル、ビアンカ・ビショップが超変態ラバーフェチのキャリアウーマンに扮していて、これがかなり見物。ページごとに訳します。
82ページ
職場での長い一日が終わると、私はいそいで馬小屋に駆けつける。ここで行われる超やばいことに、昼間のあいだ、私の心の準備はできていただろうか。この変身遊びの敷居はかなり高い。馬小屋で、まわりを見回すと、心配よりも期待感が強くなる。
ふいに体の芯を稲妻が走るように身震いする。なんでこれって、こんなに興奮するんだろう? もうはじめちゃお。もうあとに戻れないよ。今夜は。
もう私は彼女のもの。彼女のペット。彼女の欲望の対象物で、彼女の命令に応ずるがまま。なぜなら彼女が私を「所有」しているから。
(ネクタイを外し、黒のフォーマルなスーツを脱ぐと、下にピンク色の薄い透明ラテックスキャットスーツを着ている)
83ページ
命令に従って、この馬小屋へと駆けつけたの。一日中、体中から出ていたこの密着していたラバーキャットスーツの甘いにおいで、忘れることができなかった。スーツを脱ぐと、悦びで体が小刻みに震えているのが分かる。彼女が私のために準備しておいてくれたスーツケース。この中に、私の変身プレイに必要なアイテムすべてが入っている。
(スーツケースを取り出して、なかから黒のラバーキャットスーツを取り出す)
84ページ
いよいよね。教えられたとおりに、今日一日着ていたピンクのキャットスーツは着たまま。その上から、これを着るなんて。さすが、彼女ったら、悪魔的な天才ね。もう彼女は、私のこと全部知り尽くしてるんだ。強烈なエクスタシーが、甘美な苦痛を運んできた。(ピンクのキャットスーツの上から、黒のキャットスーツを二重に着てコルセットやポニーブーツを履き、仁王立ちになるビアンカ)
すごいキツい!
ずっと長い間、たくさんのラバーを重ね着して得られる感覚を夢に見てきたわ。でも今は夢じゃない。彼女のための準備はすっかりできてる。私の皮膚は、たくさんのラテックスを激しく求めている。
(チューブのついた呼吸用のマスクを着けた上から、ラバーの全頭マスクを被り、馬小屋の中で横たわる)
86ページ
大きく息を吸い込んで、きょう最後の、そして最大の変身に備える。
(巨大な馬の頭部のかたちをしたラバー製のオブジェを頭からすっぽり被り、ポニーグローブ(!)をはめる)
私はもう私じゃない。私は「It」(それ)になった。私は、彼女の妄想を体現したオブジェになったわ。そう、壮重なポニーガールに!
87ページ
(馬状態のポニー・ビアンカが前足を上げていなないている)
ヒヒーン(←書いてないって 編註)
多くは語りませんが、これを読みながらページを繰ると、無性にキャットスーツ着たくなります。おすすめ。ちなみに原文で「she」という主語が出てきたため、「彼女」と訳しましたが、別に誰かがいるのではなく、あくまで主役の頭の中の想像上の人物あるいは別人格として読むのが吉でしょう。人間の二面性や、変身というこの広告コミックの主題をイメージしながら読んでみましょう。いやーこれ、多感な高校生に見せたらかなりハまるひと出てくるよ。
主な内容
マーキススタイル、アツコクドウなどグラビア特集4本
Swayの赤のキャットスーツに黒のボンデージベルトがかっこいい。
フェティッシュ特集とインタビュー、記事7本
フェティッシュファッション、記事3本
フェティッシュ・ストーリー、小説一本
フェティッシュ・アート、2作家
フェティッシュ・フォト、5作家
コラム、記事5本
フェティッシュアートとメディア……本、DVD、CDなどフェティッシュアートの新作レビュー。
フェティッシュパーティーとアクション……世界中のフェティッシュイベント・パーティーレポート。
サムネール
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